前場コメント No.17 コーセー、デジタルアーツ、ポーラオルビス、広済堂、IBJなど

2019/05/23(木) 11:31
★10:36  コーセー-SMBC日興が目標株価引き下げ 目先はTarte欧州進出などに注目
 コーセー<4922.T>が反落。SMBC日興証券では、目先はTarte欧州進出やALBIONの大型新製品発表に注目。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は20060円→19010円と引き下げた。
 前19.3期4Q業績は、ALBIONや米Tarte事業を中心に原価率やマーケティング比率が悪化し、市場期待値を大きく下回った。今20.3期は上期を中心に代購規制の影響が懸念されるうえ、Tarteは増収モメンタムの回復に向け、高水準のマーケティング投資が継続するとみられ、連結営業利益成長率は9%へ鈍化する見多し。目先は2QのTarteの欧州進出効果や、3Q以降のALBIONの大型新製品上市で増収基調を回復できるか注目。

★10:37  デジタルアーツ-底堅い 「i-FILTER」と警報装置との連携オプション提供開始
 デジタルアーツ<2326.T>が底堅い。同社は23日に、児童・生徒が自殺関連サイトへのアクセスを試みた際に、学校側が即座に対応できるよう、「i-FILTER(アイフィルター)」のアラート通知機能と警報装置を連動させるオプション製品の提供を開始すると発表した。
 児童・生徒が学校内のコンピューター室で自殺関連サイトへアクセスを試みると、「i-FILTER」でブロックすると同時に指定された教職員、および、警報装置へのメール通知が実施される。警報装置はメールを受信すると直ちに大音量で警報を鳴らす。警報を受けて教職員が生徒のもとへ駆けつけることで、これまでは気が付くことができなかった自殺関連サイトへのアクセスを試みた悩みを抱える児童・生徒を発見することが可能になるとしている。

★10:40  ポーラオルビス-SMBC日興が目標株価引き上げ 代購影響が一巡する3Q以降の注目銘柄
 ポーラ・オルビスホールディングス<4927.T>が小高い。SMBC日興証券では、新製品効果が判明し、代購影響が一巡する3Q以降の注目銘柄と推奨。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は4480円→4630円と引き上げた。
 今19.12期1Q営業利益は67億円(前年同期比32%減)と、SMBC日興予想91億円を26%下回った。これは主に(1)健康食品「インナーロック」を中心に中国の代購規制の影響をうけ、POLA国内既存顧客の販売が減少したことと、(2)ORBIS事業で新製品にかかる追加のマーケティング投資を実施したことが背景。
 上期は代購減少で減益も、5月以降の新製品効果と海外成長に期待。主な注目点は以下の3点。(1)中国EC規制によるPOLAの中国籍BDの販売活動への影響、(2)POLA美白新製品とORBIS「ディフェンセラ」の収益寄与、(3)Jurlique事業でダウンサイジングによる黒字化の可能性。

★10:41  広済堂-反落 南青山不動産のTOB不成立を発表
 広済堂<7868.T>が反落。同社は23日、旧村上ファンド系の南青山不動産が実施していた公開買い付け(TOB)が不成立になったと発表した。応募株式総数は42万7000株で、買付予定数の下限910万0900株に満たなかった。
 同社をめぐっては1月に米ベインキャピタル系によるMBO(マネジメントバイアウト)の実施が発表されたものの、買付価格が適正ではないとして南青山不動産が対抗TOBを実施した経緯がある。
 ベインキャピタル系MBOは4月に不成立となり、南青山不動産によるTOBの行方が注目されていたが、どちらも不成立となった。

★10:45  IBJ-続伸 名古屋銀行の社員・親族向けに「婚活」支援する「福利厚生プログラム」提供開始
 IBJ<6071.T>が続伸。同社は23日に、名古屋銀行<8522.T>の社員および親族を対象に婚活支援を行う「福利厚生プログラム」を開始と発表した。
 名古屋銀行の独身社員および2親等以内の親族に限り、同社が提供する一部サービスを特別優待価格で利用できる。サービス対象は、「IBJ日本結婚相談所連盟」に加盟する全国の優良加盟相談所、直営結婚相談所「IBJメンバーズ」、婚活パーティーサービス「PARTY☆PARTY」となっている。


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