前場コメント No.1 Jパワー、エーザイ、そーせい、ワタミ、野村HDなど

2019/05/24(金) 11:30
★9:00  Jパワー-買い気配 大和が「1」へ2段階引き上げ 2020年度の増益が織り込まれれば株価上昇へ
 Jパワー(電源開発)<9513.T>が買い気配。大和証券では、2020年度の増益が織り込まれれば株価上昇へとコメント。投資判断を「3(中立)」→「1(買い)」、目標株価を2730円→3280円と引き上げた。
 経常利益が2018年度では前年度比33%減となり、2019年度会社計画は同12%減の見通し。2019年度の経常減益は竹原火力のリプレースに伴う2号機(35万kW)の停止によるもので、大和業績予想も同8%減を見込むとした。しかし、2020年度は竹原新1号機(60万kW)が稼働を開始することで同35%増の850億円を大和は予想。
 2020年度大和業績予想PERは7.1倍で、過去3年平均(9.9倍)を大きく下回る。今後1年程度の目標株価は、2020年度大和予想EPS 327.8円にPER10倍を乗じた3280円と算出。

★9:00  エーザイ-CSが「NEUTRAL」へ引き上げ レンビマが株価を支える
 エーザイ<4523.T>が4日続伸。クレディ・スイス証券では、レンビマが株価を支えるとみて、投資評価を「UNDERPERFORM」→「NEUTRAL」と引き上げた。目標株価は7100円→6900円と引き下げた。
 株価は従来の目標株価を下回る水準にまで達したが、AD治療薬アデュカヌマブの開発中止の余波は長引くとみられ、株価の上昇余地は限定的と判断。足元の業績はメルクとの共同開発/共同販売で売り上げを伸ばす抗がん剤レンビマの収益貢献により、来21.3期までは営業利益ベースで平均1000億円を確保する見通し。レンビマはメルクとの協業で順調に伸長し、対象となるがん種が拡大するため一時金220億円と複数のマイルストン収入が見込まれる。
 一方で、AD治療薬BAN2401とエレンベセスタット/Elenbecestatのフェーズ3の結果判明は、BAN2401が22年度1Q、エレンベセスタットが21年度1Qとなる予定。株価の上振れ要因となっていたAD治療薬のニュースフローが当面はなくなる見通し。株価はレンビマの利益貢献を反映するにとどまると考えるとした。

★9:01  そーせい-買い気配 ノバルティスがQVM149の医薬品販売承認を欧州医薬品庁へ申請
 そーせいグループ<4565.T>が買い気配。同社は24日8時30分に、戦略的提携先であるノバルティス社より、ノバルティス社が新規喘息治療配合吸入剤として開発中のQVM149について、医薬品販売承認(以下、MAA)を欧州医薬品庁(EMA)へ申請したことが通知されたと発表した。
 当初2019年4Qに予定されていたこのMAA申請により、同社グループは、ノバルティス社より250万米ドルのマイルストンを受領することになるとしている。

★9:01  ワタミ-売り買い交錯 創業者の渡辺美樹氏が経営に復帰へ 日経報道
 ワタミ<7522.T>が売り買い交錯。24日2時、日本経済新聞電子版で同社が創業者の渡辺美樹参院議員に経営への復帰を要請すると報じている。
 記事によると、6月に開催される株主総会で取締役候補として提案する。渡辺氏が国会議員の任期を終えた段階で本人からの承諾を得る。渡辺氏は参院選に再出馬しない意向を明らかにしており、議員の任期が満了となる7月28日以後に取締役に就任する見通しとしている。

★9:02  野村HD-4日続落 金融庁が業務改善命令と日経新聞報じる 情報漏洩問題で
 野村ホールディングス<8604.T>が4日続落。23日18時、日本経済新聞電子版で金融庁は23日、野村証券と野村ホールディングスに金融商品取引法に基づく業務改善命令を出す方針を固めたと報じている。
 東京証券取引所の市場区分見直しに関する情報を投資家らに漏洩した問題が判明し、社内の情報管理体制などに大きな不備があったと判断した。野村証券に対する処分は2012年、上場企業の公募増資を巡るインサイダー取引問題で業務改善命令を出して以来となる。
 同報道を受け、 野村ホールディングスは同日9時、不適切な情報の取り扱いがあったことは認識しており、重く受け止めているとのコメントを発表している。


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