前場コメント No.7 リクルート、ITbook、ジェイテクト、IDEC、名鉄など

2019/05/24(金) 11:30
★9:17  リクルート-CSが目標株価引き上げ 中期経営戦略は成長路線の継続と評価
 リクルートホールディングス<6098.T>が4日ぶり反落。クレディ・スイス証券では、中期経営戦略は成長路線の継続と評価。投資評価「OUTPERFORM」を継続、目標株価を3700円→3900円と引き上げた。
 前19.3期決算説明会において、中期経営戦略についてコメントがなされた。HRテクノロジー(HR Tech)は、グローバル展開の加速と新規事業、M&A(合併・買収)を推進する。メディア&ソリューション(M&S)では安定的な成長と収益性の維持、人材派遣事業ではグローバルで収益性の改善を目指す。引き続きHR Techが成長をけん引するが、M&Sも安定的な増収増益を実現する方向性に変更なし。マクロ環境の影響を受けやすい人材系事業を運営するが、変化に対する耐性の強化を目指している点が、同社の本質的な強み。今20.3期の会社計画は調整後EBITDAのみ(3100億円~3300億円)で、CS予想は3358億円。

★9:20  ITbook-反落 留学生受け入れによる地方創生への取り組みを開始
 ITbookホールディングス<1447.T>が3日ぶり反落。同社は5月23日午後、子会社であるITbook(東京都港区)が国の方針に沿って、外国人材の採用を地方自治体および地方大学と連携・推進すると発表した。
 取り組み内容は以下の通り。(1)アジア地域の大学と国内地方大学における留学制度の要件調整・アジア地域での説明会開催支援および地方都市大学への留学生の紹介、あっせん、(2)子会社イストによる外国人留学生に向けた日本語教育の実施、インターン先企業の紹介・就職支援・出身国での日系企業への就職支援、(3)国内企業に向けた、外国人材の受入セミナーの企画・開催、人材紹介、アジア地域におけるジョブフェアの企画・開催。

★9:21  ジェイテクト-続落 固定費負担は今後も重くなると見解を変更 「中立」へ引き下げ
 ジェイテクト<6473.T>が続落。ゴールドマン・サックス証券では、固定費負担は今後も重くなると見解を変更。投資判断を「買い」→「中立」、目標株価を1500円→1350円と引き下げた。
 日本の大手ベアリング3社のうち、ジェイテクトは唯一の今期営業増益ガイダンスだったが、想定以上に重い「構造的な固定費負担増}を確認。GS予想/目標株価を減額、投資判断を「中立」に引き下げるとした。
 前19.3期に生じた一時費用(新型下流電動パワステの立ち上げ費用、BS適正化)のはく落が増益効果として今20.3期には寄与するものの、それ以上に固定費増が重く、わずかな増益にとどまるというのが株式市場の期待以下の会社発表の今期計画の前提。前19.3期の費用動向は全般的に会社計画を上回って着地したこと、さらには構造的な開発費増などから、当面は費用先行の時期が続いてしまうとの印象を強く抱いたとした。

★9:23  IDEC-続落 250万株・50億円を上限とした自己株取得を実施 割合は7.60%
 IDEC<6652.T>が続落。同社は23日、250万株・50億円を上限とした自己株取得を行うと発表した。
 実施日は5月24日で、まず自己株式立会外買付取引により、160万株・30億0800万円を上限に取得する。同日、市場買付けにより、前述した枠を上限に自己株の取得を行う。
 なお、上限250万株を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は7.60%となる。株価は軟調な地合いの中で売られているが、安く寄った後には値を戻すなど底堅さも見られる。

★9:24  名古屋鉄道-底堅い 名鉄犬山駅前に新規ホテルを建設 2021年夏頃開業予定
 名古屋鉄道<9048.T>が底堅い。同社は23日に、2021年夏頃の開業を予定する宿泊型ホテルを、名鉄犬山駅前に建設すると発表した。
 このホテルは、愛知県有数の観光地「犬山」の玄関口である同社犬山線の犬山駅に近接。カジュアルなサービスを提供することで、同じく犬山に2021年度下期に開業を予定している「ホテルインディゴ 犬山 有楽苑」と合わせて、犬山で宿泊する顧客のニーズに応えるとしている。


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