前場コメント No.8 住友電気工業、レオパレス21、コスモスイニシア、バリューデザイン、古野電気など

2019/05/24(金) 11:30
★9:26  住友電気工業-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 自動車の頭打ちが全社成長を押し下げ
 住友電気工業<5802.T>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、非自動車の成長は続くが、自動車の頭打ちが全社成長を押し下げると判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1790円→1730円と引き下げた。
 (1)自動車事業は20.3期以降も将来のCASE(Connectivity, Autonomas,Shared, Electric)対応の研究開発費が高水準で続くこと、(2)光ファイバーは需要回復傾向となっているが、価格の大幅落ち込みが予想されることなどにより、利益成長が鈍化するとの見方は変わりなし。
 一方、非自動車事業の成長による自動車事業依存脱却は、実現に向かっているとの見方は変えないとした。しかし、非自動車事業(環境エネルギー、産業素材)と両輪での利益成長を期待していた自動車事業の利益が頭打ちとなることで、全社利益の停滞期入りが懸念されるとした。

★9:28  レオパレス21-3日続伸 レノが連日の買い増しで株式保有割合は16.18%に
 レオパレス21<8848.T>が3日続伸。旧村上ファンド系の投資会社とされるレノ(東京都渋谷区)が、連日のように同社株を追加取得していることが材料視されているようだ。
 5月23日分公表の大量保有報告書(5%ルール)で判明したもの。保有割合は14.13%→16.18%となった。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。
 英投資ファンドのオデイ・アセット・マネジメントがすでに15.62%を保有している分と合わせると31.8%になる。株主総会の特別決議を否決でできる3分の1の水準に近づいてきており、動向が注目される。

★9:29  コスモスイニシア-反発 28万株・1.6億円の自己株取得枠を設定 割合は0.82%
 コスモスイニシア<8844.T>が反発。同社は23日、28万株・1.6億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は6月24日~7月7日。なお、上限28万株を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は0.82%となる。

★9:31  バリューデザイン-続落 4月次の全社取扱高が45%増 ハウスプリペイド事業がけん引
 バリューデザイン<3960.T>が続落。同社は23日、4月次の主要業績指標の状況を発表した。
 全社取扱高は354億円(前年同月比44.5%増)だった。セグメント別では、ハウスプリペイド事業の取扱高が301億円(同58.6%増)、ブランドプリペイド事業の取扱高が54.2億円(同3.5%減)だった。

★9:31  くろがね工作所-軟調 東証に「改善報告書」提出 過年度の決算訂正に関して
 くろがね工作所<7997.T>が軟調。同社は5月22日大引け後に、過年度の決算短信などを訂正した件について、東京証券取引所に有価証券上場規程に基づき、その経緯および改善措置を記載した「改善報告書」を提出したと発表した。再発防止に向けた改善措置などが記載されている。

★9:32  古野電気-8日ぶり反落 中国広東省で生産子会社を設立 現製造委託工場を転換
 古野電気<6814.T>が8日ぶり反落。同社は23日、子会社である古野香港有限公司が中国広東省に有している製造委託工場について、生産子会社に転換するかたちでの新会社設立許可を取得したと発表した。
 近年、広東省では製造委託工場から生産子会社への転換を促進しており、進出先の政府政策に協調し、また経営基盤の安定化を図るべく、設備などを継承する形で独資企業へ転換するとしている。
 生産子会社の資本金は174万ドルで古野香港有限公司の100%出資子会社となる。設立は7月を予定している。


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