前場コメント No.16 マブチモーター、ニフコ、キッコーマン、旭化成、クエストなど

2019/05/24(金) 11:30
★10:49  マブチモーター-野村が目標株価引き下げ 中国市場向けの減収が続くと見て下方修正
 マブチモーター<6592.T>が小高い。野村証券では、中国市場向けの減収が続くと見て、業績予想を下方修正。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は4500円→4300円と引き下げた。
 1~3月期(Q1)決算を受け、自動車電装機器用モーターの売上見通しを減額し、業績予想を下方修正。主に中国の自動車市場向け出荷減が下方修正の背景。同社の成長軸である車載用中型モーターの市場競争環境に目立った変化はなく(中国市場の競争はやや熾烈化も、日本、米国と欧州では同社のシェアが上昇)、株主還元姿勢が積極的(減益計画にもかかわらず今期配当計画は135円に据え置き)であることをも加味し、レーティング「Neutral」は継続。

★10:54  ニフコ-野村が目標株価引き下げ 業績は着実だが割安感はない
 ニフコ<7988.T>が小高い。野村証券では、業績は着実だが割安感はないと判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は3150円→3050円と引き下げた。
 日本にて車1台当たりの売上高増加が続いている点は好印象で、商品開発や提案営業での強みを活かして、今後も車1台当たり売上高の増加は続く見込み。増収が続く日本で堅調な業績が予想されるほか、収益性の改善が課題であった北米での今後の利益回復もあり、業績は着実な拡大が続くと予想。一方、北米を中心とする海外での収益性改善や新商品の立ち上げ面に課題は残っていると野村では見ているとし、国内外での収益性が改善・上昇するかに注目するとした。

★11:03  キッコーマン-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 日本と北米の利益予想を減額
 キッコーマン<2801.T>が4日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、日本と北米の利益予想を減額。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は6100円→5500円と引き下げた。
 国内事業の高付加価値化戦略の進展が遅いことや、北米事業のコスト環境が従来の想定以上に悪化していることを反映し、業績予想を減額。海外事業をコアとした同社の中長期的な成長力は不変だが、昨年のような期待先行でバリュエーションを切り上げる局面ではないと考え「Neutral」を継続。

★11:05  デンソー-底固い MaaS関連で米市場参入 2021年めど
 デンソー<6902.T>が底固い。24日付の日刊工業新聞は、同社がコネクテッドカー(つながる車)やサービスとしての移動「MaaS(マース)」関連サービスで米国市場に参入する方針と報じた。記事によれば、2021年をめどにサービス基盤を提供するとしている。

★11:11  旭化成-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 20.3期は会社計画未達を予想
 旭化成<3407.T>が小高い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今20.3期は会社計画未達を予想。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1140円→1090円と引き下げた。
 株価は旭化成の中期的な業績拡大を織り込んだ水準と考え「Neutral」を継続。業界最大手INEOSのアクリロニトリル(AN)供給問題は7月下旬まで続く見通し。トラブルが頻発するANの同社の安定した生産実績に対する評価は、今後高まると考えられる。また、AN需給バランスが当面タイト感を維持する可能性は高いと想定。さらに、同社の4月までの受注実績を踏まえ、住宅事業を従来比で若干上方修正。ただし、医薬・医療事業とクリティカルケア事業は前19.3期実績を踏まえ、若干下方修正。なお、同社の今20.3期業績計画は化学製品需要、国内住宅需要に関して、やや楽観的と考えるとした。

★11:23  クエスト-東洋が新規「BUY」 クラウドやセキュリティの成長期待が織り込まれそう
 クエスト<2332.T>が反発。東洋証券では、投資判断「BUY」、目標株価1150円として、カバレッジを開始した。
 5月14日に通期決算を発表、21日にアナリスト向け決算説明会が開催された。同社では、顧客に対して付加価値がより高いクラウドやセキュリティのソリューションを提供することにより、収益性を向上させたいとしている。例えば、マルチクラウド統合運用サービスでは、顧客のデータセンターとアマゾンやマイクロソフトなどの複数のパブリッククラウドに跨る運用サービスを顧客視点で一括して提供する。一方で、新技術、新ソリューション、プロフェッショナル人材育成に先行投資を行い、新技術を仕込んでいく計画だが、これらの先行投資はコスト増加に直結することから、同社では今期について減益を予想。
 投資判断については、クラウドやセキュリティサービスなどの成長期待が織り込まれることにより、今後6カ月間の株価騰落率がTOPIXの騰落率を上回るとみて新規に「BUY」とした。


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