前場コメント No.1 北陸電力、キタック、住友大阪セメント、東海染工、Nutsなど

2019/05/27(月) 11:30
★9:00  北陸電力-買い気配 三菱UFJMSが「OW」へ引き上げ 20.3期は増益を予想
 北陸電力<9505.T>が買い気配。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、七尾大田火力2号機の運転再開で、今20.3期は増益を予想。投資判断を「Neutral」→「Overweight」、目標株価を970円→1090円と引き上げた。
 七尾大田火力発電所2号機(発電能力70万kW、燃料は石炭)の運転再開による増益の可能性について、まだ、株価に十分には織り込まれていないと考え「Overweight」に引き上げ。2018年9月からタービン損傷で停止していた同2号機は、2019年2月に応急措置をした発電能力(予想65万kW)で運転を再開した。今20.3期予想では、同2号機の運転再開により、相対的に割高な石油火力の発電量が減少し、割安な石炭火力の発電量が増加することにより、燃料費が減少する影響を前年比130億円増益と見込むとした。

★9:00  キタック-買い気配 上期営業益を上方修正 増収や原価低減が寄与
 キタック<4707.T>が買い気配。同社は24日に、19.10期上期(10月21日-4月20日)の営業利益予想を従来の2.6億円から4.1億円(前年同期比55.5%増)に引き上げると発表した。前期からの繰越業務が18億9200万円あったことや業務の進ちょく率が当初の想定を上回ったことなどにより売上高が増加した。また、原価低減も寄与した。

★9:00  住友大阪セメント-売り気配 SMBC日興が「2」へ引き下げ 非セメントの不振が懸念材料
 住友大阪セメント<5232.T>が売り気配。SMBC日興証券では、値上げ期待一巡、非セメントの不振が懸念材料と判断。投資評価を「1(アウトパフォーム)」→「2(中立)」、目標株価を5800円→4800円と引き下げた。
 前19.3期に取り組んだ国内セメント販売価格の値上げが一定程度浸透し、国内セメント事業の利益成長期待は現行株価に織り込まれたと考え、投資評価を「2」へ引き下げ。今20.3期業績は国内セメント事業で値上げ効果や原燃料価格下落などにより増益を見込むとしたが、成長事業と位置付ける高機能品事業では、主力のLN変調器は売り上げが大幅に減少し、営業赤字が続いている。現時点では高機能品事業の本格回復は見込めず、業績予想を減額するとした。

★9:00  東海染工-買い気配 9万株・1億円の自己株取得枠を設定 割合は2.70%
 東海染工<3577.T>が買い気配。同社は24日、9万株・1億円を上限とする自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は5月27日~12月30日。上限9万株を取得した際の自己株式を除いた発行済み株式総数に対する割合は2.70%。

★9:01  Nuts-4日ぶり反落 新株予約権発行で23億円調達 医療関連事業拡大のための投資に充当
 Nuts<7612.T>が4日ぶり反落。同社は24日に、Ibuki Japan Fundを割り当て先とする第三者割り当てで第6回新株予約権を発行すると発表した。
 医療関連事業の拡大のための、新規医療施設(第2号施設)の開設支援にかかる投資に充当する。同社は大和証券に新株予約権を18万6000個(行使価額128円、潜在株式数1860万株)割り当て、手取り概算22億7163万6460円を調達する。

★9:01  Nuts-4日ぶり反落 中健健康産業発展と独占販売代理店に係る基本合意書締結
 Nuts<7612.T>が4日ぶり反落。24日に、同社と中国健康産業投資基金管理株式の完全子会社である中健健康産業発展との間で、日本国内にて開設支援を行っている会員制医療クリニックの会員権について、中国市場における当該クリニックの会員権の独占販売代理店に関する基本合意書を締結したと発表した。
 契約期間は2019年5月24日~2024年3月31日で、会員権の販売目標は2000口。なお、両社は顧客の開拓計画として、「グループ企業の優勢を生かし、グループの取引先へ宣伝」や「旅行会社と業務提携し、カスタマイズ した高級観光旅行ツアーの実施」、「医療関連のWebサイトとメディアへ広告の投資による露出度の増加」などの協議を行っているとしている。


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