オンキヨー-大幅安 前期は営業赤字10.5億円で着地 今期は営業黒字転換見込む

2019/05/27(月) 09:05
 オンキヨー<6628.T>が大幅安。同社は24日に、20.3期通期の連結営業損益予想を5.0億円の黒字(前期は10.5億円の赤字)と発表した。  デジタルライフ事業については、好調なワイヤレスヘッドホン・イヤホンや聴こえサポート商品の拡充を図り、ゲーミングをはじめとする新規分野へのビジネスを展開する。OEM事業については、インド合弁会社の生産体制の整備による操業度ロスの解消、およびインドビジネスにおける新規受注の進行により、生産規模の向上と売り上げ規模の拡大を見込むとしている。  併せて発表した、19.3期通期の連結営業損益は10.5億円の赤字(前の期は10.2億円の赤字)だった。AV事業が、国内市場の縮小や欧州子会社における倉庫移管やAqipa社への事業譲渡時の出荷体制整備の遅れに伴う販売の機会損失などで売上高が減少したことにより、減益となった。また、OEM事業の赤字が拡大したことも響いた。  なお、同社は5月21日付でホームAV事業の譲渡契約を締結。それに伴い、20.3期中に同社子会社の異動を含む大きな事業構造の変化が生じ、19.3期決算短信に係る記載内容ならびに業績予想数値の精査・確定作業に時間を要した。そのため、決算発表が決算期末後50日を超えることとなった。
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