前場コメント No.4 日立物流、前田工繊、日野自動車、GAテクノロジーズ、ヴィスコなど

2019/05/27(月) 11:30
★9:03  日立物流-買い気配 中期経営計画を発表 22.3期調整営業利益360億円目指す
 日立物流<9086.T>が買い気配。同社は24日に、2019年度(20.3期)から2021年度(22.3期)を対象とした新中期経営計画を発表した。
 同社グループおよび協創パートナーも含めたデジタライゼーションを推進し、オープンプラットフォームを構築することで、物流領域を基点/起点としたサプライチェーンを実現するとしている。この計画においては、22.3期の目標数値を連結売上高7200億円、連結調整営業利益360億円としている。なお、19.3期の実績は売上高7088億円、調整営業利益312億円だった。
 また、25日付けの日本経済新聞朝刊は、同社と佐川急便を傘下に持つSGホールディングス<9143.T>との経営統合の可能性について、「統合に向かって進んでいるという認識だ。将来の方向性を擦り合わせていきたい」との同社社長の中谷康夫氏のコメントを掲載、前向きな姿勢を示したと報じている。

★9:04  前田工繊-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 主力2事業の成長は続く
 前田工繊<7821.T>が小安い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、主力2事業の成長は続くとみて、投資判断「Buy」を継続した。目標株価は3140円→3000円と引き下げた。
 「Buy」を継続する理由は、(1)ソーシャルインフラ事業(繊維土木資材など)の持続的成長、(2)ヒューマンインフラ事業(「BBS」ブランドの自動車用高級鍛造アルミホイール)の成長局面入りで変更なし。ただし、想定の見直しにより業績予想を下方修正。ソーシャルインフラ事業は人手不足を背景に、防災・減災に関わる公共事業の進ちょくが想定を下回るシナリオを織り込むとした。

★9:04  日野自動車-3日ぶり反発 いすゞと国産初のハイブリッド連節バスを共同で開発
 日野自動車<7205.T>が3日ぶり反発。同社といすゞ自動車<7202.T>は24日に、国産初のハイブリッド連節バスを共同で開発し、近日中に、両社より発売する予定と発表した。
 両社で開発したハイブリッド連節バスは、日本の道路事情を踏まえた車両寸法とし、ハイブリッドシステムの採用により環境負荷にも配慮している。また先進安全装備として、路線バス世界初となる「ドライバー異常時対応システム」を搭載し、安心・安全な交通社会の実現に貢献するとしている。

★9:04  GAテクノロジーズ-続伸 子会社が賃貸管理会社にスマートロック10万台無料提供へ
 GA technologies<3491.T>が続伸。同社は27日8時30分に、子会社であるイタンジ(東京都港区)が、ビットキー(東京都中央区) と高セキュリティなセルフ内見型賃貸サイトの実現を目指すことで業務提携し、ビットキーが提供するスマホから扉の鍵を開閉できるスマートロック「ビットロック ライト」10万台を無料で提供開始すると発表した。
 今回、イタンジは「ビットロックライト」10万台を管理会社へ無料で提供することにより、内見シーンにおけるスマートロックの急速な普及を目指す。これにより管理会社の工数削減とセキュリティの担保を両立し、さらにユーザーがスマホから簡単に予約・キャンセルができ、すぐに内見したいというニーズに応えることができると考えるとしている。

★9:04  ヴィスコ-急落 17万株の立会外分売を実施すると発表
 ヴィスコ・テクノロジーズ<6698.T>が急落。同社は24日、立会外分売を実施すると発表した。実施日は5月27日。分売価格は1410円。5月24日終値1446円を基準として、ディスカウント率2.49%から算定した。分売予定株数は17万2000株。
 東証一部への市場変更における形式要件である株主数の充足を図るとともに、株式分布状況の改善および流動性の向上を図ることが目的。なお、株価は需給悪化懸念から売りが出て大きく下げている。


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