前場コメント No.10 日本通運、花王、TSIHD、フクダ電子、オリックスなど

2019/05/27(月) 11:31
★9:21  日本通運-5日ぶり反発 中国と欧州結ぶ貨物列車の定期運行を開始 日経報道
 日本通運<9062.T>が5日ぶり反発。日本経済新聞電子版は24日、中国と欧州を結ぶ貨物列車の定期運行を6月から始めると報じた。
 記事によれば、週に3便、西安からポーランドやドイツを結ぶ。上海などからも集荷し、トラックと鉄道を組み合わせた一貫輸送で輸送力を高める。コンテナ船より早く、航空便より安価な輸送手段として需要を開拓するとしている。

★9:24  テンポイノベーション -TIWが目標株価引き上げ 高成長持続のために販管費を支出
 テンポイノベーション<3484.T>が反発。投資情報会社のTIWでは、今20.3期は高成長持続のために積極的に販売管理費を支出すると注目。投資評価「1(Buy)」を継続、目標株価を2400円→3000円と引き上げた。
 今20.3期は期末転貸借物件数が1740件(前期比+281件)とさらに拡大し、売上高は前期比+21.7%が見込まれる。ただし、オフィス増床(ビル内での移転を含む)、役員賞与の給与化、人員拡大、知名度向上に向けた広告宣伝などの支出拡大によって、営業利益は+9.2%と売り上げの伸びに比べて低い見通しになっている。会社側は粗利益率は19.3期と同等水準を確保する意向である点から逆算すると、販売管理費は1.8億円程度の増加を見込んでいることになるとした。

★9:24  花王-岩井コスモが目標株価引き上げ インバウンド消費の影響を除くと改善している
 花王<4452.T>が小高い。岩井コスモ証券では、第1四半期業績は減収減益ながら、インバウンド消費の影響を除くと改善していると判断。投資判断「B+」を継続、目標株価は8050円→9800円と引き上げた。
 4月後半以降、株価が日経平均株価をアウトパフォームする展開となっている。マクロ経済に不透明感が増す中、業績が景気変動の影響を受け難いことが真骨頂のディフェンシブ株の代表として、景気敏感株からシフトする投資資金の受け皿となる展開が続きそう。なお、第1四半期は減益スタートとなったが、同社は下期に収益が偏る傾向があり、今後のばん回が可能。今期業績は増益は堅いとの見方を示した。

★9:28  TSIHD-小高い キャロウェイアパレルを譲渡 特別利益を計上へ
 TSIホールディングス<3608.T>が小高い。同社は5月24日大引け後に、子会社のTSIグルーヴアンドスポーツが保有する、キャロウェイアパレルの株式を、キャロウェイゴルフへ譲渡すると発表した。これにより、今20.2期第1四半期連結決算において約10億円の関係会社株式売却益を特別利益として計上する見込み。

★9:29  フクダ電子-みずほが目標株価引き下げ 低バリュエーションも成長シナリオを描き難い
 フクダ電子<6960.T>が変わらずを挟んで3日続伸。みずほ証券では、低バリュエーションだが、成長シナリオを描き難いと判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は8000円→7000円と引き下げた。
 各種バリュエーションは低水準にあるが、流動性が低いことに加え、成長シナリオを描くに足るメッセージが会社側から打ち出されていないことから「中立」を継続。
 ペースメーカーなどの売り上げは治療装置部門に含まれるため、この四半期ごとの売上動向が注目ポイント。想定為替レートは1米ドル110円、1ユーロ125円。1円円高の営業利益へのプラスのインパクトは、米ドルが400万円、ユーロが1300万円と、為替の影響は小さいと指摘。

★9:30  オリックス-もみ合い 米国の配管検査会社買収 日経報道
 オリックス<8591.T>がもみ合い。日経電子版は24日20時に、オリックスが電気やガスなどの地下配管の検査を手がける米アキュマーク(バージニア州)を買収したと報じた。
 記事によれば、米トランプ大統領は公共インフラへの投資拡大を掲げており、成長が見込めると判断した。2年前に買収した水道メンテナンス企業との相乗効果を見込む。買収額は明かしていないが、数十億円とみられるとしている。


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