〔Market Flash〕地銀は割安感なく反転余地は乏しい~SMBC日興

2019/05/27(月) 10:57
【10:55】地銀は割安感なく反転余地は乏しい~SMBC日興  SMBC日興証券では地銀の決算を集計している。上場地銀全行の19.3期連結純利益は前期比6%減、20.3期計画は1%増。ただし、各行の負ののれんやスルガ銀行(8358)の要因を調整すると、19.3期実績・20.3期計画とも1割減益が実態とSMBC日興では判断している。与信費用が特に4Qにかけて急増しており、保守的とまでは言い難い銀行も目立つとのこと。地銀全体では業績動向や金融政策に関する期待感のはく落から、断続的に株価がTOPIXをアンダーパフォームする状況が続いており、ほぼ全銘柄がPBR0.5倍未満、過半が0.3倍未満となっている。ただしSMBC日興では、反転の要素も見当たらないと指摘しており、9割以上の地銀がROE5%に満たない状況では、割安感も特にないと考えている。 【10:20】中国製造の背後に品質向上とマーケティング~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、中国製品がこれまで品質面とブランドイメージで敬遠されてきた国々に受け入れられつつあることを紹介している。そしてその背景には、(1)品質向上と、(2)マーケティングによるブランドイメージの向上―という二つの動きがあると考えている。(1)の背景には、頻繁な訪問を欠かさず顧客ニーズを汲み取り改善を進めるという足で稼ぐ現場力と、「リーン生産方式)などを学ぶ積極的な姿勢があるとみている。(2)に関しては、すでにある資源や強みにあぐらをかかずに、マーケティング努力でブランドイメージを引き上げる努力から来ているとのこと。三菱UFJMSでは、成熟しすぎている一部日本企業が学ぶこともあるのではないかとコメントしている。 【9:35】タイの4月自動車販売は順調な出だし~JPモルガン  JPモルガン証券では自動車セクターに関して、4月のタイの自動車販売が前年同月比9%増の8.6万台と、安定拡大基調が続いていることに注目している。乗用車、ピックアップトラックの2大カテゴリーはどちらもプラス基調を維持しているとのこと。19.3期決算の場において、タイでのプレゼンスが高いトヨタ(7203)やいすゞ(7202)ではタイの19年全需見通しを横ばいから微減で予想しているが、足元の販売は着実な改善トレンドが続いているとJPモルガンでは指摘している。 【8:45】寄り前気配は東邦HD、NOK、東芝テック、リンテックが高い気配値  主力株の寄り前気配では、東邦HD(8129)+20.05%、NOK(7240)+16.03%、東芝テック(6588)+13.94%、リンテック(7966)+13.48%、ケーヒン(7251)+11.45%、メディパル(7459)+11.16%、ADEKA(4401)+11.12%、ジェイテクト(6473)+10.46%、日梱包(9072)+10.22%、レオパレス21(8848)+10.03%などが高い気配値。  一方、サンゲツ(8130)-14.55%、大和工(5444) -7.64%、いすゞ(7202) -7.14%、山口FG(8418) -7.10%、奥村組(1833) -5.67%、荏原(6361) -5.51%、田辺三菱(4508) -5.18%、太陽誘電(6976) -5.04%、セコム(9735) -4.80%、日光電(6849) -4.51%などが安い気配値となっている。
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