前場コメント No.20 王将フード、Eガーディアン、ペプチドリーム、クレディセゾン、トランスコスモスなど

2019/05/28(火) 11:31
★10:56  王将フード-いちよしがフェアバリュー引き下げ 「強い王将」が戻りつつある
 王将フードサービス<9936.T>が4日ぶり反落。野村証券では、「強い王将」が戻りつつあるとみて、レーティング「B」を継続した。フェアバリューは7200円→6700円と引き下げた。
 ここ数年、労務関係の専門家の社外役員を社内役員に登用するなどガバナンス体制を強化してきた。女性幹部の登用も行っている。また、社員教育を強化して大手ファーストフードチェーンに見習い「王将大学」を設立し、店舗運営や調理技術などの向上を進めてきた(19.3期は2000名が受講)。
 今20.3期は直営店で16店舗純増、FC店で同3店舗の純増を会社側では計画。直営店では待遇改善を進めており、人材の定着率が改善して一定数の店舗数純増は期待できるものの、FC店では人手不足の影響もあり、店舗数の大幅な増加は期待できないと、いちよしでは予想しているとした。

★10:59  Eガーディアン-いちよしがフェアバリュー引き下げ 下期から収益性は改善していく見通し
 イー・ガーディアン<6050.T>が小安い。野村証券では、今19.9期下期から収益性は改善していく見通しとして、レーティング「A」を継続した。フェアバリューは3500円→2900円と引き下げた。
 いちよしでは、今19.9期通期を売上高67億円(前期比14%増)、営業利益12億円(同16%増)と予想。売上高は各サービスが堅調に推移し、右肩上がりの推移を見込むとしたが、2Qを踏まえて下方修正。売上高を下方修正するが、営業利益は前回予想を継続。下期(4~9月)には拠点への目立った投資はないとみられ、社員の稼働が高まることで収益性が向上し、大幅増益を予想するとした。

★10:59  ペプチドリーム-続伸 新薬材料求め製薬大手が提携に列 日経報道
 ペプチドリーム<4587.T>が続伸。5月28日付の日本経済新聞朝刊で、ペプチドリームの「特殊ペプチド」技術を求め、製薬大手が提携を求めて列をなしていると報じた。
 記事によれば、白血病治療薬「キムリア」など、1回数千万円かかる高額薬が相次いでいる状況を逆手に、同社はアミノ酸を自在に組み合わせ、「安くてよく効く医薬品」の新薬候補となる特殊ペプチドを1時間で量産できるとしている。

★11:02  クレディセゾン-大和が目標株価引き下げ 潜在的には自社株取得への期待も
 クレディセゾン<8253.T>が3日続伸。大和証券では、政策効果の恩恵に加えて、潜在的には自社株取得への期待もとコメント。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続も、目標株価は1800円→1500円と引き下げた。
 5月の決算発表では、19年度の減益ガイダンスに加えて、一部で期待されていた自社株取得の発表が見送られ、株価は大幅に調整した。一方、PBRが0.3倍台に突入し、割安感が強まる中、(1)10月のキャッシュレス決済支援策の恩恵や(2)潜在的な自社株取得の可能性がカタリストとして注目される。自社株取得は社内でのコンセンサスには至っていないながら、説明会では検討に向けた動きも見出せたとした。

★11:05  トランスコスモス-底堅い 高効率・高機能となったSaaS型モデル「DEC CMS」提供開始
 トランス・コスモス<9715.T>が底堅い。同社は28日に、アクイア(米国マサチューセッツ州)と協業し、同社独自CMS「UrbanCore」の機能を拡張し、高効率、高機能となったSaaS型モデル 「DEC CMS(デック シーエムエス)」の提供を開始したと発表した。
 顧客企業は、「DEC CMS」を導入・活用することで、これまで社内に点在していたWebサイトやマーケティングデータ、ユーザーへの配信方法まで一元管理することができるので、企業として効果的かつ効率的なデジタルマーケティング施策を実現することができるとしている。

★11:11  日産自動車など-続伸 ルノーとFCAの統合提案受けた業績期待で買い
 日産自動車<7201.T>が続伸。連合を組むルノーとフィアット・クライスラー・オートモービルズの経営統合による業績押し上げ効果を期待した買いが入っている。同社とともにルノーと連合を組む三菱自動車<7211.T>も4%超の上昇と大幅に続伸している。

★11:16  イオンFS-大和が目標株価引き下げ 国内では多額の広告宣伝費を計上
 イオンフィナンシャルサービス<8570.T>が小安い。大和証券では、国内では多額の広告宣伝費を計上し、顧客基盤の拡大を図ると注目。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続も、目標株価は2400円→2000円と引き下げた。
 来期予想PERは9.4倍、前19.3期末実績PBRは0.99倍となった。なお、CB(転換社債)希薄化を想定した来期予想PERは9.9倍となるが、事業会社化に伴う自己資本比率の制約緩和を受けて、CBのリファイナンス(19年9月に償還予定)は想定せず、今後は表面のPERに注目するとした。


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