〔Market Flash〕マーケットを覆う霧の中に光も~岡三

2019/05/28(火) 13:35
【13:35】マーケットを覆う霧の中に光も~岡三  岡三証券のウイークリーリポートでは、米中通商協議などグローバル市場を覆う「霧」は深まっているが、「光」が当たる場所は見逃さないようにしたいとコメント。インドSENSEX指数は先週に史上最高値を更新する場面がみられた。また、米国株式市場でも、公益や不動産、生活必需品セクターが市場最高値近辺で市場最高値近辺で推移している。これらの点から岡三では、「霧」の深い相場環境でも冷静にみれば、投資チャンスは意外と多いと考えている。 【12:50】精密機器はますます銘柄選択が重要に~ドイツ  ドイツ証券では精密機器セクターに関して、市場ではディフェンシブ性が高いと表現されがちであるが、主力のプリンティングデバイスに対する先行指標は悪化を示しており、企業の資金需要も弱まってきていることを指摘している。そのため、同セクターへの不透明感は強まっていると判断している。一方、悲観的な先行き見通しの共有により、業界全体として規律の効いた販促活動が行われていることから、需要環境に比べれば利益の悪化度合いは過度ではないと考えている。このような環境下では銘柄選択がますます重要になるとみており、構造改革効果が期待できる銘柄や、製品ミックスの良好な銘柄を選択したいとコメントしている。 【10:50】生保の下期運用では円債増加・外債減少の組み合わせが特徴的~野村  野村証券では、大手生保の決算における18年度下期の運用に関して、今回は円債増加・外債減少の組み合わせが特徴的であったと指摘している。米ドル為替ヘッジコスト高止まりへの対処が課題になっていると野村では考えている。米ドル為替ヘッジ比率は上昇しているため、オープン外債が増えているわけではないとコメント。また、外債購入は社債などスプレッド物が中心とみている。野村では、外債の金利水準が大きく変わらなければ、資金が円債へと回帰する流れが続くと予想している。 【10:25】新興国は下げ一服も戻りは限定的か~東海東京  東海東京調査センターでは新興国市場の見通しについて考察している。先週は通商問題を巡る米中協議の行方をにらみながらの展開となったが、ひとまずの悪材料出尽くしが意識される中で押し目買いの動きも見られた。しかし、米中対立の激化・長期化への懸念が強いことに加えて、23日発表の米欧の5月製造業PMIの悪化で世界的な景気不安への意識も再び強まりつつある。また、31日の中国5月製造業PMIを皮切りに、来週末にかけては米中で重要経済指標の発表が相次ぐ。これらのことから東海東京では、新興国市場では引き続きリスク回避傾向が残る展開を想定している。 【9:20】自動車部品は需要減速に固定費増幅で環境は厳しい~JPモルガン  JPモルガン証券では自動車部品セクターに関して、セクター全体としては厳しい状況にあると考えている。グローバルの自動車生産が横ばいの中で部品メーカー各社は将来に向けた投資局面にあり、固定費負担が重くなっていると指摘。銘柄選別の視点としては、構造的な成長余地と固定費サイクルの2点を挙げており、来期以降の海外でのLED化の再加速とADBの立ち上げによるトップライン拡大の観点から小糸製作所(7276)を推奨している。 【8:45】寄り前気配は住友林、東エレク、スギHD、ニチコンが高い気配値  主力株の寄り前気配では、住友林(1911) +9.32%、東エレク(8035) +8.11%、スギHD(7649) +6.67%、ニチコン(6996) +6.09%、ユー・エス(4732) +5.76%、日通(9062) +5.47%、エクセディ(7278) +5.46%、T&DHD(8795) +5.00%、リンナイ(5947) +4.76%、住友ゴム(5110) +4.27%などが高い気配値。  一方、百五銀(8368) -6.34%、三浦工(6005) -6.24%、洋缶HD(5901) -6.23%、関西ペ(4613) -5.71%、レオパレス21(8848) -5.71%、横河電(6841) -5.08%、ワコールHD(3591) -4.71%、山口FG(8418) -4.70%、日光電(6849) -4.61%、オークマ(6103) -3.94%などが安い気配値となっている。
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