前場コメント No.8 シンメンテ、スリープロ、KDDI、ユーグレナ、gumiなど

2019/05/29(水) 11:30
★9:10  VTHD-TIWが「2+」へ引き上げ 19.3期を底に業績は回復基調と見込む
 VTホールディングス<7593.T>が9日ぶり反落。投資情報会社のTIWでは、前19.3期を底に業績は回復基調とみて、投資評価を「2(Neutral)」→「2+(Outperform)」と引き上げた。
 強気に引き上げる理由は(1)今20.3期の会社計画が実質(20.3期よりIFRSへ移行、会計基準変更の影響除くベース)増益の見込みとなったこと、(2)20.3期計画には上振れ余地が大きいとみること、(3)19.3期を底に業績は回復基調に向かうと見ること、(4)株価指標面が割安(20.3期TIW予想でPER10.6倍、予想配当利回り4.51%など)によるとした。
 今20.3期は、のれん償却停止影響除きで営業増益を計画。TIWでは保守的と見て、計画上振れを予想。

★9:10  シンメンテHD-続伸  立会外買付取引で4万株・8080万円の自己株取得を実施 割合は0.75%
 シンメンテホールディングス<6086.T>が続伸。同社は28日に、立会外買付取引により、4万株・8080万円を上限とした自己株取得を実施すると発表した。取得日は29日。なお、上限4万株を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は0.75%となる。

★9:10  スリープロ-大幅続落 上期営業益47%増も材料出尽くし
 スリープログループ<2375.T>が大幅続落。同社は28日に、19.10期上期(11-4月)の連結営業利益は4.4億円(前年同期比47.0%増)だったと発表した。通期の会社計画8.0億円に対する進ちょくは55.5%となっている。
 BPO事業が、運用支援サービスにおいてヘルプデスクのニーズが底堅く推移したことなどにより、増益となった。また、コワーキングスペース事業の赤字が縮小したことも寄与した。しかし、株価は決算期待で上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★9:10  KDDI-底堅い 通信キャリアの中での選好順位が最も高い 「買い」継続
 KDDI<9433.T>が底堅い。ゴールドマン・サックス証券では、投資判断「買い」を継続、目標株価は3300円→3350円と引き上げた。
 決算後の取材などを踏まえて、業績予想を修正。レーティング「買い」を維持した上で、通信キャリアの中での選好順位が最も高いとの見方を再強調するとした。KDDIは今回の決算において、費用構造の見直しに着手していく姿勢を鮮明にしている。10月に予定されている楽天のMNO事業参入影響について、通信業界にそれほど影響を与えないとの見方をしているが、仮に競争環境が悪化した場合でも、効率化の余地が大きいKDDIが、逆風に対する耐性が最も強いと考えられるとした。

★9:11  ユーグレナ-3日続伸 ミドリムシが脳機能の向上に寄与 ヒト臨床試験で確認
 ユーグレナ<2931.T>が3日続伸。同社は28日に、ヒト臨床試験にて、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)粉末を継続的に摂取することが、脳の状態に効果的に寄与することを確認したと発表した。
 脳の神経細胞の増加に不可欠なたんぱく質である農由来神経栄養因子の上昇、脳からの指令で身体が動く速度(認知機能速度および運動速度)の向上、心の健康スコアの改善を示す研究結果で明らかになった。なお、今回の研究結果は5月17~19日に行われた第73回日本食糧栄養学会にて発表された。

★9:12  gumi-3日続伸 海外子会社の事業撤退を決定 年間6億円程度営業益良化見込む
 gumi<3903.T>が3日続伸。同社は29日8時30分に、子会社であるgumi Europeを事業撤退すること、また事業撤退に伴う特別損失を計上することを発表した。
 今回、選択と集中により経営資源の最適化を図ることを目的とし、gumi Europeの事業撤退を決定した。この事業撤退に係る損失として、20.4期第1Q決算において、子会社整理損として約2億5000万円の特別損失を計上する見通し。なお、事業撤退完了後は年間6億円程度営業利益が良化する見通しとしている。


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