前場コメント No.16 東京海上、古河電気工業、森永製菓、日清製粉G、ニチコンなど
★10:09 東京海上-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 総還元方針に変更はない
東京海上ホールディングス<8766.T>が6日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、総還元方針に変更はないとみて、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は7200円→6900円と引き下げた。
前19.3期の資本調整は総額1250億円。18.3期の1500億円からは減少したが、30年に一回の国内自然災害、極端なイールドカーブのフラット化、約1000億円の買収が同時に起きなければ1500億円の資本調整はあり得たと見られ、今20.3期からもベースケースは1500億円を想定。これまでのエクイティストーリーに変化はないと考えるとした。
東京海上ホールディングス<8766.T>が6日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、総還元方針に変更はないとみて、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は7200円→6900円と引き下げた。
前19.3期の資本調整は総額1250億円。18.3期の1500億円からは減少したが、30年に一回の国内自然災害、極端なイールドカーブのフラット化、約1000億円の買収が同時に起きなければ1500億円の資本調整はあり得たと見られ、今20.3期からもベースケースは1500億円を想定。これまでのエクイティストーリーに変化はないと考えるとした。
★10:13 東京エレクトロン-野村が目標株価引き下げ 自社株買いの影響を織り込む
東京エレクトロン<8035.T>が3日ぶり反落。野村証券では、自社株買いの影響を織り込むとし、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は20841円→20313円と引き下げた。
5月28日に会社は中期経営計画説明会を開催。また、その前日に1500億円・1400万株を上限とする自社株買いを発表。会社は今後も機動的に自社株買いを実施していくとコメントしていた。中期経営計画では、今後の市場の見通しと成長戦略について詳細に説明。野村の見方に大きな変化はないとしたが、自社株買いの影響を反映し、足元の市場環境を織り込んで理論PERを引き下げ、目標株価を修正。
東京エレクトロン<8035.T>が3日ぶり反落。野村証券では、自社株買いの影響を織り込むとし、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は20841円→20313円と引き下げた。
5月28日に会社は中期経営計画説明会を開催。また、その前日に1500億円・1400万株を上限とする自社株買いを発表。会社は今後も機動的に自社株買いを実施していくとコメントしていた。中期経営計画では、今後の市場の見通しと成長戦略について詳細に説明。野村の見方に大きな変化はないとしたが、自社株買いの影響を反映し、足元の市場環境を織り込んで理論PERを引き下げ、目標株価を修正。
★10:13 古河電気工業-4日続伸 使い捨てプラスチックの再生技術を開発
古河電気工業<5801.T>が4日続伸。同社は28日に、使い捨てプラスチックと古紙を、独自のワンプロセスで、強化プラスチックに再生する技術を開発したと発表した。
回収されたプラスチックは、紙や異種プラスチックが混在して強度が低く、マテリアルリサイクルに適していないため、大半が世界中で焼却、埋め立て、あるいは放置されている。同技術によって、使い捨てプラスチックや古紙だけで強度アップした強化プラスチックに再生可能となる。
古河電気工業<5801.T>が4日続伸。同社は28日に、使い捨てプラスチックと古紙を、独自のワンプロセスで、強化プラスチックに再生する技術を開発したと発表した。
回収されたプラスチックは、紙や異種プラスチックが混在して強度が低く、マテリアルリサイクルに適していないため、大半が世界中で焼却、埋め立て、あるいは放置されている。同技術によって、使い捨てプラスチックや古紙だけで強度アップした強化プラスチックに再生可能となる。
★10:18 森永製菓-野村が目標株価引き上げ 業績予想を上方修正
森永製菓<2201.T>が底堅い。野村証券では、業績予想を上方修正。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は5300円→5800円と引き上げた。
野村カバーの加工食品業界平均23倍を下回る20倍(従来同様)を適用し、目標株価は5800円と算出。今20.3期、来21.3期ともに営業増益を予想、底堅い業績を見込むとした。
国内外での市場調査費の増加や工場再編に伴う一過性の経費は発生するとみられるが、Inゼリー、ジャンボシリーズの増収が利益成長をけん引すると予想。天候要因などで売り上げが弱含みで推移しても、経費抑制により、今20.3期に会社利益計画の達成は可能との見方を示した。
森永製菓<2201.T>が底堅い。野村証券では、業績予想を上方修正。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は5300円→5800円と引き上げた。
野村カバーの加工食品業界平均23倍を下回る20倍(従来同様)を適用し、目標株価は5800円と算出。今20.3期、来21.3期ともに営業増益を予想、底堅い業績を見込むとした。
国内外での市場調査費の増加や工場再編に伴う一過性の経費は発生するとみられるが、Inゼリー、ジャンボシリーズの増収が利益成長をけん引すると予想。天候要因などで売り上げが弱含みで推移しても、経費抑制により、今20.3期に会社利益計画の達成は可能との見方を示した。
★10:20 日清製粉G-野村が目標株価引き上げ 健全な財務体質を活用して積極拡大に動く
日清製粉グループ本社<2002.T>が3日続落。野村証券では、健全な財務体質を活用し、積極拡大に動いていると判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は2150円→2600円と引き上げた。
健全な財務体質を活用し、海外事業、国内では中食・惣菜事業の拡大に動いている。買収効果を織り込み、野村予想を修正。特別損益が正常化する来21.3期~22.3期ののれん等償却前ROEは7%強(従来6%弱)と予想、今20.3期末予想BPSに適正PBR1.8~1.9倍(従来1.5倍程度)を乗じて、目標株価を2600円と算出。
日清製粉グループ本社<2002.T>が3日続落。野村証券では、健全な財務体質を活用し、積極拡大に動いていると判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は2150円→2600円と引き上げた。
健全な財務体質を活用し、海外事業、国内では中食・惣菜事業の拡大に動いている。買収効果を織り込み、野村予想を修正。特別損益が正常化する来21.3期~22.3期ののれん等償却前ROEは7%強(従来6%弱)と予想、今20.3期末予想BPSに適正PBR1.8~1.9倍(従来1.5倍程度)を乗じて、目標株価を2600円と算出。
★10:24 ニチコン-野村が目標株価引き下げ 蓄電事業は黒字定着が見えてきた
ニチコン<6996.T>が4日ぶり反落。野村証券では、蓄電事業は黒字定着が見えてきたとし、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は1520円→930円と引き下げた。
5月10日発表の前19.3期決算と5月21日開催の会社説明会を踏まえ、業績予想を減額。アルミ電解コンデンサーの需要が、Q4に中国マクロ景気の減速を主因として、産機、電源、家電機器向けに落ち込んだことを野村予想に反映したとしている。収益化が課題であったNECST事業はトライブリッド(太陽光発電用パワコン+蓄電+給電)装置の出荷が増加、Q4に黒字化し、今後は安定的に収益を計上できそうなことは好材料。マクロ景気の減速下でアルミ電解コンデンサー市場が減収トレンド入りし、現時点では同コンデンサー市場の回復が遅れる懸念が完全に払しょくできないとした。
ニチコン<6996.T>が4日ぶり反落。野村証券では、蓄電事業は黒字定着が見えてきたとし、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は1520円→930円と引き下げた。
5月10日発表の前19.3期決算と5月21日開催の会社説明会を踏まえ、業績予想を減額。アルミ電解コンデンサーの需要が、Q4に中国マクロ景気の減速を主因として、産機、電源、家電機器向けに落ち込んだことを野村予想に反映したとしている。収益化が課題であったNECST事業はトライブリッド(太陽光発電用パワコン+蓄電+給電)装置の出荷が増加、Q4に黒字化し、今後は安定的に収益を計上できそうなことは好材料。マクロ景気の減速下でアルミ電解コンデンサー市場が減収トレンド入りし、現時点では同コンデンサー市場の回復が遅れる懸念が完全に払しょくできないとした。
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