後場コメント No.4 ソフトバンク、カカクコム、パピレス、東洋水産、シップヘルスケアなど

2019/05/29(水) 15:00
★13:44  ソフトバンク-反落 R&Iが新規で発行体格付け「A+」 方向性は「安定的」
 ソフトバンク<9434.T>が反落。格付投資情報センター(R&I)は5月28日、同社に発行体格付け「A+」を新規で付与すると発表した。格付けの方向性は「安定的」。
 連結ベースでのEBITDA(利子・税金支払い前、償却前利益)は1兆円を上回り、競争力強化に必要な投資を賄える厚みがある。EBITDAマージンは30%を超え、格付に十分見合う収益力がある。
 配当性向85%と積極的な株主還元を打ち出している。キャッシュフローや設備投資の水準からみて、財務基盤が損なわれる懸念は小さい。もっとも債務負担は重く、自己資本やEBITDAとのバランスには改善の余地があると指摘した。

★13:47  No.1-後場急騰 子会社株の一部を光通信に譲渡 業務提携も発表
 No.1<3562.T>が後場急騰。同社は29日13時35分、子会社であるNo.1パートナーを光通信<9435.T>に譲渡するとともに、光通信との間でWebマーケティングによる各種情報通信端末の販売事業に関する業務提携を行うことを発表した。
 同社が保有するNo.1パートナー株式の35%を光通信に700万円で譲渡する。異動後の同社の保有割合は65.0%。譲渡日は5月31日の予定。

★13:58  カカクコム-エースが目標株価引き上げ 「価格.com」の堅調な成長は続く
 カカクコム<2371.T>が3日ぶり反落。エース経済研究所では、「価格.com」の堅調な成長や「食べログ」「新興メディア・ソリューション」をけん引役とする業績拡大は続くと想定。投資判断「強気」を継続、目標株価を2400円→2700円と引き上げた。
 同社は今20.3期も、売上高620億円(前期比+13%)、営業利益267億円(同+7%)、税引前利益265億円(同+7%)、当期利益180億円(同+8%)と増収増益を計画。『価格.com』『食べログ』の堅調な成長に加えて、国内外事業への投資を進めている。また、『食べログ』のブランディング広告を継続するほか、事業規模拡大や生産性向上に向けたオフィスの増床を予定。エースでは、年率2ケタの成長を確実にするため、同社の成長投資へのスタンスが強まっていると認識しているとし、今後、成長企業としてのイメージを強化することで、評価はさらに高まっていくと考えているとした。

★14:12  パピレス-後場上げ幅拡大 インフォコム子会社と合弁会社を設立
 パピレス<3641.T>が後場上げ幅拡大。同社は29日14時、インフォコム<4348.T>の子会社であるアムタス(本社:東京都渋谷区)と合弁会社を設立すると発表した。
 合弁会社の設立により、海外向け電子書籍の取次販売を共同で進める。合弁会社の名称はアルド・エージェンシー・グローバルで、設立は7月の予定。

★14:24  東洋水産-SMBC日興が目標株価引き上げ 経営の質を高めたい
 東洋水産<2875.T>が変わらずを挟んで3日続落。SMBC日興証券では、収益モメンタムは強いが、経営の質を高めたいとコメント。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は4000円→4750円と引き上げた。
 今20.3期は国内即席麺などの値上げ効果、北米のトップライン成長により、利益水準は大きく向上する見込み。特に北米は即席麺の売り上げに勢いがある。ただし、こうしたモメンタムの強さは、現在の株価に反映されつつある。値上げ効果が薄れ、北米の数量成長も落ち着く見込み、
 来期以降は利益成長が鈍化する見通し。一方で、前19.3期は利益計画には未達となったが配当を上げ、今期も2年連続の増配計画とし、配当性向は39%へ上昇、株主還元への意識は改善している。ただし、低下基調にあるROEの改善、国内即席麺のブランド力の強化、低収益事業の収益改善・縮小など抱える課題も多く、経営には本質的な変化が求められるとした。

★14:36  シップヘルスケア-みずほが目標株価引き上げ 業績は短期・長期ともに好調
 シップヘルスケアホールディングス<3360.T>が5日続伸。みずほ証券では、業績は短期・長期ともに好調と判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を5000円→5800円と引き上げた。
 今20.3期は2Qから3Qにかけて、大型プロジェクト案件の売上計上と高い増益率が予想される。株価バリュエーションも他の主要カバレッジ銘柄に比べ低い。為替の影響を受け難いことや、東京オリンピック後の長期的な病院建て替え需要の回復も予想される。ヘルスケアセクターで当面、最も注目できる企業と考えているとした。

★14:56  アステラス製薬-CSが「OP」へ引き上げ 低バリュエーション・低リスクを前向きに評価
 アステラス製薬<4503.T>が反発。クレディ・スイス証券では、低バリュエーション、低リスクを前向きに評価。投資評価を「NEUTRAL」→「OUTPERFORM」、目標株価を1800円→2100円と引き上げた。
 業績予想を見直し(24.3期予想を追加)。該当期間の業績予想を上方修正した結果、株価には一段と割安感が生じたと判断。今20.3期以降の業績回復の確率の高さを考慮に加えると低リスクであり、来21.3期へ向けて低バリュー銘柄から脱却する可能性が高まると予想。足元のフォワードPERは15倍程度まで低下しているが、これは今20.3期会社計画が減益であるためと考えられる。来21.3期へ向けてフォワードPER20倍までの復元を見込み、今20.3期予想コアEPS 105.1円をもとにして目標株価を2100円を算出。


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