前場コメント No.14 三菱重工業、ニッコン、アルファクスＦＳ、コナミ、クラレなど
★10:07 三菱重工業－野村が目標株価引き上げ 短期業績は堅調だが中長期での課題は残る
三菱重工業<7011.T>が底堅い。野村証券では、短期業績は堅調だが、中長期での課題は残るとし、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は4200円→4900円と引き上げた。
今20.3期事業利益は前期比18％増と会社予想と同水準を予想し、堅調に推移すると見込むとした。インダストリー＆社会基盤で前期にあった商船での一過性の損失のはく落や、製鉄事業の採算改善、中量産品での増収効果が全社の利益増をけん引する見込み。一方で、中長期ではパワー事業での新設案件の減少に備えた収益改善施策や、事業規模に合わせた人員シフトなどのリソース再配分が課題として残る。MRJ事業についてはMRJ90の-型式証明取得に向けた開発動向に加えて、今後に必要となるMRJ70の事業展開に向けた体制整備が課題であり、注目点とした。
三菱重工業<7011.T>が底堅い。野村証券では、短期業績は堅調だが、中長期での課題は残るとし、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は4200円→4900円と引き上げた。
今20.3期事業利益は前期比18％増と会社予想と同水準を予想し、堅調に推移すると見込むとした。インダストリー＆社会基盤で前期にあった商船での一過性の損失のはく落や、製鉄事業の採算改善、中量産品での増収効果が全社の利益増をけん引する見込み。一方で、中長期ではパワー事業での新設案件の減少に備えた収益改善施策や、事業規模に合わせた人員シフトなどのリソース再配分が課題として残る。MRJ事業についてはMRJ90の-型式証明取得に向けた開発動向に加えて、今後に必要となるMRJ70の事業展開に向けた体制整備が課題であり、注目点とした。
★10:12 ニッコン－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き下げ 成長分野のテスト事業は人材育成が課題
ニッコンホールディングス<9072.T>が小安い。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、成長分野のテスト事業は人材育成が課題と判断。投資判断「Hold」を継続、目標株価は2900円→2800円と引き下げた。
テスト事業など成長分野への注力により、中期的に利益成長が続くと予想するが、人件費・減価償却費の増加による足もとの利益成長鈍化を考慮すると、株価は妥当水準にあると判断。
足もとのテスト事業の人材育成の遅れによる売上伸び悩み、積極投資による減価償却費の増加などコスト増加を織り込み、今20.3期以降の営業利益予想を小幅減額。テスト事業は主要顧客のホンダの研究開発費の増加傾向にあり、中長期的にはアウトソーシング需要の取り込みが期待できることから、栃木県に開発センターを建設するなど設備投資を積極化していると注目。
ニッコンホールディングス<9072.T>が小安い。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、成長分野のテスト事業は人材育成が課題と判断。投資判断「Hold」を継続、目標株価は2900円→2800円と引き下げた。
テスト事業など成長分野への注力により、中期的に利益成長が続くと予想するが、人件費・減価償却費の増加による足もとの利益成長鈍化を考慮すると、株価は妥当水準にあると判断。
足もとのテスト事業の人材育成の遅れによる売上伸び悩み、積極投資による減価償却費の増加などコスト増加を織り込み、今20.3期以降の営業利益予想を小幅減額。テスト事業は主要顧客のホンダの研究開発費の増加傾向にあり、中長期的にはアウトソーシング需要の取り込みが期待できることから、栃木県に開発センターを建設するなど設備投資を積極化していると注目。
★10:12 アルファクスＦＳ－6日ぶり反発 POSレジ「FOODα4000」にメニュー発注システム提供開始
アルファクス・フード・システム<3814.T>が6日ぶり反発。同社は30日10時に、超コンパクト低価格飲食店専用POSレジ「FOODα4000」に、会計用のメニューボタンをそのまま利用した、メニュー発注システム（自動食材消費量算出発注機能）の提供を開始すると発表した。
今回発売開始する「メニュー発注システム」は、本格的な自動発注システムを導入することなく、POSのメニューボタンでABC分析などを参照しメニューのまま出数個数を入力するだけで、食材消費量を自動で計算し、仕入先ごとのリードタイムも考慮した、発注を自動で行えるものという。メニューから食材に換算し直す必要がなくなるため、誰でも間違いを最小限度に抑えた発注が可能になるとしている。
アルファクス・フード・システム<3814.T>が6日ぶり反発。同社は30日10時に、超コンパクト低価格飲食店専用POSレジ「FOODα4000」に、会計用のメニューボタンをそのまま利用した、メニュー発注システム（自動食材消費量算出発注機能）の提供を開始すると発表した。
今回発売開始する「メニュー発注システム」は、本格的な自動発注システムを導入することなく、POSのメニューボタンでABC分析などを参照しメニューのまま出数個数を入力するだけで、食材消費量を自動で計算し、仕入先ごとのリードタイムも考慮した、発注を自動で行えるものという。メニューから食材に換算し直す必要がなくなるため、誰でも間違いを最小限度に抑えた発注が可能になるとしている。
★10:14 コナミ－野村が目標株価引き上げ 各デバイス・各コンテンツで運営力を発揮
コナミホールディングス<9766.T>が底堅い。野村証券では、各デバイス、各コンテンツで運営力を発揮していると判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を5900円→6100円と引き上げた。
各事業の営業利益予想は微修正にとどめるとした。モバイルゲーム事業の売上高予想を下方修正。これは「ラブプラス EVERY」の配信タイミングを今20.3期7～9月期から10～12月期に変更したため。今20.3期は本社移転にかかる一過性費用50億円を計上、来21.3期以降は家賃減少効果により、前19.3期比で25億円販売管理費が減少（20.3期比では75億円減少）する見込み。
スポーツ関連以外のタイトルでも運営力を発揮しており、売上成長の継続性を確認。モバイルゲーム事業は季節性はあるものの、スポーツ関連タイトルを中心に、安定的な成長トレンド維持していると指摘した。
コナミホールディングス<9766.T>が底堅い。野村証券では、各デバイス、各コンテンツで運営力を発揮していると判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を5900円→6100円と引き上げた。
各事業の営業利益予想は微修正にとどめるとした。モバイルゲーム事業の売上高予想を下方修正。これは「ラブプラス EVERY」の配信タイミングを今20.3期7～9月期から10～12月期に変更したため。今20.3期は本社移転にかかる一過性費用50億円を計上、来21.3期以降は家賃減少効果により、前19.3期比で25億円販売管理費が減少（20.3期比では75億円減少）する見込み。
スポーツ関連以外のタイトルでも運営力を発揮しており、売上成長の継続性を確認。モバイルゲーム事業は季節性はあるものの、スポーツ関連タイトルを中心に、安定的な成長トレンド維持していると指摘した。
★10:15 クラレ－ＳＢＩが目標株価引き下げ 生産トラブル解消と下期の需要回復の確認が必要
クラレ<3405.T>が続伸。ＳＢＩ証券では、株価カタリストは、2Q決算での生産トラブル解消と下期の需要回復の確認とコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は1700円→1300円と引き下げた。
18年度1Q決算時の通期計画下方修正を受け、業績予想を下方修正するとともに、セクターバリュエーションの切り下がりに伴い、目標株価を1300円に引き下げ。注目点は以下の3点。（1）生産トラブルと需要減速で19年度通期計画を下方修正、（2）米中貿易摩擦の影響は限定的、（3）株価カタリストは、下期の生産トラブル解消と需要回復の確認。
クラレ<3405.T>が続伸。ＳＢＩ証券では、株価カタリストは、2Q決算での生産トラブル解消と下期の需要回復の確認とコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は1700円→1300円と引き下げた。
18年度1Q決算時の通期計画下方修正を受け、業績予想を下方修正するとともに、セクターバリュエーションの切り下がりに伴い、目標株価を1300円に引き下げ。注目点は以下の3点。（1）生産トラブルと需要減速で19年度通期計画を下方修正、（2）米中貿易摩擦の影響は限定的、（3）株価カタリストは、下期の生産トラブル解消と需要回復の確認。
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