前場コメント No.15 トヨタ紡織、シスメックス、三井化学、トーカイ、ダイイチなど

2019/06/03(月) 11:31
★10:55  OKI-4日続落 伸縮するフレキシブル基板「伸縮FPC」販売開始
 OKI<6703.T>が4日続落。同社傘下のOKI電線は3日に、伸縮するフレキシブル基板「伸縮FPC」の販売を開始すると発表した。
 「伸縮FPC」は、ウェアラブルデバイスなどにおいて、伸縮する配線材として利用可能であり、伸縮性とFPC本来の特長を活かし、さらなる電子機器の高機能化に貢献するとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★10:56  トヨタ紡織-野村が目標株価引き下げ 国内外で収益性改善も進もう
 トヨタ紡織<3116.T>が小高い。野村証券では、北米中心に業績は今後改善し、国内外で収益性改善は進むと想定。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は2250円→1850円と引き下げた。
 新機種立ち上げ費用や車種構成変化もあり、短期業績の改善ペースは従来野村予想比で物足りない点は否めない。ただし、トヨタ自動車(7203)の生産増が業績を下支えするとの野村の見方は不変であるほか、北米では今後立ち上げ費用が落ち着き、来21.3期にかけて業績は改善に向かうと予想。今後の業績改善を見据えれば、投資魅力は大きいと考え「Buy」を続けるとした。
 会社の姿勢の変化にも注目。生産体制再編や固定費抑制などを通じた原価低減にも一段と注力する方針で、今後の収益改善につながる動きとして評価。

★10:59  シスメックス-3日続落 「OncoGuide NCCオンコパネル システム」が保険適用
 シスメックス<6869.T>が3日続落。同社は3日に、昨年12月25日に製造販売承認を取得した「遺伝子変異解析セット(がんゲノムプロファイリング検査用)OncoGuide NCCオンコパネル システム」が、がんゲノムプロファイリング検査用システムとして、日本で初めて保険適用を受けたと発表した。
 このシステムは、固形がんを解析対象とした腫瘍組織の包括的ながんゲノムプロファイルを取得することで、患者のがん固有の遺伝子異常を解析し、正確な診断や抗がん剤の選定など治療方針決定に有用な情報を提供する検査に用いられるという。今後は、保険診療下で検査が可能となり、より多くのがん患者に対して受診機会が拡大することが期待されるとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★11:02  三井化学-野村が目標株価引き下げ 半導体用テープとアセトン市況の下落で減額
 三井化学<4183.T>が続落。野村証券では、半導体用テープとアセトン市況の下落で野村予想を減額。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は2900円→2800円と引き下げた。
 野村予想を減額したが、PPコンパウドやメガネレンズなどの安定需要から、同社は化学・繊維セクター内で相対的に業績は底堅いと考え「Buy」を継続。中期的に基盤素材の営業利益の伸び悩みが予想されることから、親会社株主利益の中期成長率は3%程度と、RN Large Cap(除く金融)平均(5%程度)より若干低く予想する見方は不変。株価低迷時などに機動的に株主還元を強化する傾向がある点なども評価しているとした。

★11:04  トーカイ-野村が目標株価引き下げ 堅調な成長を見込む
 トーカイ<9729.T>が7日続落。野村証券では、堅調な成長を見込むとし、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は3100円→2700円と引き下げた。
 今20.3期は調剤サービスの業績回復を見込むとしたが、ヘルステックの新規事業iAide普及促進に関する先行投資がかさむことなどを考慮し、野村予想を下方修正。今20.3期予想PER19倍をターゲットに目標株価を2700円へ引き下げるとした。
 同社の調剤薬局は地域の旗艦病院と介護施設や在宅との連携拠点との役割強化が進んでいること、iAideなど新規事業の中期的な成長が見込めることを評価。

★11:06  ダイイチ-反落 5月既存店売上高2%増
 ダイイチ<7643.T>が反落。同社は3日10時に、19.9期5月次の既存店売上高が前年同月比2.0%増だったと発表した。全店売上高は同2.0%増だった。全店客数は0.7%増、同客単価は1.3%増。


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