後場コメント No.2 JXTG、コスモエネルギー、オークマ、DMG森精機、THKなど

2019/06/03(月) 15:00
★12:35  JXTG-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 株主総還元の拡大の可能性を評価
 JXTGホールディングス<5020.T>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、株主総還元のさらなる拡大の可能性をポジティブに評価するとし、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は870円→860円と引き下げた。
 同社は5月13日に、今20.3期会社計画の配当金の22円(19.3期21円)への増配と、消却を目的とした自社株買い(上限1億株、同500億円)を発表。前19.3期の総還元性向は31%(18.3期26%)に改善しており、今20.3期予想の株主総還元性向は40%と、さらに上昇する見通し。中期的には、同社が策定中の来21.3期から始まる中期経営計画の発表内容に注目するとした。

★12:38  コスモエネルギー-三菱UFJMSが目標株価引き上げ キグナス石油への燃料油供給開始
 コスモエネルギーホールディングス<5021.T>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、2020年頃にキグナス石油への燃料油供給開始と注目。投資判断「Overweight」を継続、目標株価は3410円→3720円と引き上げた。
 注目は、2020年頃にキグナス石油(燃料油販売量424万KL)に燃料油供給を開始予定であること。なお、同社の前19.3期の国内燃料油販売量は2057万KL。また、今20.3期下期のIMOの船舶燃料の環境規制強化により、軽油の需給バランスがタイト化し、軽油スプレッドが改善する可能性にも注目するとした。

★12:41  オークマ-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 再評価余地がある
 オークマ<6103.T>が大幅続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、バリュエーションに割安感があり、再評価余地があるとみて、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は8500円→7500円と引き下げた。
 株価バリュエーションに割安感があり、工作機械の高付加価値化の進展で再評価余地が大きいと考え「Overweight」を継続。短期的には、貿易摩擦再燃による需要減速リスクが大きいが、中長期では工作機械の高付加価値化により成長余地が大きいというのが三菱UFJMSの見方であるとした。

★12:44  DMG森精機-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 貿易摩擦一巡後の収益拡大に注目
 DMG森精機<6141.T>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、利益率は改善傾向であり、貿易摩擦一巡後の収益拡大に注目。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1900円→1600円と引き下げた。
 高付加価値化の進展により収益性は改善傾向にあるが、貿易摩擦再燃により需要が減速するリスクがあること、株価バリュエーションに割安感がないと見ることから「Neutral」を継続。
 営業利益予想は利益率改善を新たに織り込み、今19.12期は上方修正するとしたが、為替前提変更(ユーロ130→125円)、貿易摩擦再燃による需要減速リスクを新たに織り込み、来20.12期以降は下方修正。19年3月末で2090億円と約半年分の受注残があるため、今19.12期業績は受注残の消化により堅調に推移すると見るとしたが、受注残が減少する来20.12期は受注予想の引き下げにより減益を予想するとした。

★12:48  THK-三菱UFJMSが目標株価引き下げ バリュエーションに割安感
 THK<6481.T>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、回復の後ずれリスクを考慮してもバリュエーションに割安感ありとして、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は4200円→3500円と引き下げた。
 営業利益予想は、貿易戦争再燃により半導体産業と中国の設備投資が下振れするリスクが生じたため下方修正。前倒し受注の影響でサプライチェーンに在庫が存在する可能性がある中、5月以降の貿易戦争再燃により、中国や半導体向けの需要回復が後ずれするリスクに短期的に注意が必要。輸送機器関連はコスト削減の取り組みが従来想定より遅れていることから、業績予想を下方修正。
 しかし、業績が大きく悪化するリスクは低い。受注残が存在すること、需要がピークアウトする中で、数量に見合った固定費のコントロールが行われているためとした。


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