前場コメント No.7 東海カーボン、清水建設、住友倉庫、セイコー、シライ電子など

2019/06/05(水) 11:31
★9:10  東海カーボン-売り買い交錯 黒鉛電極価格を1割値下げへ 日経報道
 東海カーボン<5301.T>が売り買い交錯。5日付の日本経済新聞朝刊は、東海カーボンが主力製品の黒鉛電極を値下げする公算が大きくなったと報じた。
 記事によれば、7~12月納入分の黒鉛電極の価格交渉で、全体として1割強の値下げをする方向で交渉を始めた。同社は5月9日に2019年12月期の業績見通しを下方修正しているが、7~12月分の値下げは大半が織り込まれていないもようとしている。

★9:10  清水建設-野村が「Neutral」へ引き下げ 大型案件の受注スタンスを確認したい
 清水建設<1803.T>が3日続伸。野村証券では、大型案件の受注スタンスを確認したいとコメント。レーティングを「Buy」→「Neutral」、目標株価を1210円→980円と引き下げた。
 今20.3期は建築で完成を迎える案件も多く、手持ち工事は順調に進ちょくしていると見て、前期比6%営業増益を見込み、会社計画を上回ると予想。一方、中長期の業績動向を占う上では大型案件を中心とした受注動向が重要になる。19年1~3月期は大型案件の寄与で同業他社以上に受注額を増加させたが、採算性の面でのリスクもその分他社以上に高くなったと見られ、中長期の業績動向においては懸念点。今後も23年以降に竣工時期を迎える大型案件の発注が見込まれるが、同社の受注スタンスがこれまで以上に採算重視となるのかを確認したいとした。

★9:11  住友倉庫-続伸 埼玉県羽生市内の「羽生アーカイブズ第2センター」に第三期倉庫建設
 住友倉庫<9303.T>が続伸。同社は4日に、埼玉県羽生市内にある「羽生アーカイブズ第 2センター」に第三期倉庫を建設すると発表した。
 今後のさらなる取扱量拡大に対応するため、第三期倉庫を建設することとした。第三期倉庫は現在稼働中の倉庫と同様、免震構造を採用し、72時間対応の非常用自家発電設備、窒素ガス消火設備を設置するなど、顧客のBCPに大いに貢献する仕様となっている。

★9:11  高松コンストラクションG-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 新中計達成を慎重視
 高松コンストラクショングループ<1762.T>が小安い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、賃貸マンションなど受注増加基調も、着工遅れにより新中計の達成を慎重視とコメント。投資判断「Hold」を継続、目標株価は3400円→2900円と引き下げた。
 東京を中心とする賃貸マンションの受注拡大等により、中期的な利益成長を予想するとしたが、成長シナリオは株価に織り込まれていると考え「Hold」を継続。今20.3期の業績予想を減額、着工遅れによる完成工事の伸び悩みを織り込むもの。
 来21.3期は完成工事の伸び悩みを、ホステルなどの再生や米国展開など不動産事業で補うとみて前回予想を据え置くとした。会社は新中計を策定、最終年度の22.3期営業利益は180億円(19.3期比45%増)を目指しているが、着工に時間を要する建替案件の増加により、達成を慎重にみているとした。

★9:12  セイコー-大和が目標株価引き下げ 新中計は好印象 実行力を見極めていきたい
 セイコーホールディングス<8050.T>が続伸。大和証券では、新中計は好印象とコメント。実行力を見極めていきたいとし、投資判断「3(中立)」を継続した。目標株価は2600円→2100円と引き下げた。営業利益の着地はコンセンサス並み、会社計画は大和予想並み。5月16日に新中期経営計画が公表され、好印象とした。

★9:13  シライ電子-続伸 プリント配線板外観検査機「VISPERシリーズ」販売1000台突破
 シライ電子工業<6658.T>が続伸。同社は6月4日大引け後に、1998年に開発を開始し、2002年より外部販売してきたプリント配線板外観検査機「VISPERシリーズ」の販売台数が、5月末時点において当面の目標であった販売台数1000台を突破したと発表した。基板メーカーが開発した最終外観検査装置で、プリント配線板への要求仕様とともに、製造ノウハウを反映した最終外観検査装置。


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