前場コメント No.12 日野自動車、オムロン、テクマトリックス、花王、昭和電工など

2019/06/06(木) 11:31
★10:04  日野自動車-反落 モンゴル市場へ本格参入 正規販売・サービス拠点を開設
 日野自動車<7205.T>が4日ぶり反落。同社は6月5日大引け後に、モンゴルの現地パートナーKhishig Arvin社を通じて、ウランバートルに正規販売・サービス拠点を開設、モンゴル市場へ本格参入すると発表した。モンゴルにおいては、堅調な経済成長を背景に商用車の需要が拡大。併せて、部品供給・サービス体制の基盤構築を進めるとした。

★10:08  オムロン-野村が「Buy」へ引き上げ 経営資源の集中で利益成長力が高まっている
 オムロン<6645.T>が底堅い。野村証券では、経営資源の集中で利益成長力が高まっていると判断。レーティングを「Neutral」→「Buy」、目標株価を4700円→6200円と引き上げた。
 コア技術『センシング&コントロール+Think』や先進的なIR活動への高評価は従来通り。「Buy」の論点は、以下の通りとした。
 (1)車載事業(AEC)の譲渡により高成長、高採算な制御機器事業(IAB)とヘルスケア事業(HCB)へ経営資源が集中し、収益性と中期的な利益成長力が高まっている、(2)IABを筆頭に主力事業での先行投資が19.3期で一服し、20.3期以降は増収が増益へ結び付きやすい、(3)足元では米中通商摩擦が激化も、20.3期会社計画は同摩擦やBrexitを懸念して「全社業績変動リスク(売上高-100億円、営業利益-50億円)」があらかじめ組まれており、同業他社に比べて潜在的な悪材料が少ない。

★10:08  テクマトリックス-3日続伸 JR九州システムソリューションズとデータセンター連携の可能性検証へ
 テクマトリックス<3762.T>が3日続伸。同社は6日10時に、子会社である沖縄クロス・ヘッド(沖縄県那覇市)が、JR九州(九州旅客鉄道)<9142.T>傘下のJR九州システムソリューションズ(福岡市 以下、JRQSS)と共同で遠距離地域間でのデータセンター連携の可能性について検証を開始すると発表した。
 今回、JRQSSは福岡市の自社データセンターで運用している一部のラックに対して1年間試験的に沖縄クロス・ヘッドとネットワーク接続し「OCH POWER Web Console」での対象ラック管理を行い、その有用性を検証する。
 今後、この検証を通して九州~沖縄間の遠距離地域間相互連携の可能性を検討し、将来に向けた顧客への沖縄データセンターを活用した遠隔地バックアップ環境提供など、BCPサービス化の検討を進めるとしている。

★10:12  花王-3日ぶり反発 プラスチック廃棄問題のポリシー策定
 花王<4452.T>が3日ぶり反発。同社は5日、「プラスチック廃棄物問題」に対するポリシーを策定と発表した。
 消費財流通業界の企業が主体となる「日本TCGF」において、共通課題として「プラスチック廃棄物問題」を新たに取り上げ、推進するとしている。

★10:12  昭和電工-野村が目標株価引き下げ 黒鉛電極の需給改善が再評価の条件
 昭和電工<4004.T>が3日ぶり反落。野村証券では、黒鉛電極の需給改善が再評価の条件とコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は4300円→3300円と引き下げた。
 前19.3期以降の野村営業利益予想を下方修正。主な要因は、次の2点。(1)黒鉛電極事業(無機事業に含まれる)で、景気減速による19年以降の電炉鋼需要の成長率鈍化や、黒鉛電極の供給増加が野村想定以上に進展していること、(2)データセンター、PC向けHD事業(エレクトロニクス事業に含まれる)における野村想定以上の需要に伸び悩んでいること。
 今19.12期から世界の黒鉛電極の需給は悪化に転じるという従来の野村の見方に変化はなし。複数事業を抱えていることがコングロマリット・ディスカウントの対象となりやすいことを考慮する必要はあるが、同社の黒鉛電極市場における世界トップのシェア、世界各地域バランスよく無機事業を展開していることなどは引き続き評価できるとした。


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