前場コメント No.5 タダノ、マクドナルド、バンダイナムコ、日本精工、モスフードなど

2019/06/07(金) 11:30
★9:05  タダノ-大和が新規「2」 市場の回復サイクル入りと先行投資負担軽減で増益トレンドへ
 タダノ<6395.T>が反発。大和証券では、市場の回復サイクル入りと先行投資負担軽減で増益トレンドへとコメント。投資判断「2(アウトパフォーム)」、目標株価1300円として、カバレッジを開始した。
 注目点は、(1)米国がシェアアップと市場拡大で収益拡大が続くこと、(2)日本が新製品効果と国土強じん化を背景に収益回復が見込まれること。このうち(1)について、米国市場は16年にボトムを付けてから回復サイクルが続いており、21~22年頃まで市場回復が続く見込み。加えて、政府のインフラ投資や石化プラントの増設により建機市場拡大も見込める。大手レンタル会社向けシェアアップも貢献しそう。(2)について、新製品効果や国土強じん化計画を背景に市場回復が見込まれる。
 大和では、今20.3期営業利益を185億円(前期比17%増)、来21.3期は205億円(同11%増)と予想。地域別では、日本は建設用クレーン市場の回復や新製品効果、北米は旺盛なインフラ投資需要などを背景に増収が続くとみられる。利益面では、先行投資費用の増加などがあるものの、増収効果で吸収して増益を見込むとした。

★9:05  マクドナルド-小安い 5月の既存店売上高3%増 客数は1%減
 日本マクドナルドホーディングス<2702.T>が小安い。同社は6日の大引け後に、5月の既存店売上高が前年同月比3.1%増、全店では同3.3%増だったと発表した。既存店ベースの客数は同1.0%減、客単価は同4.1%の上昇となった。5月は、多くの再登場の期待の声がでていた、「かるびマック」「 たまごダブルマック」「アイコンチキン ソルト レモン」の3商品を、それぞれ「乗じょう かるび」「ニコタマ」「レモモモン」という商品名に改名して販売した。

★9:05  バンダイナムコ-JPモルガンが目標株価引き上げ 中国がアップサイドをもたらす可能性
 バンダイナムコホールディングス<7832.T>が底堅い。JPモルガン証券では、好調なファンダメンタルズはおおむね織り込まれた印象だが、中国がさらなるアップサイドをもたらす可能性に着目。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を5800円→6000円と引き上げた。
 緩やかにレンジが切り上がっている株価は、足元の好調なファンダメンタルズは織り込み済み。一方、収益性の高いハイターゲット商材を中心とした海外トイ事業の成長拡大はまだ始まったばかりとの印象で、依然として業績アップサイドをもたらす可能性は十分ある。販売体制強化を進める北米に加え、現地法人が本格的に立ち上がりつつある中国においても事業間連携や現地でのパートナーシップの強化などを進めることにより、「ガンダム」を中心に来期にかけて事業拡大に加速感が出てくる可能性がある。
 短期的には材料不足で上値の重い展開が続く可能性はあるが、セクター内での中期コアと位置づけ海外事業の展開を見守りたいとコメント。なお、今期も保守的な会社計画が提示されたが、マネジメントは成長投資とのバランスを取りつつ増益継続に対する強い意欲を示しており、コンセンサスの切り下がり余地は限定的と考えるとした。

★9:06  日本精工-反発 独フォルクスワーゲンとパワステを共同開発 日経報じる
 日本精工<6471.T>が反発。7日付の日本経済新聞朝刊では、同社が独フォルクスワーゲン(VW)と自動車部品の開発で提携したと報じている。
 記事によれば、VWの部品内製部門と、ステアリングの新製品を共同開発する。月内にも両社の開発部門で構成するプロジェクトチームを発足させ、3~4年以内の製品化をめざす。自動車の電動化などを背景にVWと新製品の開発を加速させるとしている。

★9:06  モスフードサービス-3日続伸 フィリピンでチェーン展開 2027年までに50店
 モスフードサービス<8153.T>が3日続伸。同社は6日、フィリピンの大手小麦粉製粉会社General Milling社のグループ会社とパートナーシップ契約を締結したと発表した。
 同社と合弁会社を設立し、フィリピンへの出店を開始する。同チェーンの海外展開は2012年の韓国以来、7年ぶり9つ目の国・地域への出店となる。2027年までに50店舗を出店する予定。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,628.48 -831.60
TOPIX 2,663.53 -47.20
グロース250 640.12 -15.48
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 155.66 +0.35
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ