前場コメント No.8 日本工営、コマツ、日本空港ビルデング、清水建設、アドヴァンなど

2019/06/07(金) 11:30
★9:11  日本板硝子-みずほが目標株価引き下げ 欧州経済や欧州通貨の動向が気掛かり
 日本板硝子<5202.T>が続落。みずほ証券では、欧州経済および欧州通貨の動向が気掛かりと判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は1000円→800円と引き下げた。
 今20.3期営業利益は会社計画並みの350億円を予想。原燃材料および物流費が従前想定以上にかさむ見込みであり、前年比で5%程度の減益とみられる。来20.3期の年間配当金は記念配のはく落から前年比で10円減の20円/株を予想。また、今20.3期BPSは125円/ユーロ、110円/ドル前提で1054円とみられる(主要通貨に対して1%円高で36円減少)。来21.3期営業利益は建築用ガラス(太陽光パネル用透明導電膜ガラス含む)の復調から、前年比で6%増の370億円を予想。

★9:11  日本工営-3日ぶり反落 自動運転技術を活用したビジネスモデル構築に関するプロジェクトを決定
 日本工営<1954.T>が3日ぶり反落。同社は6日、自動運転事業者や交通事業者などによる、自動運転技術とそれ以外の先端的なICT技術等を組み合わせたビジネスモデルプロジェクトの支援事業において、2019年度の支援プロジェクト2件を選定したと発表した。
 同プロジェクトは東京都から同社が受託しているもので、今年度は都心部と島しょ部で自動運転プロジェクトを行う。

★9:11  コマツ-反発 財務改善急ぐ 純現金収支の黒字13倍に 日経報道
 コマツ<6301.T>が反発。7日付の日本経済新聞朝刊は、同社が成長投資の拡大に備え、財務改善を急ぐと報じた。
 記事によれば、2020年3月期の連結純現金収支(フリーキャッシュフロー、FCF)は2000億円の黒字と前期比13倍に増える見通しで、そのうち1000億円を借入金の返済に回す。17年の米建機大手買収で有利子負債が拡大したが、財務の健全性を示すネットDEレシオを22.3期までに買収前の水準まで戻すとしている。

★9:11  日本空港ビルデング-みずほが目標株価引き下げ 外的要因の不透明感から減益修正
 日本空港ビルデング<9706.T>が4日続伸。みずほ証券では、外的要因の不透明感から減益修正するが、来21.3期以降の営業利益は2けた成長が続くと予想。投資判断「中立」を継続した。目標株価は4800円→4500円と引き下げた。
 羽田空港国際線発着枠拡大に伴う来21.3期の大幅増益が、すでに株価に織り込まれているとの見方に変更はなし。一方、業績変動要因である為替は足元では人民元安傾向で、前年同月比で5月まで円高で推移している。インバウンド旅客数は前年同月比で増加しているものの、伸び率に鈍化がみられる。これら外的要因とFAST TRAVELなどの追加工事の発生などを踏まえ、今20.3期営業利益は前期比31.5%減と予想。

★9:11  清水建設-三菱UFJMSが目標株価引き下げ コンセンサスを上回る業績推移を予想
 清水建設<1803.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、コンセンサスを上回る堅調な業績推移を予想し、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は1230円→1200円と引き下げた。
 エクイティストーリーを「売上高拡大により増益基調が続く」から、「高マージン維持により高収益水準が続く」に変更するが、(1)営業利益予想はコンセンサスを上回る、(2)株価バリュエーションに割安感があることから「Overweight」を継続。
 中長期的なポイントは、中計で掲げた非建設事業の利益拡大と考えられる。開発事業中心に売上高、利益を拡大する方針であり、具現化すれば大きな利益成長ドライバーとなるとみるため、注目するとした。

★9:12  アドヴァン-底堅い 上限20万株・2億円の自己株取得へ 割合は0.4%
 アドヴァン<7463.T>が底堅い。同社は6日に、上限20万株・2億円の自己株取得枠を設定すると発表した。
 経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするため。取得期間は6月7日~6月21日。上限20万株を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は0.4%となる。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,698.51 -761.57
TOPIX 2,671.22 -39.51
グロース250 644.42 -11.18
NYダウ 38,460.92 -42.77
ナスダック総合 15,712.75 +16.11
ドル/円 155.47 +0.16
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ