前場コメント No.18 青山商事、三井金属、NTTデータ、三菱マテリアル、住友金属鉱山など

2019/06/07(金) 11:30
★10:47  JFEHD-SMBC日興が目標株価引き下げ 減配リスクが高い
 JFEホールディングス<5411.T>が小安い。SMBC日興証券では、減配リスクが高いと判断。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は2160円→1700円と引き下げた。
 同社の配当利回りは高炉業界の中では相対的に高いと予想されるが、業績が悪化しても、製鉄所の基盤強化に高水準な設備投資を継続すると思われる。米中貿易戦争のエスカレートで鋼材需要の先行きは不透明となっており、業績、配当見通しには不透明要因が多いと指摘。高水準な設備投資が必要であり、減配リスクありとの見方を示した。

★10:48  青山商事-もみ合い 5月次既存店売上高2.9%減 全店売上高4.2%減
 青山商事<8219.T>がもみ合い。同社は7日10時、5月次の売上高について既存店売上高が2.9%減になったと発表した。全店売上高は4.2%減だった。スーツ・シャツともに低調に推移した。

★10:50  三井金属-SMBC日興が目標株価引き下げ 株価上昇を阻む3つの不透明要因
 三井金属鉱業<5706.T>が小高い。SMBC日興証券では、株価上昇を阻む3つの不透明要因に着目。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は3000円→2700円と引き下げた。
 業績予想を減額修正。長期的にスマートフォンに搭載されるHDIやパッケージは微細パターンが求められるため、同社の極薄銅箔(MT)は伸びていくものと予想。ただし、(1)米中貿易戦争の再燃でベースメタル市況が低迷している、(2)米国政府によるHuawei への経済政策で、5G関連の投資が遅れるリスクがある、(3)JX金属がMTに関して特許侵害があるとして訴訟を行っているなどの不透明要因の払しょくが、株価の本格的な上昇には必要とした。

★10:51  NTTドコモ-3日続伸 ビッグデータ解析による投資情報提供の「aiQ」に出資
 NTTドコモ<9437.T>が。同社は6月6日大引け後に、傘下のNTTドコモ・ベンチャーズ(東京都港区)が、AI・ディープラーニング技術を駆使したビッグデータ解析による次世代の投資情報を提供する、aiQ(東京都千代田区)に出資したと発表した。
 aiQは大手金融機関で投資におけるAI活用の最前線で活躍してきたメンバーが2018年に設立し、日本株を投資対象とする機関投資家に対して、位置情報やPOSデータ、SNSといったオルタナティブデータのビッグデータ解析による投資情報を提供するベンチャー企業。

★10:54  NTTデータ-反発 スマホや店舗での取引を相互連携したデジタルバンキングサービス展開へ
 NTTデータ<9613.T>が反発。同社は7日に、金融機関のコスト削減と収益力向上を目指すデジタルバンキングサービスを提供すると発表した。
 デジタルバンキングサービスは、スマホなどを利用した来店を必要としない非対面取引と、来店利用者との対面取引で使用される金融機関の勘定系システムや営業店システムを連携することで、利用者にとって最適な取引方法を提案し、簡潔な取引を実現するという。第1弾として、「対面相談予約・事前エントリ」サービスを2019年度下期に提供する予定としている。

★10:54  三菱マテリアル-SMBC日興が目標株価引き下げ 今度は景気減速が重荷
 三菱マテリアル<5711.T>が小高い。SMBC日興証券では、一過性要因は解消するが、今度は景気減速が重荷と判断。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は2700円→2600円と引き下げた。
 利益予想を下方修正。製錬事業の実収率低下、設備トラブル、天候悪化など一過性要因が主因となり、前19.3期業績は大幅に悪化したが、今20.3期はそれらも解消し、業績は上向く見通し。しかし、景気全般の減速から、会社計画は下振れリスクが高いと予想。事業は強弱混在であり、一段の選択と集中が必要と思われるとした。

★10:58  住友金属鉱山-SMBC日興が目標株価引き下げ Class1ニッケルに注目
 住友金属鉱山<5713.T>が小高い。SMBC日興証券では、Class1ニッケルの需給ひっ迫には今しばらくの時間を要すると判断。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は3300円→3100円と引き下げた。
 業績予想を減額修正。長期的にはClass1ニッケルの市況上昇が業績をけん引するとみられるが、短期的には米中貿易戦争の再燃、景気減速の懸念など不透明要因が多い。今20.3期の会社計画は下振れリスクがある。もっとも、銅、ニッケルなどのベースメタルの需給バランスは世界的に供給不足が続いており、(1)米中貿易戦争の鎮静化、(2)中国の景気刺激策などのニュースフローには、市況が敏感に反応する可能性がある。同社は非鉄製錬各社の中では金属市況への感応度が最も高い点に留意すべきとした。


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