後場コメント No.1 伊藤忠商事、サーバーワークス、グリー、丸紅、アカツキなど

2019/06/07(金) 15:00
★12:30  スズケン-SMBC日興が目標株価引き上げ 自社株買いやコスト削減余地が下支え
 スズケン<9987.T>が底堅い。SMBC日興証券では、株価にやや割高感あるも、自社株買いやコスト削減余地が下支えすると想定。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は5000円→5900円と引き上げた。
 流通改善ガイドラインに則り、卸販売価格の維持に努め、今20.3期以降も適正利益が確保できると予想したこと、中期的には卸事業の販管費比率を前19.3期実績の5.47%から5%を下回る水準を目指す方針を明確にしたことなどを受け、従来の今20.3期~来21.3期予想を上方修正。22.3期~24.3期も、スペシャリティ医薬品の取扱拡大、東邦ホールディングスとの協業効果などから営業増益のトレンドが続くと予想。

★12:30  伊藤忠商事-SMBC日興が目標株価引き下げ 揺るがないコミットメント経営
 伊藤忠商事<8001.T>が小高い。SMBC日興証券では、揺るがないコミットメント経営を評価し、投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続した。目標株価は2470円→2350円と引き下げた。
 セクター内のコア銘柄として推奨するスタンスに変わりなし。評価ポイントは「コミットメント経営」。過去のトラックレコードが物語っている通り、会社計画や株主還元で掲げた施策を着実に達成することで、株式市場からの信頼度を醸成、企業価値向上を志向する経営が続いている。さらなる優位ある規模での利益成長、CITICとのシナジー創出といった課題は今後解決していく必要性はあるが、引き続き、この経営力の高さが同社の株価に反映される展開を想定するとした。

★12:33  サーバーワークス-上げ幅拡大 JフロントのAWS導入事例を公開
 サーバーワークス<4434.T>が上げ幅拡大。同社は7日11時30分、アマゾンウェブサービス(AWS)のプレミアコンサルティングパートナーとして、大丸松坂屋百貨店を運営するJ.フロント リテイリング<3086.T>のAWS移行プロジェクト内容を「AWS Summit Tokyo」にて初公開すると発表した。
 J.フロントリテイリングが掲げる「オールクラウド化」という目標のもと、社内、社外システムのAWS移行プロジェクトを総称した案件について紹介する。日程は6月12日~14日。

★12:34  グリー-大和が目標株価引き上げ 目立ったカタリストもなく様子見の情勢が続こう
 グリー<3632.T>が反発。大和証券では、目立ったカタリストもなく様子見の情勢が続こうとコメント。投資判断「3(中立)」を継続も、目標株価は480円→500円と引き上げた。取材をふまえ、大和の業績予想を修正。営業費用削減により、営業利益は底堅さを示していると指摘。

★12:34  丸紅-SMBC日興が目標株価引き下げ 再評価の「芽」はまだ見えず
 丸紅<8002.T>が反発。SMBC日興証券では、再評価の「芽」はまだ見えずとコメント。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は900円→760円と引き下げた。
 (1)配当利回りは5%程度と高く、20.3期配当金の会社見通し35円/株が下限、(2)TOPIX相対PBRがヒストリカルボトムに近似の2点を踏まえると、ここからのダウンサイド余地は限定的とも言える。しかし、(1)商社セクター内で配当性向が相対的に低く、(2)米中貿易摩擦のあおりを受けて、穀物市況下落を通じて同社の穀物事業や肥料事業の業績に影響が及んでいる。また(3)今期の業績上振れのビジビリティが高いとは言えず、これらの要素が、バリュエーション面での重しとなっているとみられるとした。

★12:38  アカツキ-大和が目標株価引き下げ 株式市場のリスク回避志向が強まり株価水準低下
 アカツキ<3932.T>が3日続伸。大和証券では、株式市場のリスク回避志向が強まり、株価水準が低下すると想定。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続も、目標株価は6700円→5050円と引き下げた。取材をふまえ、大和の業績予想を修正。安定した成長ストーリーの確立が期待される状況は変わらないとした。


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