前場コメント No.1 クレディセゾン、三菱商事、Ｊエスコム、日本ビューホテル、三井不動産など
★9:00 クレディセゾン－ＪＰモルガンが「Neutral」へ引き上げ 自己株取得発表を踏まえて
クレディセゾン<8253.T>が続伸。ＪＰモルガン証券では、自己株取得発表を踏まえ、投資判断を「Underweight」→「Neutral」、目標株価は1300円→1370円と引き上げた。
ＪＰＭでは19年度の業績悪化（前期比減益・ROEの低下）、相対的な株主還元の低さ、構造的な競争激化などを背景に、投資判断を「Underweight」としてきた。しかし、今後も自己株取得が発表される可能性を踏まえれば、株価推移がカバレッジユニバースを劣後する確度は低下したと考えられ、投資判断を「Neutral」に変更するとした。
クレディセゾン<8253.T>が続伸。ＪＰモルガン証券では、自己株取得発表を踏まえ、投資判断を「Underweight」→「Neutral」、目標株価は1300円→1370円と引き上げた。
ＪＰＭでは19年度の業績悪化（前期比減益・ROEの低下）、相対的な株主還元の低さ、構造的な競争激化などを背景に、投資判断を「Underweight」としてきた。しかし、今後も自己株取得が発表される可能性を踏まえれば、株価推移がカバレッジユニバースを劣後する確度は低下したと考えられ、投資判断を「Neutral」に変更するとした。
★9:00 三菱商事－みずほが「中立」へ引き下げ キャメロンLNGの完工まで不安要因は残る
三菱商事<8058.T>が小高い。みずほ証券では、キャメロンLNGの完工まで不安要因は残る判断。投資判断を「買い」→「中立」、目標株価は3690円→3090円と引き下げた。
株価は千代田化工建設（6366）がキャメロンLNGプロジェクトにおける損失計上を発表する前の3186円（2018年10月30日終値）から10％程度下落しており、株式市場において追加損失のリスクに対する不安が残っていると考えられる。この不安が払しょくされる条件は、同プロジェクトが第3トレインまで無事完工し、かつ他に予期しない損失が発生せず、利益成長に対して安心感を持てるようになることだが、それには1年程度の時間がかかると判断。一方で、同社が発表した3000億円の自社株買いは資本効率の観点から評価できるもので、長期的にはDPS（1株当たり配当）の成長に注目しているとした。
三菱商事<8058.T>が小高い。みずほ証券では、キャメロンLNGの完工まで不安要因は残る判断。投資判断を「買い」→「中立」、目標株価は3690円→3090円と引き下げた。
株価は千代田化工建設（6366）がキャメロンLNGプロジェクトにおける損失計上を発表する前の3186円（2018年10月30日終値）から10％程度下落しており、株式市場において追加損失のリスクに対する不安が残っていると考えられる。この不安が払しょくされる条件は、同プロジェクトが第3トレインまで無事完工し、かつ他に予期しない損失が発生せず、利益成長に対して安心感を持てるようになることだが、それには1年程度の時間がかかると判断。一方で、同社が発表した3000億円の自社株買いは資本効率の観点から評価できるもので、長期的にはDPS（1株当たり配当）の成長に注目しているとした。
★9:00 ＪエスコムＨＤ－買い気配 中国法人と業務提携 中国市場向け化粧品開発・販売へ
ジェイ・エスコムホールディングス<3779.T>が買い気配。同社は7日に、中国法人との間で、中国市場において、同社グループが取り扱う良質な日本製化粧品を中国法人が有するインフルエンサーマーケティングの手法を活用し、両社のさらなる発展と収益の拡大を目的とした業務提携を行うと発表した。
業務提携の内容は、同社の連結子会社であるスープを通じた中国市場向け化粧品の開発および販売や、中国市場において微博（weibo）などのSNSを活用して、上記化粧品を含め同社グループが展開する商品に対する広告宣伝・ブランディング・販売支援業務となっている
ジェイ・エスコムホールディングス<3779.T>が買い気配。同社は7日に、中国法人との間で、中国市場において、同社グループが取り扱う良質な日本製化粧品を中国法人が有するインフルエンサーマーケティングの手法を活用し、両社のさらなる発展と収益の拡大を目的とした業務提携を行うと発表した。
業務提携の内容は、同社の連結子会社であるスープを通じた中国市場向け化粧品の開発および販売や、中国市場において微博（weibo）などのSNSを活用して、上記化粧品を含め同社グループが展開する商品に対する広告宣伝・ブランディング・販売支援業務となっている
★9:00 日本ビューホテル－買い気配 ヒューリックが株式交換で完全子会社化
日本ビューホテル<6097.T>が買い気配。同社は6月7日大引け後に、筆頭株主で資本・業務提携先であるヒューリック<3003.T>が、日ビュホテルを株式交換により完全子会社化すると発表した。
7月25日開催予定の日ビュホテルの定時株主総会における承認を受けた上で、9月1日を効力発生日として行う予定。日ビュホテル株は8月29日付けで上場廃止となる見込み。提携から3年が経過し、より密接な協力関係および資本関係が必要と考えたとしている。
日ビュホテル1株に対して、ヒューリックの1.57株を割り当てる。交付するヒューリック株は1083万9231株となる予定で、交付する株式は新たに発行する普通株式にて充当する予定とした。
日本ビューホテル<6097.T>が買い気配。同社は6月7日大引け後に、筆頭株主で資本・業務提携先であるヒューリック<3003.T>が、日ビュホテルを株式交換により完全子会社化すると発表した。
7月25日開催予定の日ビュホテルの定時株主総会における承認を受けた上で、9月1日を効力発生日として行う予定。日ビュホテル株は8月29日付けで上場廃止となる見込み。提携から3年が経過し、より密接な協力関係および資本関係が必要と考えたとしている。
日ビュホテル1株に対して、ヒューリックの1.57株を割り当てる。交付するヒューリック株は1083万9231株となる予定で、交付する株式は新たに発行する普通株式にて充当する予定とした。
★9:01 三井不動産－ＭＳＭＵＦＧが「EW」へ引き下げ 変化は現時点で期待しにくい
三井不動産<8801.T>が小高い。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、今後トレーディングのチャンスは少なからずあると考えられるものの、本質的に同社のバリュエーションの目線が変わるような変化は現時点で期待しにくいと判断。投資判断を「Overweight」→「Equal-weight」、目標株価を3300円→2900円と引き下げた。
短期的な株価上昇のカタリストとしては、（1）コア資産の売却や、（2）機動的な自社株買いの発表があるか注目。
上記の（1）については、同社のポートフォリオの価値をマーケットに知らしめる芽的で、かねてから期待する向きがあった。同社では19.3期決算において有形固定資産833億円相当を販売用不動産に振り替えており、このなかに日本橋や日比谷、六本木などに立地するようなコア資産の持ち分が含まれている可能性も否定はできない。（2）については、同社は不動産売却のペースが計画を上ブレる場合には売却資金を還元強化に充当することも選択肢としているもよう。現在行っている自社株買いの期間が11月30日であることを踏まえれば、20.3期の2Q決算や3Q決算において、追加の自社株買いが発表される可能性は否定できない。
三井不動産<8801.T>が小高い。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、今後トレーディングのチャンスは少なからずあると考えられるものの、本質的に同社のバリュエーションの目線が変わるような変化は現時点で期待しにくいと判断。投資判断を「Overweight」→「Equal-weight」、目標株価を3300円→2900円と引き下げた。
短期的な株価上昇のカタリストとしては、（1）コア資産の売却や、（2）機動的な自社株買いの発表があるか注目。
上記の（1）については、同社のポートフォリオの価値をマーケットに知らしめる芽的で、かねてから期待する向きがあった。同社では19.3期決算において有形固定資産833億円相当を販売用不動産に振り替えており、このなかに日本橋や日比谷、六本木などに立地するようなコア資産の持ち分が含まれている可能性も否定はできない。（2）については、同社は不動産売却のペースが計画を上ブレる場合には売却資金を還元強化に充当することも選択肢としているもよう。現在行っている自社株買いの期間が11月30日であることを踏まえれば、20.3期の2Q決算や3Q決算において、追加の自社株買いが発表される可能性は否定できない。
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