前場コメント No.4 三井住友トラスト、ベステラ、イトクロ、フリービット、積水ハウスなど

2019/06/10(月) 11:30
★9:03  三井住友トラスト-CSが目標株価引き上げ リスクオフだからこそ安定収益の信託モデル
 三井住友トラスト・ホールディングス<8309.T>が3日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、リスクオフだからこそ安定収益の信託モデルと注目。投資評価「OUTPERFORM」を継続、目標株価を5400円→5500円と引き上げた。
 ポイントは以下の通り。(1)20.3期会社計画の純利益1800億円により中計目標1800億円遂行による増益と安定収益イメージが確認されつつある中、(2)今期の増配計画(19.3期DPS 140円→20.3期計画150円)と増額した自社株買い(19.3期89億円、今回160億円)実施により株主還元率も20.3期40%達成見通しとなり、(3)大手行では唯一20.3期増益+増配+自社株買いがそろい、株価はリスクオフの中も堅調なモメンタムがある。(4)手数料比率57%などリカーリング収益が相対的に大きくディフェンシブと位置づけられるほか、(5)事業承継や年金などの信託業務は、日本の人口動向・高齢化社会で需要が高いと指摘。

★9:03  ベステラ-大幅に6日続伸 1Q営業益80%増 新規顧客の開拓順調
 ベステラ<1433.T>が大幅に6日続伸。同社は7日に、20.1期1Q(2-4月)の連結営業利益は1.3億円(前年同月比79.7%増)だったと発表した。通期の会社計画4.2億円に対する進ちょくは24.7%となっている。
 解体工事案件の増加が続いており、新規顧客の開拓が進んだことや、前期同四半期に買収した子会社の連結効果も寄与した。

★9:03  イトクロ-売り気配 通期営業益を下方修正 上期は10%減益着地
 イトクロ<6049.T>が売り気配。同社は7日に、19.10期通期の営業利益予想を従来の23.5億円から14.0億円(前期比30.0%減)に引き下げると発表した。上期の業績動向を踏まえた。市場コンセンサスは24.0億円となっている。
 塾ナビにおいて、Googleの仕様変更に伴い、リスティング広告のクリック単価が高騰し、十分なユーザーの獲得には至らなかったことなどが響き、前回予想を下回る見込みとなった。
 併せて発表した、19.10期上期(11-4月)の営業利益は10.0億円(前年同期比9.6%減)だった。

★9:03  フリービット-続伸 業務提携先のアルプスアルパインが237.06万株取得 第3位株主に
 フリービット<3843.T>が続伸。同社は6月7日大引け後に、アルプスアルパイン<6770.T>が237万0600株を保有する第3位株主になったと発表した。議決権割合は10.68%。カルチュア・コンビニエンス・クラブ他1社から取得するもの。両社は2018年11月に、CASE(コネクテッドサービス)のビジネス化の基盤構築を目的とする業務提携を締結している。

★9:04  積水ハウス-4日続伸 1Q営業益10%増 戸建、分譲事業がけん引
 積水ハウス<1928.T>が4日続伸。同社は7日に、20.1期1Q(2-4月)の連結営業利益は342億円(前年同期比9.8%増)だったと発表した。通期の会社計画は1850億円に対する進ちょくは16.7%となっている。
 戸建住宅事業が前期比17.5%増。分譲住宅事業が同29.1%増と好調だった。

★9:04  ヤマシンフィルタ-岩井コスモが新規「A」 建機の需要増加が収益を拡大させる
 ヤマシンフィルタ<6240.T>が続伸。岩井コスモ証券では、建機の需要増加が収益を拡大させると判断。投資判断「A」、目標株価700円として、カバレッジを開始した。
 今期業績は会社計画を上振れると予想。来期も事業環境は良好。加えて、中国の排ガス規制に対応した新製品の収益も見込まれる。
 主力製品である油圧フィルターは建設機械の必須部品の1つ。建機の新車需要増加や作業時間拡大が消耗品であるフィルターの売り上げを伸ばす。今期も建機需要増加を予想するとしたが、期初計画は減収減益。これは一部顧客が進めている生産調整の影響などを考慮したもので、全体的には良好な事業環境を反映し、計画上振れの可能性は高いと考えるとした。


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