前場コメント No.12 西松建設、電気興業、ＦＣＣ、栗田工業、カナモトなど
★9:43 西松建設－みずほが目標株価引き下げ 不動産開発事業の拡大に向け布石を打てるか
西松建設<1820.T>がもみ合い。みずほ証券では、不動産開発事業の拡大に向け、布石を打てるか注目。投資判断「中立」を継続、目標株価は2720円→2300円と引き下げた。
今20.3期利益予想を従来から引き上げたものの、適用PERの低下を理由に目標株価を2300円へ引き下げ。短期的にカタリストに乏しく､足元の株価はフェアバリューにあると考えられる。来21.3期以降の営業利益については、緩やかに減少しつつも高い水準を維持すると予想しているとした。
西松建設<1820.T>がもみ合い。みずほ証券では、不動産開発事業の拡大に向け、布石を打てるか注目。投資判断「中立」を継続、目標株価は2720円→2300円と引き下げた。
今20.3期利益予想を従来から引き上げたものの、適用PERの低下を理由に目標株価を2300円へ引き下げ。短期的にカタリストに乏しく､足元の株価はフェアバリューにあると考えられる。来21.3期以降の営業利益については、緩やかに減少しつつも高い水準を維持すると予想しているとした。
★9:45 電気興業－急騰 今期営業益は前期並み見込む 自社株買いも発表
電気興業<6706.T>が急騰。同社は7日に、20.3期通期の連結営業利益予想は27.0億円（前期比0.4％増）と発表した。市場コンセンサスは21.1億円。
移動通信関連分野において、LTEに対応した多周波共用アンテナやLTE-Advancedに対応したアンテナ需要の獲得に加え、5G向けに新たに割り当てられた周波数に対応したアンテナ需要の取り込みを積極的に図るとしている。
19.3期通期の連結営業利益は26.9億円（前の期比77.2％増）だった。電気通信関連事業が、多周波共用アンテナやLTE-Advancedに対応した3.5GHz帯のアンテナ需要が継続して増加したことなどにより、増益となったことが寄与した。
なお、同社は原価の付け替えによる不適切な会計処理が行われていたことが発見されたため、調査チームを設置。その調査および当該調査の結果を踏まえた決算手続き完了に時間を要したことにより、決算開示が遅延していた。
併せて、上限28万株・6億5000万円の自己株取得枠を設定することも発表した。取得期間は6月10日～10月31日。自己株式を除いた発行済み株式総数に対する割合は2.28％。
電気興業<6706.T>が急騰。同社は7日に、20.3期通期の連結営業利益予想は27.0億円（前期比0.4％増）と発表した。市場コンセンサスは21.1億円。
移動通信関連分野において、LTEに対応した多周波共用アンテナやLTE-Advancedに対応したアンテナ需要の獲得に加え、5G向けに新たに割り当てられた周波数に対応したアンテナ需要の取り込みを積極的に図るとしている。
19.3期通期の連結営業利益は26.9億円（前の期比77.2％増）だった。電気通信関連事業が、多周波共用アンテナやLTE-Advancedに対応した3.5GHz帯のアンテナ需要が継続して増加したことなどにより、増益となったことが寄与した。
なお、同社は原価の付け替えによる不適切な会計処理が行われていたことが発見されたため、調査チームを設置。その調査および当該調査の結果を踏まえた決算手続き完了に時間を要したことにより、決算開示が遅延していた。
併せて、上限28万株・6億5000万円の自己株取得枠を設定することも発表した。取得期間は6月10日～10月31日。自己株式を除いた発行済み株式総数に対する割合は2.28％。
★9:48 ＩＮＥＳＴ－反発 子会社のＥＰＡＲＫマネーライフをトリプルヘッドに譲渡
ＩＮＥＳＴ<3390.T>が3日ぶり反発。同社は6月7日大引け後に、連結子会社であるＥＰＡＲＫマネーライフ（東京都豊島区）について、保有する全株式（所有割合90％）を譲渡すると発表した。情報処理サービス業、情報提供サービス業を展開する会社。譲渡先は、システム開発事業を展開するトリプルヘッド（東京都港区）。
ＩＮＥＳＴ<3390.T>が3日ぶり反発。同社は6月7日大引け後に、連結子会社であるＥＰＡＲＫマネーライフ（東京都豊島区）について、保有する全株式（所有割合90％）を譲渡すると発表した。情報処理サービス業、情報提供サービス業を展開する会社。譲渡先は、システム開発事業を展開するトリプルヘッド（東京都港区）。
★9:48 ＦＣＣ－みずほが目標株価引き下げ 数量が伸び悩むなか先行投資負担もある
エフ・シー・シー<7296.T>が続伸。みずほ証券では、数量が伸び悩むなか先行投資負担もあり、様子見スタンスとコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は2550円→2440円と引き下げた。
米国での四輪車用クラッチの拡販が同社独自の成長要因であるが、足元では市場環境の悪化によりZFやFCA、GM向け販売が従来想定比で伸び悩んでいる。また、二輪車用クラッチではインド市場低迷の影響もあり、前回予想に対して利益成長鈍化を想定。
同社は4月に新事業開発部を新設し、摩擦材を応用した製品やEV向け製品を開発していく方針。中期視点では、自動車産業の構造変化において強みを活かす機会ととらえている。しかし、短期的には数量が伸び悩む中で研究開発費が増加しており、数量変動と費用の出方を注視するとした。
エフ・シー・シー<7296.T>が続伸。みずほ証券では、数量が伸び悩むなか先行投資負担もあり、様子見スタンスとコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は2550円→2440円と引き下げた。
米国での四輪車用クラッチの拡販が同社独自の成長要因であるが、足元では市場環境の悪化によりZFやFCA、GM向け販売が従来想定比で伸び悩んでいる。また、二輪車用クラッチではインド市場低迷の影響もあり、前回予想に対して利益成長鈍化を想定。
同社は4月に新事業開発部を新設し、摩擦材を応用した製品やEV向け製品を開発していく方針。中期視点では、自動車産業の構造変化において強みを活かす機会ととらえている。しかし、短期的には数量が伸び悩む中で研究開発費が増加しており、数量変動と費用の出方を注視するとした。
★9:50 栗田工業－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き下げ 安定収益拡大を評価
栗田工業<6307.T>が反発。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、安定収益拡大を評価。超純水事業リスクの過度な懸念は不要とし、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は3800円→3700円と引き下げた。
エクイティストーリーは、「超純水供給事業の業績拡大」で変更なし。マクロ動向は不透明だが、安定収益源の積み上がりに加え、総合ソリューションや海外子会社PMIなど、今後の収益性改善に向けた施策が本格始動。外部環境に依らない独自成長が可能と考え「Overweight」を継続するとした。
栗田工業<6307.T>が反発。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、安定収益拡大を評価。超純水事業リスクの過度な懸念は不要とし、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は3800円→3700円と引き下げた。
エクイティストーリーは、「超純水供給事業の業績拡大」で変更なし。マクロ動向は不透明だが、安定収益源の積み上がりに加え、総合ソリューションや海外子会社PMIなど、今後の収益性改善に向けた施策が本格始動。外部環境に依らない独自成長が可能と考え「Overweight」を継続するとした。
★9:52 カナモト－急騰 上期営業益3％増 建設機械のレンタル需要底堅い
カナモト<9678.T>が急騰。同社は7日に、19.10期上期（11-4月）の連結営業利益は113億円（前年同期比2.5％増）だったと発表した。通期の会社計画184億円に対する進ちょくは61.2％となっている。
建設関連において、東京五輪関連のインフラ整備や再開発事業など、大型プロジェクトが計画されている大都市圏や、北海道、九州、西日本の災害復旧・復興工事も本格化しており、全体を通じて建設機械のレンタル需要が底堅く推移したことが寄与した。
カナモト<9678.T>が急騰。同社は7日に、19.10期上期（11-4月）の連結営業利益は113億円（前年同期比2.5％増）だったと発表した。通期の会社計画184億円に対する進ちょくは61.2％となっている。
建設関連において、東京五輪関連のインフラ整備や再開発事業など、大型プロジェクトが計画されている大都市圏や、北海道、九州、西日本の災害復旧・復興工事も本格化しており、全体を通じて建設機械のレンタル需要が底堅く推移したことが寄与した。
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