前場コメント No.10  日本ライフL、ルネサス、和井田、テクノスJPN、ASB機械、NECなど

2019/06/11(火) 11:31
★10:28  日本ライフライン-野村が目標株価引き上げ ICD市場シェア拡大する可能性大
 日本ライフライン<7575.T>が大幅に3日続伸。野村証券では、ICD(埋め込み型除細動器)市場シェアが拡大する可能性は高いと判断。投資判断「Buy」を継続、目標株価を2200円→2400円と引き上げた。

 同社は9月1日からBoston Scientific(以下、BSX)社製のCRM製品販売に切り替わる。BSXは70名の営業体制で19.3期に会社推定約19%のICD市場シェアを獲得した。9月以降は同社の230名の営業体制による販売になるため、さらにICD市場シェアが拡大する可能性は高い。中期経営計画では24.3期のICD市場シェアを25%としているが、野村は同計画を超える30%を達成できると考え、リズムディバイス事業の中長期業績予想を引き上げた。

★10:31  ルネサスエレクトロニクス-急騰 上海VWと共同研究所を設立
 ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が急騰。同社は10日、上海フォルクスワーゲン(本社:中華人民共和国上海市)と、オートモーティブ・エレクトロニクス共同研究所を設立したと発表した。
 
 中国の自動車市場に向けた次世代のデジタルコクピットや車載制御システムをはじめとする最新の車載用アプリケーションの研究開発を加速する。
 
 また、上海フォルクスワーゲンの次世代車載電子プラットフォーム開発に向けて、ソフトウェアモジュール開発やシステム統合の実現を支援し、中国の自動車市場の要求に応えるとしている。

★10:36  和井田製作所-急騰 「NEXT1000~2018年度の営業増益額が多い企業」 で2位
 和井田製作所<6158.T>が急騰。11日付けの日本経済新聞朝刊「NEXT1000」のコーナーにおいて、2018年度の営業増益額が多い企業として同社が2位になったことが手がかり。

 記事によれば、徹底した採算管理と他社の追随を許さない技術力が同社の高収益を支えているという。同社が1年間に販売する製品は250台程度あるが、その1台1台の採算を管理している。また、研削盤はミクロン単位の精度が求められる。精度を武器に海外でシェアを高め、価格競争に陥らない工夫を凝らしているとした。

★10:41  テクノスジャパン-3日続伸 電子タグ特許保有のRFルーカスに出資
 テクノスジャパン<3666.T>が3日続伸。同社は10日、RFID(電子タグ)位置特定特許技術を持つRFルーカス(本社:東京都港区)へ出資したと発表した。
 
 RFルーカスが持つ技術は、物品の位置情報をデジタルデータとして高精度で一括収集することが可能で、テクノスジャパンが強みを持つ領域である基幹システム、独自開発のプラットフォーム等へ連携することで、関連する業務の自動化、効率化を実現できるとしている。出資額は非開示。

★10:43  日精ASB機械-TIWが「2+」継続 株価は修正後の指標面でも割安感がある
 日精エー・エス・ビー機械<6284.T>が反落。投資情報会社のTIWでは、会社側が今19.9期見通しを下方修正したが、TIW予想も会社計画並みに変更。投資評価「2+(Outperform)」を継続した。

 株価は5月以降急落し、現在3000円前後の水準で推移。修正後の良そうに下振れ懸念が完全に払しょくできたわけではないとしたが、引き合いの良好なゼロ・クーリングシステムが徐々に浸透し、同社の競争力を中期的に高めるポテンシャルを持っている。当面は四半期受注動向を注視していくとした。

★10:52  NEC-5日ぶり反落 米アビアットと北米市場におけるワイヤレスバックホール事業で協業
 NEC<6701.T>が5日ぶり反落。同社は11日に、米アビアットネットワークス(以下 アビアット)は、北米市場におけるワイヤレスバックホール事業で協業することに合意したと発表した。

 同社の高信頼なワイヤレスバックホール製品(パソリンクシリーズ)とアビアットの北米全土に広がる保守・サービス網を組み合わせることで、北米市場でパソリンクシリーズ製品を継続提供し、事業体質の強化と売り上げの拡大を図るとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。


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