前場コメント No.3 ソフトバンクG、ロゼッタ、小野薬品、東洋電機製造、古河電気工業など

2019/06/12(水) 11:30
★9:01  ソフトバンクG-3日ぶり反落 スプリントとTモバイルの合併阻止へ米NY州ら提訴 日経報道
 ソフトバンクグループ<9984.T>が3日ぶり反落。日本経済新聞電子版は12日2時28分、同社傘下で米携帯通信4位のスプリントと同3位のTモバイル合併の合併について、米NY州など10の自治体が合併の差し止めるよう米裁判所に提訴したと報じた。
 記事によれば、携帯大手の合併は消費者の不利につながると主張している。両社の合併計画を審査している米司法省の判断に影響する可能性もあるとしている。

★9:02  日清製粉G-買い気配 みずほが目標株価引き上げ 海外B2B2C事業に拡大余地あり
 日清製粉グループ本社<2002.T>が買い気配。みずほ証券では、海外B2B2C事業に拡大余地ありと判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を2750円→2900円と引き上げた。
 今20.3期は営業最高益を予想。消費者ニーズ多様化の下、事業モデル転換を迫られる世界のB2C企業を支援する海外B2B2C事業の拡大余地に注目。みずほでは、世界的な景況感悪化の下での安定成長力の高まりに注目。
 同社は4月、豪州製粉最大手アライド・ピナクル社を総額731億円で買収した。売上高のうち小麦粉は5割程度で、高利益率のプレミックスやベーカリー関連原材料の売上拡大に注目。

★9:02  ロゼッタ-買い気配 武田とAI翻訳の共同開発開始
 ロゼッタ<6182.T>が買い気配。同社は11日に、武田薬品工業<4502.T>との間で、自社業務に最適化されたAI翻訳の共同開発を開始することで合意したと発表した。
 同社が開発したAI翻訳「T-4OO」は、製薬会社80社以上で導入されている。今回、 武田での導入にあたって、武田の外国語に関わる業務をより効率化し外注コストの削減に貢献するAI翻訳を提供するため、この共同開発を合意するに至った。
 さらに、国内最大手の武田との共同開発を通じて得た成果の一部を「T-4OO」全体の精度向上に反映させることにより、業界全体における業務効率化にも寄与していくとした。

★9:02  小野薬品-みずほが目標株価引き下げ オプジーボの国内売上高とロイヤルティ収入を減額
 小野薬品工業<4528.T>が続落。みずほ証券では、オプジーボの国内売上高とロイヤルティ収入を減額。投資判断「中立」を継続、目標株価は2420円→2100円と引き下げた。
 腫瘍免疫薬オプジーボの国内売上高およびBristol-Myers Squibb(BMS)社からのロイヤルティ収入の減額が、目標株価引き下げの主因。国内売上高の減額は、固定用量化による薬価引き下げとキイトルーダ(MSD/Merck社)などの影響による。当面の注目点は、会社側が2019年度上期申請予定としたオプジーボの胃がんの一次治療(1L)のトップライン結果になるとした。

★9:02  東洋電機製造-4日続伸 中国で永久磁石型同期モーター製造会社を設立
 東洋電機製造<6505.T>が4日続伸。同社は11日、中国のレアアース製造企業などと共同で産業用永久磁石型同期モータの製造を主業務とする合弁会社を設立したと発表した。
 合弁会社は、主として生産・加工設備向けの永久磁石型同期モータの製造を担う予定。同社の出資比率は35%。資本金は6000万人民元(約9.4億円)。

★9:02  古河電気工業-みずほが目標株価引き下げ 北米市場の健全性の継続が今後の焦点
 古河電気工業<5801.T>が小高い。みずほ証券では、北米市場の健全性の継続が今後の焦点とコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は3850円→3150円と引き下げた。
 今20.3期営業利益は400億円と、会社計画並みを想定。1Q(4~6月)営業利益は前年同期比18%減の70億円を予想し、上期営業利益は同9%減の160億円と想定(会社計画は通期のみ)。
 光ファイバー需要の50%以上を占める中国における需給軟化と価格急落の影響が他地域に広がっている。「北米市場は中国品の流入がないため、良好な事業環境の継続が期待できる」というシナリオの確証を現時点では得られないとした。


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