前場コメント No.11 コニシ、アマガサ、島津製作所、アインＨＤ、ＴＯＴＯなど
★9:30 コニシ－岩井コスモが新規「B+」 外部環境が好転 追い風が吹く
コニシ<4956.T>が小高い。岩井コスモ証券では、外部環境が好転し、追い風が吹くと想定。投資判断「B+」、目標株価1800円として、カバレッジを開始した。
外部環境に2つの追い風があると注目。（1）原油価格が50ドル～60ドル近辺で落ち着いていること。これを受けて、ナフサの価格も落ち着いてきたもよう。再度の値上げは難しくはなったが、原材料高騰による原価上昇リスクは軽減されていると見てよい。（2）土木建設事業に追い風が吹いていると見られること。政府のインフラ補修・改修の予算が追加された結果、国土強じん化の緊急対策に総事業費が約7兆円規模となったことが大きい。また、地盤がある大阪で万博が開催され、IRリゾートの誘致も期待が持てることもある。
コニシ<4956.T>が小高い。岩井コスモ証券では、外部環境が好転し、追い風が吹くと想定。投資判断「B+」、目標株価1800円として、カバレッジを開始した。
外部環境に2つの追い風があると注目。（1）原油価格が50ドル～60ドル近辺で落ち着いていること。これを受けて、ナフサの価格も落ち着いてきたもよう。再度の値上げは難しくはなったが、原材料高騰による原価上昇リスクは軽減されていると見てよい。（2）土木建設事業に追い風が吹いていると見られること。政府のインフラ補修・改修の予算が追加された結果、国土強じん化の緊急対策に総事業費が約7兆円規模となったことが大きい。また、地盤がある大阪で万博が開催され、IRリゾートの誘致も期待が持てることもある。
★9:34 アマガサ－4日ぶり反発 5月次売上高2％減 減少幅縮小
アマガサ<3070.T>が4日ぶり反発。同社は11日、5月次の全社売上高が前年同月比2.1％減だったと発表した。4月次の同7.3％減よりも減少幅が縮小した。
内訳は卸売事業が20.2％減。小売り事業は既存店売上高が2.6％減。セグメント全体では2.7％増。EC事業15.9％増だった。
アマガサ<3070.T>が4日ぶり反発。同社は11日、5月次の全社売上高が前年同月比2.1％減だったと発表した。4月次の同7.3％減よりも減少幅が縮小した。
内訳は卸売事業が20.2％減。小売り事業は既存店売上高が2.6％減。セグメント全体では2.7％増。EC事業15.9％増だった。
★9:35 島津製作所－みずほが目標株価引き下げ 投資指標面に特段割安感なし
島津製作所<7701.T>が小安い。みずほ証券では、中期期待は不変だが、投資指標面に特段割安感はないと判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は2850円→2750円と引き下げた。
前19.3期4Q決算では、計測機器の中の重点機種（LC/GC/MS）の売上高伸び率（除く為替影響）が前年同期比で2％増となり、3Qの同8％増からやや伸び率が鈍化した。競合他社の米AgilentやWatersも、製薬業界向けなどの低調から会社計画を下回る決算を発表するなど、前年同期のハードルが高かった面はあるが、業界全体に対する成長期待はやや一服した局面にある。みずほでは、同社が手掛ける計測機器は食品安全ニーズの高まりや環境規制強化の流れを背景に、中期成長余地が残るとの見方は不変と考えるとした。
島津製作所<7701.T>が小安い。みずほ証券では、中期期待は不変だが、投資指標面に特段割安感はないと判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は2850円→2750円と引き下げた。
前19.3期4Q決算では、計測機器の中の重点機種（LC/GC/MS）の売上高伸び率（除く為替影響）が前年同期比で2％増となり、3Qの同8％増からやや伸び率が鈍化した。競合他社の米AgilentやWatersも、製薬業界向けなどの低調から会社計画を下回る決算を発表するなど、前年同期のハードルが高かった面はあるが、業界全体に対する成長期待はやや一服した局面にある。みずほでは、同社が手掛ける計測機器は食品安全ニーズの高まりや環境規制強化の流れを背景に、中期成長余地が残るとの見方は不変と考えるとした。
★9:37 初値決定－ｕｐｒは21.2％高の4000円
東京証券取引所の2部市場に新規上場したユーピーアール<7065.T>の初値は、公開価格3300円の21.2％高となる4000円で付いた。初値出来高は26万1200株で、売買代金は約10.4億円。公開株式数から親引けを差し引きいた数（51万6600株）に対する売却率は50.6％だった。
東京証券取引所の2部市場に新規上場したユーピーアール<7065.T>の初値は、公開価格3300円の21.2％高となる4000円で付いた。初値出来高は26万1200株で、売買代金は約10.4億円。公開株式数から親引けを差し引きいた数（51万6600株）に対する売却率は50.6％だった。
★9:38 アインＨＤ－野村が目標株価引き下げ 8兆円市場で勝ち残るための先行投資を反映
アインホールディングス<9627.T>が小高い。野村証券では、8兆円市場で勝ち残るための先行投資を反映させ、レーティング「Buy」を継続も、目標株価は10100円→9000円と引き下げた。
6月7日の決算説明会およびその後の取材を踏まえ、積極的な薬剤師増員による費用増、システム投資の継続などを新たに織り込み、業績予想を下方修正。地域の旗艦薬局となる敷地内薬局の開設促進とM&A（合併・買収）により、医薬分業8兆円市場でシェアを高め、薬剤師の質（高度薬学管理など）と生産性を高めて厳しい調剤報酬改定を克服、中期的に収益性向上を伴う成長を見込むというシナリオは不変とした。
アインホールディングス<9627.T>が小高い。野村証券では、8兆円市場で勝ち残るための先行投資を反映させ、レーティング「Buy」を継続も、目標株価は10100円→9000円と引き下げた。
6月7日の決算説明会およびその後の取材を踏まえ、積極的な薬剤師増員による費用増、システム投資の継続などを新たに織り込み、業績予想を下方修正。地域の旗艦薬局となる敷地内薬局の開設促進とM&A（合併・買収）により、医薬分業8兆円市場でシェアを高め、薬剤師の質（高度薬学管理など）と生産性を高めて厳しい調剤報酬改定を克服、中期的に収益性向上を伴う成長を見込むというシナリオは不変とした。
★9:41 ＴＯＴＯ－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ 順調な利益成長軌道に戻るか注視したい
ＴＯＴＯ<5332.T>が小安い。ＳＭＢＣ日興証券では、中国売上回復などで、順調な利益成長軌道に戻るか注視したいとコメント。投資評価「3（アンダーパフォーム）」を継続、目標株価を3600円→3400円と引き下げた。
利益予想を減額修正も、セクター内の相対評価に基づく投資評価「3」に変更はなし。中国事業やセラミック事業が順調に回復し、また、効率的な費用支出が行われて利益率が向上することを前提に、22.3期まで利益成長が続くと予想。ただし、このような利益成長が実現するとしても、現在のバリュエーション水準に割安感はない。他方で、実際の業績は15.3期以降は一進一退となっており、順調に回復が続くか楽観視はできない。業績伸び悩みが今後も続いた場合は、リンナイ（5947）と同様にバリュエーション水準の切り下げにより株価低迷が続く懸念があるとした。
ＴＯＴＯ<5332.T>が小安い。ＳＭＢＣ日興証券では、中国売上回復などで、順調な利益成長軌道に戻るか注視したいとコメント。投資評価「3（アンダーパフォーム）」を継続、目標株価を3600円→3400円と引き下げた。
利益予想を減額修正も、セクター内の相対評価に基づく投資評価「3」に変更はなし。中国事業やセラミック事業が順調に回復し、また、効率的な費用支出が行われて利益率が向上することを前提に、22.3期まで利益成長が続くと予想。ただし、このような利益成長が実現するとしても、現在のバリュエーション水準に割安感はない。他方で、実際の業績は15.3期以降は一進一退となっており、順調に回復が続くか楽観視はできない。業績伸び悩みが今後も続いた場合は、リンナイ（5947）と同様にバリュエーション水準の切り下げにより株価低迷が続く懸念があるとした。
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