前場コメント No.13 日本ガイシ、日清製粉Ｇ、ショーワ、日本製鉄、ＪＦＥＨＤなど
★9:52 日本ガイシ－4日ぶり反落 独ＢＡＳＦと大容量電力貯蔵システムNAS電池の販売提携契約を締結
日本ガイシ<5333.T>が4日ぶり反落。同社は11日、ドイツの総合化学メーカーＢＡＳＦ社の子会社であるＢＡＳＦ Ｎｅｗ Ｂｕｓｉｎｅｓｓ ＧｍｂＨと大容量電力貯蔵システムNAS電池の販売提携契約を締結したと発表した。
ＢＡＳＦ社の有する世界的な販売網を通じて、ＢＡＳＦ Ｎｅｗ Ｂｕｓｉｎｅｓｓが日本ガイシのNAS電池を販売する。
日本ガイシ<5333.T>が4日ぶり反落。同社は11日、ドイツの総合化学メーカーＢＡＳＦ社の子会社であるＢＡＳＦ Ｎｅｗ Ｂｕｓｉｎｅｓｓ ＧｍｂＨと大容量電力貯蔵システムNAS電池の販売提携契約を締結したと発表した。
ＢＡＳＦ社の有する世界的な販売網を通じて、ＢＡＳＦ Ｎｅｗ Ｂｕｓｉｎｅｓｓが日本ガイシのNAS電池を販売する。
★9:52 日清製粉Ｇ－ＳＭＢＣ日興が「1」へ引き上げ 世界で”粉”闘し始めた老舗名門企業
日清製粉グループ本社<2002.T>が3日続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、「世界で”粉”闘し始めた老舗名門企業」と注目。投資評価を「2（中立）」→「1（アウトパフォーム）」、目標株価を2250円→3000円と引き上げた。
ＳＭＢＣ日興では独自のコアコンピタンスを持ち、市場成長率が低い日本以外へと収益源を拡大している銘柄を選好、同社がこうした成長銘柄の一角に入ると判断。主なポイントは、（1）BtoB企業として成長材料が豊富にある、（2）海外の利益構成比（のれん償却前）が高まりを見せる（19.3期20.4％→22.3期39％へ）、（3）川上企業として価格是正力を有し、業績に安定感がある、（4）ROEは低水準も着実に上昇、成長をより意識した資源配分を実施し、ガバナンスにも改善がみられる。
課題はROEのさらなる向上、国内事業の効率化。カタリストは、海外成長の実現、自社株買いなどとした。
日清製粉グループ本社<2002.T>が3日続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、「世界で”粉”闘し始めた老舗名門企業」と注目。投資評価を「2（中立）」→「1（アウトパフォーム）」、目標株価を2250円→3000円と引き上げた。
ＳＭＢＣ日興では独自のコアコンピタンスを持ち、市場成長率が低い日本以外へと収益源を拡大している銘柄を選好、同社がこうした成長銘柄の一角に入ると判断。主なポイントは、（1）BtoB企業として成長材料が豊富にある、（2）海外の利益構成比（のれん償却前）が高まりを見せる（19.3期20.4％→22.3期39％へ）、（3）川上企業として価格是正力を有し、業績に安定感がある、（4）ROEは低水準も着実に上昇、成長をより意識した資源配分を実施し、ガバナンスにも改善がみられる。
課題はROEのさらなる向上、国内事業の効率化。カタリストは、海外成長の実現、自社株買いなどとした。
★9:53 ショーワ－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き下げ 21.3期以降の高い成長性が評価不足
ショーワ<7274.T>が小安い。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、新規拡販による来21.3期以降の高い成長性が評価不足とみて、投資判断「Overweight」を継続した。業績予想の下方修正により、目標株価は2300円→2000円と引き下げた。
今20.3期は受注の端境期もあり、2ケタ減益ガイダンスとなったが、一過性費用の解消もあり会社計画は保守的と判断。輸出拠点であるメキシコの追加関税5％発動時の会社計画営業利益に与える影響は2％程度と推察するとしたが、無期限延期となり、第1四半期から会社計画上方修正への期待が復活した点は好材料。
来21.3期以降は第2世代デュアルピニオン電動パワーステアリング（DPA-EPS）などの上市が予定され、大型受注を獲得した可能性が高いとの見方は不変。ライン整流化や自動化の海外展開による生産性改善効果も前19.3期の国内に続き、期待ができる点も好材料であるとした。
ショーワ<7274.T>が小安い。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、新規拡販による来21.3期以降の高い成長性が評価不足とみて、投資判断「Overweight」を継続した。業績予想の下方修正により、目標株価は2300円→2000円と引き下げた。
今20.3期は受注の端境期もあり、2ケタ減益ガイダンスとなったが、一過性費用の解消もあり会社計画は保守的と判断。輸出拠点であるメキシコの追加関税5％発動時の会社計画営業利益に与える影響は2％程度と推察するとしたが、無期限延期となり、第1四半期から会社計画上方修正への期待が復活した点は好材料。
来21.3期以降は第2世代デュアルピニオン電動パワーステアリング（DPA-EPS）などの上市が予定され、大型受注を獲得した可能性が高いとの見方は不変。ライン整流化や自動化の海外展開による生産性改善効果も前19.3期の国内に続き、期待ができる点も好材料であるとした。
★9:58 日本製鉄－野村が目標株価引き下げ スプレッド悪化で予想を引き下げ
日本製鉄<5401.T>が小安い。野村証券では、スプレッド悪化で予想を引き下げ。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2100円→1980円と引き下げた。
国内外ともに業況は厳しくなりつつあるとみて、業績予想を下方修正。鉄鉱石の調達価格が一段と上昇する一方で、国内では鋼材在庫が多く、海外では欧州などの需要不振や中国の高水準の生産で、鋼材需給のタイト感に乏しい。このため、同社の鋼材スプレッドの見方を引き下げ。製鉄部門の在庫評価損益の一過性要因を除いた修正事業利益は、前期の生産トラブルからの一定の回復を考慮しても、今20.3期は前期比で11％減益を予想。今20.3期の税前利益は2500億円と、6月10日時点のBloombergコンセンサス2825億円に届かないとの見方を示した。
日本製鉄<5401.T>が小安い。野村証券では、スプレッド悪化で予想を引き下げ。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2100円→1980円と引き下げた。
国内外ともに業況は厳しくなりつつあるとみて、業績予想を下方修正。鉄鉱石の調達価格が一段と上昇する一方で、国内では鋼材在庫が多く、海外では欧州などの需要不振や中国の高水準の生産で、鋼材需給のタイト感に乏しい。このため、同社の鋼材スプレッドの見方を引き下げ。製鉄部門の在庫評価損益の一過性要因を除いた修正事業利益は、前期の生産トラブルからの一定の回復を考慮しても、今20.3期は前期比で11％減益を予想。今20.3期の税前利益は2500億円と、6月10日時点のBloombergコンセンサス2825億円に届かないとの見方を示した。
★10:02 ＪＦＥＨＤ－野村が目標株価引き下げ 原料高や鋼材需給緩和で下方修正
ＪＦＥホールディングス<5401.T>が小高い。野村証券では、原料高、鋼材需給緩和で業績予想を下方修正。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は1900円→1600円と引き下げた。
鉄鉱石価格が上昇し、コストが増加する中で、国内の薄板などの在庫は過剰状態にあり、海外でも直近でアジアの有力メーカーが建値の引き下げを発表するなど、同社を巡る業界環境は厳しくなっている。野村では鋼材スプレッドの見方を下方修正し、業績予想を引き下げ。前19.3期の生産トラブルからの回復が予想されるものの、今20.3期の修正事業利益は前期比16％減益を予想。税前利益では今20.3期に1400億円となり、6月10日時点のBloombergコンセンサス1800億円を下回る見込みとした。
ＪＦＥホールディングス<5401.T>が小高い。野村証券では、原料高、鋼材需給緩和で業績予想を下方修正。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は1900円→1600円と引き下げた。
鉄鉱石価格が上昇し、コストが増加する中で、国内の薄板などの在庫は過剰状態にあり、海外でも直近でアジアの有力メーカーが建値の引き下げを発表するなど、同社を巡る業界環境は厳しくなっている。野村では鋼材スプレッドの見方を下方修正し、業績予想を引き下げ。前19.3期の生産トラブルからの回復が予想されるものの、今20.3期の修正事業利益は前期比16％減益を予想。税前利益では今20.3期に1400億円となり、6月10日時点のBloombergコンセンサス1800億円を下回る見込みとした。
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