前場コメント No.15 ピジョン、LTS、パナソニック、博報堂DY、技研製作所など

2019/06/12(水) 11:31
★10:24  ピジョン-大和が目標株価引き下げ 1Qは1.3%減収・17%営業減益でネガティブ印象
 ピジョン<7956.T>が4日ぶり反落。大和証券では、1Qは1.3%減収・17%営業減益でネガティブ印象とコメント。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は4360円→3980円と引き下げた。
 大和想定(売上高、営業利益ともに前年同期並みを下回る着地。国内でインバウンド売上の低迷やシステムトラブルに見舞われたもの。大和予想は減額、会社通期見通しには届かないと現時点で想定するとした。

★10:26  LTS-プラス転換 衛星データのビジネス活用に向けた戦略立案・事業計画のコンサル開始
 エル・ティー・エス<6560.T>がプラス転換。同社は12日10時に、衛星データのビジネス活用に向けた戦略立案・事業計画のコンサルティングサービスを開始すると発表した。
 衛星データは、既に経済活動の動向把握や災害による経済・社会活動への影響予測など、様々な分野・領域で活用が進められているという。同社は、データ分析やAI導入支援の実績・知見から、今後、さらに衛星データの活用領域の拡大が見込まれると予想し、今回サービスとして提供することとした。

★10:30  パナソニック-BofAMLが「中立」へ引き下げ 車載での成長ストーリーはいったん封印
 パナソニック<6752.T>が4日ぶり反落。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BofAML)では、車載での成長ストーリーはいったん封印とコメント。投資評価を「買い」→「中立」、目標株価は1460円→950円と引き下げた。
 これまで「買い」の論点としていた車載事業での利益成長の実現可能性の低下が背景。車載電池ではテスラ・ギガファクトリーに次ぐけん引役が見えず、車載情報(インフォテイメント)は競争激化で収益性が当面低位にとどまる可能性が高い。今年5月発表の新中計にも新たな投資論点は見出し難い。 ただし、現株価は今20.3期PBR1.0倍の水準まで低下。同予想ROE10.4%に鑑みれば、株価下落余地は限定的と考え「中立」にとどめるとした。

★10:32  博報堂DY-4日続伸 博報堂単体の5月次売上高1%減 4媒体計は1%増
 博報堂DYホールディングス<2433.T>が4日続伸。同社は11日、5月次の博報堂単体の売上高が前年同月比0.7%減だったと発表した。
 新聞、雑誌、ラジオ、テレビを合わせた4媒体合計は同1.1%増となった。インターネットメディア向けは同14.7%増だった。

★10:33  技研製作所-もみ合い ため池の耐震化工事でインプラント堤防が採用
 技研製作所<6289.T>がもみ合い。同社は12日10時15分に、グループ企業の技研施工が高知県室戸市のため池「黒茂谷池」における耐震化工事でインプラント堤防(鋼矢板二重締切)が採用されたと発表した。
 大中規模地震やゲリラ豪雨等により、多くのため池が決壊し甚大な被害が生じるなど、老朽化したため池による災害リスクが高まる中、同社グループの推進する「インプラント堤防」がため池の堤体補強工事に採用され、工事が進んでいるとしている。

★10:33  T&DHD-BofAMLが「買い」へ引き上げ 悪材料は出尽くしへ
 T&Dホールディングス<8795.T>が底堅い。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BofAML)では、悪材料は出尽くしとみて、投資評価を「中立」→「買い」と引き上げた。目標株価は1950円→1500円と引き下げた。
 株価の下押し要因となってきた「節税保険問題」に収束が見えてきたと判断。税制改正による販売停止で、今20.3期の新契約獲得は約2割の減少となるが、業績・フランチャイズへの影響は限定的。新契約業績・経常利益とも、来21.3期にプラス成長へ好転を予想。Fedの「利下げ」が予想される中、「金融政策の正常化期待」を含まない保守的な見方を織り込み、EV倍率を引き下げ(0.46倍→0.36倍)、目標株価を減額も34%の上値余地を残すと指摘。


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