前場コメント No.16 ソフトバンク、前田建設、任天堂、日特エンジニアリング、物語コーポなど

2019/06/12(水) 11:31
★10:37  ソフトバンク-BofAMLが「買い」へ引き上げ 成長期待の織り込みが始まる
 ソフトバンク<9434.T>が底堅い。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BofAML)では、成長期待の織り込みが始まると注目。投資評価を「中立」→「買い」、目標株価は1500円→1720円と引き上げた。
 NTTドコモの新料金、楽天MNO参入、5G設備投資増によるFCF悪化懸念が株価の重しだが、今後1年程度で懸念は払しょくされ、株価は利益成長を織り込むと想定。今後3年間のEPS成長率は年率11%とセクター内で最高を予想。通信事業のFCFは6000億円程度が維持されそう。目標株価は来21.3期予想基準PERで15.1倍。配当利回りで5.6%(従来は20.3期予想配当利回りで5.1%、20.3期予想基準PERで16.5倍)とした。

★10:38  前田建設-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 利益水準はコンセンサスを下回る
 前田建設工業<1824.T>が4日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、利益水準はコンセンサスを下回るとコメント。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1330円→1150円と引き下げた。
 営業利益予想は、建築事業の利益引き下げを主因に下方修正。(1)売上高の減額修正、(2)人件費上昇等に伴う販管費増加が想定以上であることが主因。売上高は、需要は堅調に推移しているが、施工余力の関係で選別受注している影響が従来想定以上であることの織り込みが主因。
 中長期でのポイントは、コンセッションや再生可能エネルギービジネスなどでのインフラ運営事業の利益拡大と考えられる。コンセッションでは、注目している宮城県の水道事業の案件は、現時点で21.3期中に運営者決定の予定で、仮に同社が選定された場合の利益への貢献は22.3期からと推測。また、水道事業以外では港湾や海外でのコンセッションにも注目。再生可能エネルギーでは、同社が運営、開発中の太陽光・風力・バイオマス発電等の各ビジネスの売却益、売電収入が中長期で貢献すると想定するとした。

★10:42  任天堂-続落 Nintendo Switch「あつまれ どうぶつの森」発売は2020年3月20日
 任天堂<7974.T>が続落。同社は12日に、Nintendo Switch向け「あつまれ どうぶつの森」を2020年3月20日に発売すると発表した。2019年発売予定だったが、開発に少し時間がかかるとし、2020年の発売とした。
 今作の舞台は、無人島。「たぬき開発」がプロデュースする「無人島移住パッケージプラン」に参加して、島での生活を始めることになるという。また、「あつまれ どうぶつの森」では、ほかの人の島にでかけるマルチプレイを最大8人で楽しむことができるとしている。

★10:43  日特エンジニアリングなど-高い ペットへのマイクロチップ装着義務化で思惑買い
 日特エンジニアリング<6145.T>、日本動物高度医療センター<6039.T>などが高い。12日、犬猫へのマイクロチップの装着を義務化する改正動物愛護法が参院本会議で全会一致で可決、成立したことを受け、業績拡大に期待する買いが入っているもよう。

★10:44  物語コーポレーション-エースが目標株価引き下げ 業績の拡大基調が続くとの見方
 物語コーポレーション<3097.T>が小安い。エース経済研究所では、既存店の伸長や新規出店・新規業態開発による業績の拡大基調が続くとみて、投資判断「強気」を継続した。目標株価は14000円→12400円と引き下げた。
 今19.6期3Qは売上高441億円(前年同期比+13%)、営業利益31.3億円(同+10%)、経常利益37.6億円(同+18%)、当期利益23.2億円(同+16%)と増収増益。通期計画に対する達成率は売上高73%、営業利益79%と、売上高にはやや遅れが見られる。
 今期の新規出店および前期新店が増収に寄与。国内直営店舗数は前期末比13店舗純増(出店16店、退店3店)の265店舗となった。通期計画の出店29店の達成に問題はないと見ているとした。


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