前場コメント No.5 クロスプラス、フェニックスバイオ、太洋基礎、安藤ハザマ、VALUENEXなど

2019/06/13(木) 11:31
★9:05  クロスプラス-買い気配 1Q営業黒字転換 増収や粗利率の改善が寄与
 クロスプラス<3320.T>が買い気配。同社は12日に、20.1期1Q(2-4月)の連結営業損益は2.3億円の黒字(前年同期は0.7億円の赤字)だったと発表した。上期の会社計画2.0億円の赤字は据え置いた。
 M&Aによる事業領域の拡大やグループの営業組織を再編したことにより、専門店向けやEC向けの販売を増やしたことで増収となった。また、低価格帯商品の販売を減らすことで販売単価が前年から上昇し、粗利率が2.0ポイント改善したことも寄与した。

★9:05  日本触媒-みずほが目標株価引き上げ 垂直統合モデルの有効性や新製品の成長性に期待
 日本触媒<4114.T>が売り買い交錯。みずほ証券では、垂直統合モデルの有効性や新製品の成長性に期待。投資判断「買い」を継続、目標株価を8700円→9100円と引き上げた。
 最終的にはSAP1kgあたり20円の原価低減を目指すSAPサバイバルプロジェクトの効果顕在化に加え、反応性希釈剤などの次世代コア候補製品の拡大に期待。決算では、同社の垂直統合型事業モデルの有効性を再確認。アクリル酸(AA)および酸化エチレン(EO)などを出発原料とする高吸水性樹脂(SAP)やAA誘導品、セカンダリーアルコールエトキシレート(「ソフタノール」)や電子材料の拡販に加え、反応性希釈剤やリチウム二次電池(LiB)材料の「次世代コア製品」も業績拡大に寄与すると想定。
 なお、同社は三洋化成工業との経営統合を検討している。高度の技術シナジーが見込めることから、当該経営統合を高く評価。ただし、現時点では当該統合効果をみずほの業績予想へ織り込むことは差し控えるとした。

★9:06  フェニックスバイオ-買い気配 米国で高尿酸血症モデル動物に関する特許取得
 フェニックスバイオ<6190.T>が買い気配。同は12日に、高尿酸血症モデル、その製造方法および高尿酸血症治療剤のスクリーニング方法に関する発明が日本に続いて、米国で特許登録されたと発表した。
 同社は、このモデル動物により、痛風関節炎などの原因と考えられている高尿酸血症の治療薬を開発している製薬企業や研究機関での研究開発に寄与するとしている。

★9:06  太洋基礎工業-買い気配 1Q営業益2.2倍 特殊土木工事等事業や住宅関連工事事業が好調
 太洋基礎工業<1758.T>が買い気配。同社は12日に、20.1期1Q(2-4月)の営業利益は2.2億円(前年同期比2.2倍)だったと発表した。再生可能エネルギー等事業は小幅な減益となったものの、特殊土木工事等事業や住宅関連工事事業が大幅な増益となったことが寄与した。

★9:06  安藤ハザマ-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 利益水準はコンセンサスを下回る
 安藤ハザマ<1719.T>が底堅い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、利益水準はコンセンサスを下回るとみて、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は760円→840円と引き上げた。
 エクイティストーリーを「土木事業の利益率低下を主因とした業績伸び悩み」から「建設(建築・土木)事業の売上高拡大による利益成長」に変更するが、営業利益予想水準はコンセンサスを下回るとみることから「Neutral」を継続。
 以下の理由から現時点では計画未達を予想。(1)建築:当期受注当期売上分が不透明であること(19.3期の期初売上計画未達要因の1つ、同比率は約3割、推定)、(2)土木:大型工事の進捗に不透明感が残る事(19.3期は大型工事の工程見直しにより期初売上計画未達)。ただし、会社売上高計画達成のビジビリティが高まることで、今後の利益拡大に対する期待も高まるとみており、注目するとした。

★9:07  VALUENEX-売り気配 3Q累計営業赤字転落 コンサルティングサービスの減収響く
 VALUENEX<4422.T>が売り気配。同社は12日に、19.7期の3Q累計(8-4月)の連結営業損益は3800万円の赤字(前年同期は7800万円の黒字)だったと発表した。ASPサービスの売上高は増加したものの、コンサルティングサービスが減収となったことが響いた。なお、通期の会社計画1億0700万円の黒字は据え置いた。


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