前場コメント No.7 スター精密、コマツ、住友重機械工業、ウイルコ、神戸物産など
★9:09 スター精密-みずほが目標株価引き下げ もうしばらく様子を見たい
スター精密<7718.T>が続落。みずほ証券では、欧州向け工作機械需要減などから業績下振れリスクは高まっていると判断。もうしばらく様子を見たいとし、投資判断「中立」を継続した。目標株価は1750円→1500円と引き下げた。
1Q(1~3月期)決算では全社利益(消去前)の8割を稼ぐ工作機械のうち、地域別で4割弱を依存(金額ベース)する欧州向けの受注/売上減速が確認された(受注台数は前年同期比59%減、売上台数は同12%減)。みずほでは、同社が手掛ける小型旋盤は、一定の構造的な需要増(中国での医療用途や5G基地局向けなど)の下支えなどから、過去のように大きな調整にはならないとみているとしたが、足元は欧州向け工作機械の需要動向をやや慎重に見極めるべき局面との見方を維持。一方、積極的な株主還元姿勢などから、株価の下値も限定的と考えているとした。
スター精密<7718.T>が続落。みずほ証券では、欧州向け工作機械需要減などから業績下振れリスクは高まっていると判断。もうしばらく様子を見たいとし、投資判断「中立」を継続した。目標株価は1750円→1500円と引き下げた。
1Q(1~3月期)決算では全社利益(消去前)の8割を稼ぐ工作機械のうち、地域別で4割弱を依存(金額ベース)する欧州向けの受注/売上減速が確認された(受注台数は前年同期比59%減、売上台数は同12%減)。みずほでは、同社が手掛ける小型旋盤は、一定の構造的な需要増(中国での医療用途や5G基地局向けなど)の下支えなどから、過去のように大きな調整にはならないとみているとしたが、足元は欧州向け工作機械の需要動向をやや慎重に見極めるべき局面との見方を維持。一方、積極的な株主還元姿勢などから、株価の下値も限定的と考えているとした。
★9:09 ダントーHD-急騰 通期最終黒字転換見込む 固定資産売却益を計上
ダントーホールディングス<5337.T>が急騰。同社は12日に、19.12期通期の連結純損益予想を従来の1.1億円の赤字から0.2億円の黒字(前期は1.5億円の赤字)に引き上げると発表した。
固定資産(兵庫県西宮市の社宅)の譲渡により、固定資産売却益1億7900万円を19.12期3Q決算において特別利益に計上することが寄与する。
ダントーホールディングス<5337.T>が急騰。同社は12日に、19.12期通期の連結純損益予想を従来の1.1億円の赤字から0.2億円の黒字(前期は1.5億円の赤字)に引き上げると発表した。
固定資産(兵庫県西宮市の社宅)の譲渡により、固定資産売却益1億7900万円を19.12期3Q決算において特別利益に計上することが寄与する。
★9:09 コマツ-みずほが目標株価引き下げ 需要モメンタム鈍化に抗う独自ドライバー待ち
コマツ<6301.T>が小安い。みずほ証券では、需要モメンタム鈍化に抗う独自ドライバー待ちとコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は3050円→2500円と引き下げた。
前19.3期営業利益は会社計画を超過したものの、みずほ予想には未達。懸念していた以上に、中国やインドネシアの減速が早かった事が要因の1つと見られるとした。とは言え、設備投資関連とは異なり、グローバル建機需要は依然高原状態にあるため、今20.3期以降も需要モメンタムの鈍化が続く可能性がある。その場合、短期業績に基づく投資指標面は割安でも、アウトパフォームしづらい状態が続くと懸念される。
本格的な再評価には、(1)中国やインドネシアなどを中心とする需要反転、(2)ICT技術の融合・ダントツソリューションの提案による部品・サービス事業の想定を上回る成長加速が求められるとした。
コマツ<6301.T>が小安い。みずほ証券では、需要モメンタム鈍化に抗う独自ドライバー待ちとコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は3050円→2500円と引き下げた。
前19.3期営業利益は会社計画を超過したものの、みずほ予想には未達。懸念していた以上に、中国やインドネシアの減速が早かった事が要因の1つと見られるとした。とは言え、設備投資関連とは異なり、グローバル建機需要は依然高原状態にあるため、今20.3期以降も需要モメンタムの鈍化が続く可能性がある。その場合、短期業績に基づく投資指標面は割安でも、アウトパフォームしづらい状態が続くと懸念される。
本格的な再評価には、(1)中国やインドネシアなどを中心とする需要反転、(2)ICT技術の融合・ダントツソリューションの提案による部品・サービス事業の想定を上回る成長加速が求められるとした。
★9:10 住友重機械-みずほが目標株価引き下げ 中国の先行き不透明感が解消されるまで上値重い
住友重機械工業<6302.T>が続落。みずほ証券では、中国の先行き不透明感が解消されるまで上値は重いと判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は3900円→3600円と引き下げた。
米中貿易摩擦の影響による中国経済の減速などから量産機械の先行き不透明感は強まっており、当面は需要動向を見極めたいとした。PBRは1倍割れも、中国経済の先行き不透明感が解消されない限り、株価の上値は重いと考えられる。また、期待していた自社株買いの発表もなく、短期的にはカタリストに乏しいと指摘。
住友重機械工業<6302.T>が続落。みずほ証券では、中国の先行き不透明感が解消されるまで上値は重いと判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は3900円→3600円と引き下げた。
米中貿易摩擦の影響による中国経済の減速などから量産機械の先行き不透明感は強まっており、当面は需要動向を見極めたいとした。PBRは1倍割れも、中国経済の先行き不透明感が解消されない限り、株価の上値は重いと考えられる。また、期待していた自社株買いの発表もなく、短期的にはカタリストに乏しいと指摘。
★9:10 ウイルコHD-急落 通期営業赤字0.6億円見込む 印刷用紙の値上がりと受注競争激化響く
ウイルコホールディングス<7831.T>が急落。同社は12日に、19.10期通期の連結営業損益予想を従来の2.8億円の黒字から0.6億円の赤字(前期は1.9億円の赤字)に引き下げると発表した。知育事業における売上高の見込み違い、情報・印刷事業における想定以上の印刷用紙の値上がりと受注競争の激化が響く。
ウイルコホールディングス<7831.T>が急落。同社は12日に、19.10期通期の連結営業損益予想を従来の2.8億円の黒字から0.6億円の赤字(前期は1.9億円の赤字)に引き下げると発表した。知育事業における売上高の見込み違い、情報・印刷事業における想定以上の印刷用紙の値上がりと受注競争の激化が響く。
★9:11 神戸物産-大幅続落 上期営業益21%増も材料出尽くし
神戸物産<3038.T>が大幅続落。同社は12日に、19.10期上期(11-4月)の連結営業利益は93.2億円(前年同期比21.1%増)だったと発表した。通期の会社計画165.0億円に対する進ちょくは56.5%となっている。
業務スーパー事業が、総店舗数が826店舗となったことや国内グループ工場や自社輸入商品などの増強を図ったことなどにより、増益となった。また、エコ再生エネルギー事業が増益となったことも寄与した。しかし、株価は材料出尽くしで売りが優勢となっている。
神戸物産<3038.T>が大幅続落。同社は12日に、19.10期上期(11-4月)の連結営業利益は93.2億円(前年同期比21.1%増)だったと発表した。通期の会社計画165.0億円に対する進ちょくは56.5%となっている。
業務スーパー事業が、総店舗数が826店舗となったことや国内グループ工場や自社輸入商品などの増強を図ったことなどにより、増益となった。また、エコ再生エネルギー事業が増益となったことも寄与した。しかし、株価は材料出尽くしで売りが優勢となっている。
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