前場コメント No.19 大和ハウス、TIS、スターゼン、中外製薬、SMCなど

2019/06/13(木) 11:31
★11:11  大和ハウス-SMBC日興が目標株価引き下げ ガバナンスは要改善も成長に変わりなし
 大和ハウス<1925.T>が続落。SMBC日興証券では、ガバナンスは要改善も、成長継続に変わりはないとみて、投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続した。目標株価は4600円→4500円と引き下げた。
 目標株価引き下げは業績予想の見直しに伴うもの。セクター内の相対評価に基づく投資評価「1」に変更はなし。相次ぐ不祥事により株価バリュエーションとガバナンスへの信頼は低下しているものの、建設・住宅関連の中では安定成長が見込める数少ない銘柄のうちの1つとの評価に変わりはなし。短期的なカタリストには乏しいが、コーポレート・ガバナンスの改善と利益成長を両立させるとともに、M&A(合併・買収)や自己株式取得により成長性や投資魅力を増す努力を期待するとした。

★11:12  TIS-反落 パーソナルデータ管理サービス「paspit for X」の販売代理店契約締結
 TIS<3626.T>が反落。同社は13日に、DataSign(東京都渋谷区)が提供するPDS(パーソナルデータストア)を内蔵した情報銀行サービス「paspit(パスピット)」の企業向けプラットフォームである「paspit for X」の販売代理店契約を締結したと発表した。
 同社では、「paspit for X」を活用した個人がパーソナルデータを安全に管理できる情報銀行/PDSサービスを、旅行・観光、スマートシティ、MaaS、金融、人材、医療・ヘルスケアなどの領域の企業をターゲットに提供していき、2021年までに10億円の売り上げを目指すとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★11:14  スターゼン-もみ合い 給食向け事業でナカガワフーズと業務提携
 スターゼン<8043.T>がもみ合い。同社は13日11時、ナカガワフーズ(本社:熊本県菊池郡)と業務提携契約を締結したと発表した。
 同社とナカガワフーズは九州地区の給食向け業務において、食肉加工業務の委託などを主体に取引を拡大しており、さらなる事業拡大にあたり協業を進めるとしている。

★11:16  中外製薬-SMBC日興が目標株価引き上げ 「ブル/ベアで7600円/6000円」
 中外製薬<4519.T>が小安い。SMBC日興証券では、「ブル/ベアで7600円/6000円」とコメント。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は5000円→6800円と引き上げた。
 業績予想を大きく引き上げ、目標株価を6800円へ引き上げ。今後の成長ドライバーは血友病A治療薬ヘムライブラであり、この市場浸透率を変動要素にブルベアシナリオを想定。理論株価は、ブルシナリオで7600円、ベアシナリオでは6000円と試算。過去1年間の株価変動も将来の収益依存度が最も大きい新薬ヘムライブラの有効性、安全性の臨床データや販売動向などのニュースフローによるところが大きく、現状株価はその期待度がかなり織り込まれている水準ととらえられるとした。

★11:19  SMC-SMBC日興が目標株価引き下げ 業績ボトムならばFA相対で割安感は大きい
 SMC<6273.T>が5日ぶり反落。SMBC日興証券では、今20.3期が業績ボトムであれば、FA相対で割安感は大きいとみて、投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続した。目標株価は44000円→42000円と引き下げた。
 足元の事業環境は厳しいものの、FA企業のなかで同社は相対的に顧客分散が進んでおり、業績悪化の程度は小さいと予想。加えて、同社は中国以外にベトナム、インドなどアジアにおいて着々と生産拠点の拡充を進めている。グローバルで貿易摩擦が長期化し、「脱中国」の流れになったとしても、同社はいち早く需要を捉えることが可能になるものと考えているとした。
 空気圧機器はFAにとってなくてはならない存在であり、産業用ロボットなどと比べて競合企業も少ない。同社世界売上高シェアは2018年度で37%と、毎年1%ずつシェアを上げることができている。今後も高い収益性と、潤沢なキャッシュフローを創出するものと考えられ、長期的にみれば現在の株価水準は割安と考えるとした。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ