後場コメント No.1 ダイキン工業、椿本チエイン、ブロッコリー、モスフード、ペプチドリームなど

2019/06/13(木) 15:01
★12:30  ダイキン工業-岩井コスモが「B+」へ引き下げ 最高更新益更新の見通しも株価上昇で
 ダイキン工業<6367.T>が小安い。岩井コスモ証券では、売上高・営業利益ともに最高更新が続く見通しも、株価上昇で、投資判断を「A」→「B+」と引き下げた。目標株価は14500円→15000円と引き上げた。
 今期は、国内では昨夏の猛暑の反動で住宅用が苦戦しそうだが、学校空調の特需が業務用の販売を後押しする。米国は自前販売店網の拡充や新商品の投入でシェア拡大を目指す。市況に不透明感の強い中国では、変化に対応した柔軟な事業運営と新たなビジネスモデルの構築に取り組む。景気が減速傾向にある欧州は環境規制強化をとらえた高付加価値商品の拡大に注力する。
 今20.3期業績について岩井コスモでは、売上高が前期比8%増の2兆6700億円、営業利益が同5%増の2900億円と予想。原材料高や米国関税影響などの収益圧迫は続くが、コストダウンで吸収して最高益更新が続く見通しとした。

★12:30  椿本チエイン-SMBC日興が目標株価引き下げ 自動車部品は利益率低下は続く
 椿本チエイン<6371.T>が5日ぶり反落。SMBC日興証券では、自動車部品は利益率低下は続くと想定。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は4300円→4200円と引き下げた。
 今20.3期営業利益予想では、精機事業を30億円→24億円、自動車部品を79億円→76億円と見直し。精機事業は前19.3期下期受注が前年同期比9%減となった。液晶、半導体、工作機械向け先業界の減速感が強まっており、今20.3期は前期比7%減収を予想。自動車部品事業は中国の減速による国内工場稼働低下に起因する原価悪化が想定以上とみて、予想利益額をやや引き下げたとしている。

★12:35  ブロッコリー-大和が目標株価引き下げ 新規コンテンツの詳細開示が期待される
 ブロッコリー<2706.T>が5日ぶり反落。大和証券では、新規コンテンツの詳細開示が期待されるとし、投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続した。目標株価は2190円→1680円と引き下げた。取材をふまえ、大和業績予想を修正。投資の回収不確実性が株価下落の要因とした。

★12:37  モスフードサービス-続落 福岡市の店舗で使用期間切れ食材提供 西日本新聞報じる
 モスフードサービス<8153.T>が続落。西日本新聞は13日6時、同社が展開する「モスバーガー」の福岡市南区の店舗で、客に安全に提供できる時間として独自に定めた「使用期間」切れの食材が使われていたと報じている。
 記事によると、同店舗では2016年4月ごろから、休日の繁忙時に「モスライスバーガー焼肉」の焼き肉を数人前作り置いていた。調理後の焼き肉の使用期間は「5分」だが、時間管理をせずに保温し、客に提供していた。同社は今年1月に違反を確認し、常習的に行われていたとして、フランチャイズ契約を結ぶ長崎県の会社を指導したとしている。
 同記事を9時22分にヤフーニュースが配信したことで、下げ幅が拡大している。

★12:39  ペプチドリーム-岩井コスモが目標株価引き上げ 中長期的な成長ポテンシャルは不変
 ペプチドリーム<4587.T>が底堅い。岩井コスモ証券では、中長期的な成長ポテンシャルは不変と判断。投資判断「A」を継続、目標株価を6000円→7000円と引き上げた。
 第3四半期累計営業利益は6.7億円の黒字となり、赤字だった前年同期に比べて約20億円の増益となった。同社の収益は計上が第4四半期に偏る季節性があることを考えると、会社計画達成に向け、進ちょくは順調といえそう。株価は会社が発表するリリースに敏感に反応することが多いが、今期も第4四半期に入って塩野義製薬(4507)やJCRファーマ(4552)とのニュースを開示。今期もあと20日程度となったが、新たなクライテリア達成やターゲット化合物確定などが期待できそうとした。


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