後場コメント No.4 ファンケル、THK、アステリア、安川電機、産業ファンドなど

2019/06/13(木) 15:01
★13:14  ファンケル-水戸が目標株価引き上げ 20.3期は会社計画の上振れを期待
 ファンケル<4921.T>が底堅い。水戸証券では、今20.3期は会社計画の上振れを期待。レーティング「A」を継続、目標株価を3750円→3900円と引き上げた。
 今20.3期会社計画は売上高1310億円(+7%)、営業利益150億円(+21%)、インバウンド売上は160億円を想定。前19.3期は一部製品に品薄が生じていたが、新工場稼働などにより供給不安は解消に向かっているもよう。
 ファンケル化粧品は価格帯、対象年齢の拡大によるブランドの多角化を進める計画。アジア、米国での海外展開にも注目される。栄養補助食品では尿酸値を下げる機能性表示食品の「尿酸サポート」など、次期スター商品の育成による伸長が期待される。同社は売上高1360億円(前期比+11%、会社計画比+50億円)、営業利益159億円(同+28%、同+9億円)を予想。

★13:18  THK-SMBC日興が目標株価引き下げ 業績は厳しいが株価下落余地は小さい
 THK<6481.T>が小安い。SMBC日興証券では、業績は厳しいが、株価下落余地は小さいとみて、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は2500円→2400円と引き下げた。
 今19.12期1Q営業利益86億円に対し、2Qは前年同期比54%減の65億円、3Qは63%減の45億円、4Qは65%減の40億円と予想。通期営業利益は会社予想280億円を下回るとしている(会社計画は18.12期4Qの受注水準が続く前提)。産業機器事業だけではなく、自動車事業の業績も計画比下振れ傾向となっている点も留意が必要。
 来20.12期は、受注残の消化が今19.12期に進むことによって受注回復を予想するも、売上高水準は横ばい圏とみているとした。販売価格の下落も織り込み、来20.12期は微減益を予想。

★13:25  アステリア-4日続落 モバイルデータ活用サービスPlatioをアサヒ装設に導入
 アステリア<3853.T>が4日続落。同社は13日11時30分、アサヒ装設(本社:石川県白山市)が、同社のモバイルデータ活用サービス「Platio(プラティオ)」を導入したと発表した。
 アサヒ装設は、Platioを用いて制作した「出荷報告アプリ」により、注文された商品の出荷状況を速やかに把握することができるようになり、営業担当の業務のスピードアップを実現したとしている。

★13:30  安川電機-SMBC日興が目標株価引き下げ 「L字型」の業績推移が続くと予想
 安川電機<6506.T>が続落。SMBC日興証券では、「L字型」の業績推移が続くと予想。投資評価「1(アウトパフォーム)」→「2(中立)」を継続、目標株価は2600円→2400円と引き下げた。
 今20.2期営業利益予想を468億円→324億円(前期比35%減)に修正。会社計画465億円は現状の半導体・スマホ業界における設備投資動向、米中貿易摩擦の影響に鑑みると達成は難しいと予想。上期においてはMC事業における生産調整リスク、下期については業績の回復が会社想定よりも緩やかにとどまることをSMBC日興予想に織り込んでいるとした。来21.2期以降回復見込むが、中計目標22.2期700億円のハードル高いと判断。

★13:39  産業ファンド-みずほが「買い」へ引き上げ 企業所有不動産に対する優位性が強まる
 産業ファンド投資法人<3249.T>が3日続伸。みずほ証券では、企業所有不動産への提案型投資活動の優位性が今後強まると想定。投資判断を「中立」→「買い」、目標株価は13.25万円→14.70万円と引き上げた。
 「買い」に引き上げる理由は、企業所有不動産(CRE)への独特の提案型投資活動の優位性が今後強まると予想されること。株価は昨年末のボトムから反発したが、中長期的な成長余地を織り込む余地はまだ大きいと考えているとした。CREへの提案型アプローチによる、R&D施設や工場などの取得活発化で、相対的に高い投資利回りの維持が注目ポイントと指摘。


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