前場コメント No.6 伊藤忠アドバンス、石井表記、スノーピーク、コンコルディア、千葉銀行など

2019/06/14(金) 11:30
★9:06  伊藤忠アドバンスロジスティクス-三菱UFJMSが新規「Neutral」 割安感に欠ける
 伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人<3493.T>が小動き。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、投資判断「Neutral」、目標株価10.80万円として、カバレッジを開始した。
 伊藤忠グループが有する商社・商流プラットフォームの活用による成長が見込めるが、物流系REIT最後発銘柄として資産規模および投資口流動性に課題を有し、相対的な割安感に欠けるため「Neutral」でカバー開始。
 同REITは2018年9月の上場以降、公募価格を下回る状況が続いている。同REITでは株価不振の要因を(1)物流特化型8銘柄中7番目となる資産規模の相対的ビハインド、(2)機関投資家などのコア投資家割合が限定的な投資家ユニバース、(3)上場後間もないことに起因する運用トラックレコード不足の3点とし、同要因の克服を課題として認識している。今後も 具体的な施策の着実な積み上げを継続し、各課題項目の改善を示すことがバリュエーション向上の要件と指摘した。

★9:07  石井表記-急落 1Q営業益74%減 電子機器部品製造装置の赤字響く
 石井表記<6336.T>が急落。同社は13日に、20.1期1Q(2-4月)の連結営業利益は5800万円(前年同期比74.4%減)だったと発表した。上期の会社計画1800万円を1Qで上回っている。
 電子機器部品製造装置が、液晶関連分野で顧客の設備投資の谷間となっていることなどにより、赤字となった。また、ディスプレイおよび電子部品が減益となったことも響いた。

★9:07  スノーピーク-続伸 イオンペットと業務提携 イオンペット店舗内に出店へ
 スノーピーク<7816.T>が続伸。14日付けの日本経済新聞朝刊は、同社とイオン<8267.T>傘下でペット関連専門店を手掛けるイオンペット(千葉県市川市)が業務提携すると報じた。
 イオンペットの店舗内に同社が出店する。愛犬と楽しめるイベントの開催やキャンプ場開発なども検討する。ペットとキャンプ場を訪れる家族連れは多く、両社が持つノウハウを生かし販路を開拓するとしている。

★9:07  コンコルディア-ドイツ証が目標株価引き下げ 一体運営が進むことを期待
 コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186.T>が3日続落。ドイツ証券では、レーティング「Hold」を継続、目標株価は475円→440円と引き下げた。
 1月に、横浜銀行と東日本銀行のシステム統合が完了。コンコルディアではすでに企画やリスク管理がFGに集約されつつあるが、2行の実態的な一体運営には至っていない。新中計では、神奈川、東京といった肥沃なマーケットで2行が特性を生かして成長機会を追求していくが、中小企業向けのソリューションビジネスやシニア層向けサービスの充実では共通のプラットフォームを持つことが効率的。コンプライアンスだけでなく、さまざまな分野での一体運営が進むことを期待しているとした。

★9:08  千葉銀行-ドイツ証が目標株価引き下げ 「TSUBASAアライアンス」への参加行が増加
 千葉銀行<8331.T>が続落。ドイツ証券では、「TSUBASAアライアンス」への参加行が増加していると注目。レーティング「Hold」を継続も、目標株価は665円→600円と引き下げた。
 同行を軸とする「TSUBASAアライアンス」は異彩を放っていると注目。基幹システムの統合に関しては第四、北越(2行は20年10月に合併予定)に加え、中国、北洋がメンバーに加わり、伊予とはサブシステムの統合で合意している。注目はフィンテック、アセットマネジメント、証券業務、国際業務といった戦略業務で、システム統合行だけでなく、他の銀行も加わっていると推察。現状でアライアンスが各行の業績に与える影響は小さいが、今後の展開を注視する必要があると指摘した。


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