前場コメント No.10 サムライJP、ウエスコ、SUBARU、ジェイテック、アンリツなど

2019/06/14(金) 11:30
★9:17  サムライJP-急騰 1Q営業赤字縮小 既存事業の成長が寄与
 SAMURAI&J PARTNERS<4764.T>が急騰。同社は13日に、19.12期1Q(2-4月)の連結営業損益は2200万円の赤字(前年同期は8300万円の赤字)だったと発表した。既存事業(ノンバンク・不動産分野)の成長およびITサービス事業における大手自動車メーカーの大型受注が寄与した。

★9:20  ウエスコHD-急落 3Q営業益9%増 通期の会社計画を超過
 ウエスコホールディングス<6091.T>が急落。同社は13日に、19.7期3Q(8-4月)の連結営業利益は8.8億円(前年同期比8.7%増)だったと発表した。通期の会社計画6.5億円を超過して推移している。
 また、同純利益は10.1億円(前年同期比33.1%増)だった。訴訟損失引当金戻入益として4.0億円を特別利益に計上したことが寄与している。株価は足もと好業績への期待から上昇していたが、会社側が通期予想を据え置いたことで材料出尽くしから売りに押されている。

★9:24  SUBARU-MSMUFGが目標株価引き下げ 業界の逆風の影響は避けがたい
 SUBARU<7270.T>が小高い。モルガン・スタンレーMUFG証券では、業界の逆風の影響は避けがたいと判断。投資判断「Underweight」を継続、目標株価は2200円→2100円と引き下げた。
 完成検査問題(17年11月に発生)の影響で、中期経営計画の最優先事項が品質改革ということもあり、長期的な経営ビジョンはやや保守的な印象。米国におけるシェア5%を目指すことは大きな目標の1つではあるものの、グローバルの自動車業界全体でビジネスモデル変革や再編への取り組みが進む中、従来の自動車事業の枠を超えた成長戦略は必須。現在、国内生産の回復が主要論点の1つであるが、生産が戻った後のアップサイド要素がややみえにくい。米国需要のピークアウトとSUV市場の競争環境悪化を避ける手段は限定的。配当利回りが株式市場全体でも高水準にあるため、一定のサポートは期待するものの、配当性向やキャッシュフローの観点から継続性にはわずかに疑問符がつくとした。

★9:26  ジェイテック-急騰 新たな事業を開始 表面ナノ加工技術を利用
 ジェイテックコーポレーション<3446.T>が急騰。同社は13日に、新たな事業を開始すると発表した。
 以前より第3の事業を目指し、同社の表面ナノ加工技術を利用した、半導体分野、宇宙分野、医療分野などへの参入を目指してきたが、今回一部の分野において準備が整ったと判断した。
 新事業では、独自のナノ加工技術を利用し、「次世代半導体製造および評価装置用光学素子」や「X線顕微鏡用光学素子」などの分野において有力企業との共同開発により光学素子の開発および基板加工開発に取り組むとしている。

★9:29  アンリツ-野村が目標株価引き下げ 研究開発費の積み増しなどにより下方修正
 アンリツ<6754.T>が続伸。野村証券では、研究開発費の積み増しなどにより、業績予想を下方修正。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は1900円→1800円と引き下げた。
 戦略費用の積み増しを踏まえて業績予想を下方修正するが、5G向け需要の拡大を追い風とした高い利益成長が続く見通しに変更はなし。開発用途を中心とするモバイル市場向け計測器需要のピークは2022~23年頃になると予想されるが、自動車・産業機器などスマホ以外における5G利用が進むことなどから、2024年以降も需要拡大が続く可能性が高いとみているとした。

★9:30  日本郵船など-海運関連が安い 日本タンカー攻撃で
 日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>など海運関連が安い。ホルムズ海峡で、三菱ガス化学<4182.T>傘下の海運会社である国華産業のタンカーが攻撃を受けたことを嫌気した売りが広がっている。


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