ヘリオス-4日ぶりに大幅反発 iPS細胞由来RPE細胞による治療法の共同開発体制見直しへ

2019/06/14(金) 10:28
 ヘリオス<4593.T>が4日ぶりに大幅反発。同社は13日に、臨床開発の経営資源を、体性幹細胞再生医薬品分野で実施中の2つの治験(脳梗塞急性期および急性呼吸窮迫症候群)に短期的に集中するとともに、大日本住友製薬<4506.T>とのiPS細胞由来RPE細胞による治療法の共同開発体制を見直すと発表した。  iPS細胞という新規技術を用いた治療法の実現には、同社と大日本住友製薬のみならず様々なステークホルダーも交えた長期的な開発体制が必要となるなか、資源配分の有効性を考慮した結果、共同開発体制の変更が適切であると判断したとしている。  併せて、バイオ領域投資に特化した 投資事業有限責任組合の設立の検討を開始することも発表した。同社は、このファンドを通じて、国内外のバイオ領域へ成長資金の提供を行い、投資回収によるリターンを得るのみならず、目覚ましいイノベーションを遂げるバイオ業界において、質の高い情報収集および有望なベンチャー企業とのアライアンス関係構築などのシナジー効果を得ることができるものと想定するとしている。
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