前場コメント No.16 ヘリオス、住友重機械工業、日立建機、日本精工、マキタなど
★10:29 ヘリオス－4日ぶりに大幅反発 iPS細胞由来RPE細胞による治療法の共同開発体制見直しへ
ヘリオス<4593.T>が4日ぶりに大幅反発。同社は13日に、臨床開発の経営資源を、体性幹細胞再生医薬品分野で実施中の2つの治験（脳梗塞急性期および急性呼吸窮迫症候群）に短期的に集中するとともに、大日本住友製薬<4506.T>とのiPS細胞由来RPE細胞による治療法の共同開発体制を見直すと発表した。
iPS細胞という新規技術を用いた治療法の実現には、同社と大日本住友製薬のみならず様々なステークホルダーも交えた長期的な開発体制が必要となるなか、資源配分の有効性を考慮した結果、共同開発体制の変更が適切であると判断したとしている。
併せて、バイオ領域投資に特化した 投資事業有限責任組合の設立の検討を開始することも発表した。同社は、このファンドを通じて、国内外のバイオ領域へ成長資金の提供を行い、投資回収によるリターンを得るのみならず、目覚ましいイノベーションを遂げるバイオ業界において、質の高い情報収集および有望なベンチャー企業とのアライアンス関係構築などのシナジー効果を得ることができるものと想定するとしている。
ヘリオス<4593.T>が4日ぶりに大幅反発。同社は13日に、臨床開発の経営資源を、体性幹細胞再生医薬品分野で実施中の2つの治験（脳梗塞急性期および急性呼吸窮迫症候群）に短期的に集中するとともに、大日本住友製薬<4506.T>とのiPS細胞由来RPE細胞による治療法の共同開発体制を見直すと発表した。
iPS細胞という新規技術を用いた治療法の実現には、同社と大日本住友製薬のみならず様々なステークホルダーも交えた長期的な開発体制が必要となるなか、資源配分の有効性を考慮した結果、共同開発体制の変更が適切であると判断したとしている。
併せて、バイオ領域投資に特化した 投資事業有限責任組合の設立の検討を開始することも発表した。同社は、このファンドを通じて、国内外のバイオ領域へ成長資金の提供を行い、投資回収によるリターンを得るのみならず、目覚ましいイノベーションを遂げるバイオ業界において、質の高い情報収集および有望なベンチャー企業とのアライアンス関係構築などのシナジー効果を得ることができるものと想定するとしている。
★10:29 住友重機械－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 20.3期は重厚長大系製品が下支えに
住友重機械工業<6302.T>が小高い。ＳＭＢＣ日興証券では、今20.3期は重厚長大系製品が下支えになると想定。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は4100円→4200円と引き上げた。
今20.3期は相対的に底堅い業績が期待できる一方で、来21.3期以降の増益率は低位にとどまる見込み。アーリーシクリカル系事業での固定費の増加、国内建設用クレーン事業の減収などをＳＭＢＣ日興予想には織り込んでいるとした。機械コンポーネント、精密機械事業の売上高回復を予想するも、全体的には横ばい圏の業績が続くと予想。
住友重機械工業<6302.T>が小高い。ＳＭＢＣ日興証券では、今20.3期は重厚長大系製品が下支えになると想定。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は4100円→4200円と引き上げた。
今20.3期は相対的に底堅い業績が期待できる一方で、来21.3期以降の増益率は低位にとどまる見込み。アーリーシクリカル系事業での固定費の増加、国内建設用クレーン事業の減収などをＳＭＢＣ日興予想には織り込んでいるとした。機械コンポーネント、精密機械事業の売上高回復を予想するも、全体的には横ばい圏の業績が続くと予想。
★10:31 日立建機－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 中国売上高下方修正も鉱山機械でカバー
日立建機<6305.T>が続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、為替前提や中国売上高下方修正も、鉱山機械でカバーとコメント。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は3100円→3200円と引き上げた。
中国事業売上高は前19.3期で全体の約12％、今20.3期予想ベースで約8％と、従来に比べてその重要性は低下しつつある。地域ミクスの悪化要因ともなるものの、同社にとって重要なのは鉱山機械事業において更新サイクルが継続するか否かであると注目。中国政府がインフラ投資を積極化している点は、コモディティ価格と鉱山機械需要に間接的にプラスの効果を与えるものと考えられ、同社を取り巻く事業環境が大きく悪化するとは考えにくい。事業環境が悪化しているインドネシアの売上構成比が低い点も、同社にとってポジティブとした。
日立建機<6305.T>が続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、為替前提や中国売上高下方修正も、鉱山機械でカバーとコメント。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は3100円→3200円と引き上げた。
中国事業売上高は前19.3期で全体の約12％、今20.3期予想ベースで約8％と、従来に比べてその重要性は低下しつつある。地域ミクスの悪化要因ともなるものの、同社にとって重要なのは鉱山機械事業において更新サイクルが継続するか否かであると注目。中国政府がインフラ投資を積極化している点は、コモディティ価格と鉱山機械需要に間接的にプラスの効果を与えるものと考えられ、同社を取り巻く事業環境が大きく悪化するとは考えにくい。事業環境が悪化しているインドネシアの売上構成比が低い点も、同社にとってポジティブとした。
★10:35 日本精工－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ 下流EPSの新規案件獲得などに期待
日本精工<6471.T>が小高い。ＳＭＢＣ日興証券では、下流EPSの新規案件獲得やM&A（合併・買収）など成長のための施策に期待。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は1050円→970円と引き下げた。
今20.3期は従来通り、下期からの売上高回復を織り込まず、産業機械事業は軸受、精機製品ともに四半期ベースで横ばい圏の売上高水準が続く見通しとした。同事業の営業利益予想は244億円→247億円とほぼ変更なし。
下流EPSの新規案件は現時点では獲得できていないが、2019年中に新規受注を狙っていきたいと会社はコメントしている。そうなれば、今20.3期～来21.3期が業績のボトムであるとしてバリュエーションが徐々に切りあがってくる可能性はある。また、新しい成長のための取り組みとして、産業機械軸受での海外M&A（合併・買収）など新しい施策に期待。
日本精工<6471.T>が小高い。ＳＭＢＣ日興証券では、下流EPSの新規案件獲得やM&A（合併・買収）など成長のための施策に期待。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は1050円→970円と引き下げた。
今20.3期は従来通り、下期からの売上高回復を織り込まず、産業機械事業は軸受、精機製品ともに四半期ベースで横ばい圏の売上高水準が続く見通しとした。同事業の営業利益予想は244億円→247億円とほぼ変更なし。
下流EPSの新規案件は現時点では獲得できていないが、2019年中に新規受注を狙っていきたいと会社はコメントしている。そうなれば、今20.3期～来21.3期が業績のボトムであるとしてバリュエーションが徐々に切りあがってくる可能性はある。また、新しい成長のための取り組みとして、産業機械軸受での海外M&A（合併・買収）など新しい施策に期待。
★10:38 マキタ－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ 販促費・固定費の増加と為替動向に留意が必要
マキタ<6586.T>が7日続落。ＳＭＢＣ日興証券では、販促費・固定費の増加と為替動向に留意が必要とコメント。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は4600円→3800円と引き下げた。
現在の不透明な景気動向、米中貿易摩擦による設備投資マインドの低下リスクなどを踏まえると相対的に同社のディフェンシブ性が評価されやすい局面であるが、成長のための費用増を踏まえると、同社バリュエーションは妥当水準と考えられ、株価の上昇余地は限定的と考えているとした。
マキタ<6586.T>が7日続落。ＳＭＢＣ日興証券では、販促費・固定費の増加と為替動向に留意が必要とコメント。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は4600円→3800円と引き下げた。
現在の不透明な景気動向、米中貿易摩擦による設備投資マインドの低下リスクなどを踏まえると相対的に同社のディフェンシブ性が評価されやすい局面であるが、成長のための費用増を踏まえると、同社バリュエーションは妥当水準と考えられ、株価の上昇余地は限定的と考えているとした。
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