前場コメント No.1 ディスコ、デイトナ、サンバイオ、スクリーン、ジャパンディスプレイなど

2019/06/17(月) 11:30
★9:00  東京エレクトロン-売り気配 みずほが「UP」へ2段階引き下げ メモリー投資回復は20年半ば
 東京エレクトロン<8035.T>が売り気配。みずほ証券では、メモリー投資の本格回復は20年半ばと想定。投資判断を「買い」→「アンダーパフォーム」、目標株価を19000円→12500円と引き下げた。
 Huawei問題により、メモリー投資の回復時期が20年初から20年半ばに後倒しになると予想。同社の今20.3期の会社計画はメモリー投資の回復を織り込んでおり、下方修正リスクが高まっていると考えているとした。みずほでは7月末の今20.3期1Qの決算発表時に、会社計画が下方修正されると予想。

★9:00  ディスコ-売り気配 みずほが「UP」へ2段階引き下げ OSATの設備投資に後倒しの懸念
 ディスコ<6146.T>が売り気配。みずほ証券では、OSATの設備投資に後倒しの懸念とコメント。投資判断を「買い」→「アンダーパフォーム」、目標株価を18000円→14000円と引き下げた。
 Huaweiのスマホの生産台数が想定比で減少することで、台湾や中国のOSATの設備投資も後倒しとなる懸念が高まっている。従来、Huaweiのスマホが減少しても、他のスマホメーカーが増産に転じれば、スマホ全体の生産台数に大きな変化はなく、回復の遅れていたOSATの設備投資が今20.3期2Qに増加してくると予想していたとした。足元では、他のスマホメーカーの増産への意欲が低いと推測され、同2Qの売上が1Q比で減少するリスクが高まっていると指摘。

★9:00  デイトナ-買い気配 上期営業益を上方修正 ゴールデンウィークに伴う特需が寄与
 デイトナ<7228.T>が買い気配。同社は14日に、19.12期上期(1-6月)の連結営業利益予想を従来の1.8億円から3.3億円(前年同期比24.8%増)に引き上げると発表した。
 国内拠点卸売事業に属するデイトナにおいて、ゴールデンウィークに伴う特需およびゴールデンウィーク後も引き続き好調であったことから、売り上げが当初予想を上回る結果となった。また、販管費の削減を当初計画より順調に進められたことや為替レートが安定的に推移したことも寄与した。

★9:00  サンバイオ-反落 1Q営業赤字拡大 研究開発費11億円の計上響く
 サンバイオ<4592.T>が反落。同社は14日に、20.1期1Q(2-4月)の連結営業損益は12.5億円の赤字(前年同期は10.0億円の赤字)だったと発表した。上期の会社計画34.5億円の赤字は据え置いた。
 慢性期脳梗塞および慢性期外傷性脳損傷を対象とした2つの開発プログラムに係る臨床試験費用などを含む費用として、研究開発費10億9500万円を計上したことが寄与した。

★9:00  スクリーン-売り気配 みずほが「UP」へ引き下げ 利益率改善のストーリーに不安
 SCREENホールディングス<7735.T>が売り気配。みずほ証券では、利益率改善のストーリーに不安とコメント。投資判断を「中立」→「アンダーパフォーム」、目標株価を4300円→3500円と引き下げた。
 Huawei問題により、メモリー投資の回復タイミングが遅れる懸念が高まっている。加えて、同社の会社計画は今20.3期下期にSPE部門の利益率改善を織り込んでおり、未達リスクが高いと予想。今20.3期1Qの決算発表時には売上予想を下方修正しても、下期の利益率見通しを一気に下方修正する可能性は低いとみられる。他社比で悪材料の出尽くしまで時間を要すると考えるとした。

★9:01  JDI-安い 台中3社連合のうちTPKが交渉離脱を正式通知 日経報道
 ジャパンディスプレイ<6740.T>が安い。日本経済新聞朝刊は17日8時頃に、同社に最大800億円の支援を予定していた台中3社連合のうち、台湾電子部品の宸鴻光電科技(TPK)が同社に交渉離脱を正式通知したことが分かったと報じた。
 台中連合はTPK、富邦グループ、中国ファンドの嘉実基金管理グループで構成されていた。台湾金融の富邦グループは可否を通知していないが離脱する可能性が高いとみられるという。同社は残る中国1社を軸に交渉を続ける方針だが、先行きは波乱含みだとしている。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ