東海カーボン-下げ幅拡大 R&Iが独COBEX買収発表で「格付けの方向性に影響も」
東海カーボン<5301.T>が下げ幅拡大。格付投資情報センター(R&I)は6月18日、会社側がドイツの炭素黒鉛製品メーカーであるCOBEX HoldCo(COBEX)の全株式を取得すると発表した件に関し、「格付けの方向性に影響も」とするレポートを公表している。
取得価格は株式取得の対価と純有利子負債を合わせて約1000億円で、7月下旬に買収を完了する計画。東海カにとって過去最大規模の買収案件。これを受け、買収金額はR&Iの想定を上回っており、5月に今19.12期の業績予想を営業利益ベースで200億円強下方修正するなど、収益面の先行きには注意が必要と指摘。「A」への格上げには時間を要し、格付けの方向性を見直す可能性が高まっているとした。
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