前場コメント No.10 広島銀行、ユニプレス、三井物産、帝人、参天製薬など

2019/06/19(水) 11:31
★9:30  広島銀行-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 構造改革の効果発現を見極めたい
 広島銀行<8379.T>が小高い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、理論株価は直近株価に近いと判断。構造改革の効果発現を見極めたいとし、投資判断「Neutral」を継続、目標株価は590円→520円と引き下げた。
 今20.3期当期利益は236億円(前年比7.6%減)を予想。資金利益は利ザヤの縮小で引き続き厳しく、与信費用も増加を見込むとした。本店建て替えに伴う経費の増加も業績の下押し要因。来21.3期当期利益は246億円(同4.2%増)、同22.3期は263億円(同6.9%増)を予想。銀証一体運営の強化など、役務取引等利益の拡大で業績は徐々に回復する見込み。事務レス化、店舗機能の見直しなどの構造改革にも取り組んでおり、22.3期に人員約3300人(約180名削減)、コアOHR50%台(19.3期実績61.7%)を目指すと注目。

★9:34  ユニプレス-SMBC日興が目標株価引き下げ 日産自動車の減産を織り込み下方修正
 ユニプレス<5949.T>が3日ぶり反発。SMBC日興証券では、日産自動車の減産を織り込み、業績予想を下方修正。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は2000円→1700円と引き下げた。
 主力ユーザーである日産自動車の減産リスクは、いったん株価には織り込み済みと考えられる。また、自社株買いも道半ばであり、株価の下支え要因として作用するため、短期的なダウンサイドリスクも限定的と考えられる。引き続き、日産自動車の生産状況に関しては計画に沿っているかどうか、注意を払ってゆく必要があるとした。

★9:36  三井物産-3日ぶり反発 モザンビークLNG開発の最終投資決断を実行
 三井物産<8031.T>が3日ぶり反発。同社は19日8時45分、モザンビーク共和国ロブマ・オフショア・エリア1鉱区において、LNGプロジェクトの最終投資決断を行ったと発表した。
 同社は、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構と共同で保有するMitsui E&P Mozambique Area1社を通じて、20%の権益を保有している。
 同プロジェクトでは、2024年より年間1200万トンのLNGを生産する計画で、海外の公的金融機関や本邦の金融機関からのプロジェクトファイナンスによる資金調達を予定している。

★9:38  帝人-みずほが目標株価引き下げ 強気スタンスに転じるには時期尚早
 帝人<3401.T>が続伸。みずほ証券では、強気スタンスに転じるには時期尚早と判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は2000円→1950円と引き下げた。
 「将来の柱となる新事業の創出・拡大(「発展戦略」)」へ重点的・優先的に資源投入する現中計の方向性は同社の現状に則した合理的なものと判断するとしたが、「発展戦略」による営業利益拡大効果の本格的な顕在化は早くても来21.3期以降と考えられる。資本集約型の炭素繊維事業や新薬導入に対する追加的な大型投資発生の可能性、フェブキソスタットの特許期間満了の影響、CSP社の新規受注に伴う費用増が長期化するリスクなどを考慮、中短期業績に対する不透明感は依然として高いと判断。業績が拡大基調に復帰するのは22.3期以降と予想するとした。

★9:41  参天製薬-みずほが目標株価引き上げ 当面の注目点は眼科向けデバイスの販売立ち上がり
 参天製薬<4536.T>が小高い。みずほ証券では、当面の注目点は眼科向けデバイスの販売立ち上がりとみて、投資判断「中立」を継続した。目標株価は1650円→1700円と引き上げた。
 日本における白内障治療用の新型眼内レンズ「レンティスコンフォート」の発売、および米国での低侵襲緑内障手術(MIGS)向けデバイスMicroShunt(DE-128)のGlaukos社との提携は眼科用デバイス事業の拡大にポジティブと評価できる。当面の注目点は、レンティスコンフォートの国内販売の立ち上がりになる。


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