前場コメント No.1 日信工業、日立製作所、アイシン精機、イワキ、セグエGなど

2019/06/20(木) 11:30
★9:00  日信工業-買い気配 三菱UFJMSが「OW」へ引き上げ 改善が進む収益構造が評価されていない
 日信工業<7230.T>が買い気配。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、急速に改善が進む収益構造が評価されていないと判断。投資判断を「Neutral」→「Overweight」を継続、目標株価を1800円→2000円と引き上げた。
 「構造改革により新興国市場動向に左右される収益構造からの脱却」が鮮明になってきた。レーティングを引き上げる理由は以下の4点。(1)収益体質の大幅改善。北米、日本での不採算車種がモデルチェンジにより大幅に採算改善基調にある。不退転な交渉スタンスや同業他社の経営再建影響もあり、今後も主要車種での採算改善が続くと予想。(2)二輪車用ABSの義務化が先進国だけでなく新興国でも拡大。法制化のない新興国でも搭載が拡大している。(3)足かせとなっていた持ち分法適用会社の収益がボトムアウトの公算。20.3期は債務超過の米国持ち分譲渡に加え、21.3期以降は新型回生協調ブレーキ投入も期待可能。(4)頻発していた品質対応などの一時費用が正常化する可能性が高まってきているとみる。

★9:00  日立製作所-続伸 シャシー・ブレーキ・インターナショナル買収でプットオプション契約
 日立製作所<6501.T>が続伸。同社は19日に、傘下の日立オートモティブシステムズが、米国KPSキャピタルパートナーズと、オランダのシャシー・ブレーキ・インターナショナルを100%買収するためのプットオプション契約を締結したと発表した。
 今回の買収を通じて、日立オートモティブシステムズは、シャシーおよび安全システムの技術力に加えて、自動車全体の所領運動制御技術をはじめ、電動化や自動運転、先進運転支援システムとの統合制御、さらにはソフトウェアを含めた技術力を向上し、より安全で持続可能な社会に貢献するとしている。

★9:00  アイシン精機-三菱UFJMSが「Neutral」へ引き下げ 当面のカタリストに乏しい
 アイシン精機<7259.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、潜在的な競争力は不変も、当面のカタリストに乏しいと判断。投資判断を「Overweight」→「Neutral」、目標株価を5100円→3900円と引き下げた。
 「ATのけん引による強いトップライン成長」という中期のエクイティストーリーを2~3年先送りするとした。潜在的な競争力は不変だが、中国自動車市場の本格回復でもなければ当面の株価の上値は重いと考えられる。
 業績予想を下方修正。トヨタ自動車(7203)の車両生産台数前提は引き上げるが、中国を中心にAT生産台数前提を引き下げるため。品質対応費用の解消や生産準備費用の膨張ペース鈍化を見込んでも、今20.3期の減益は避けられないとの見方に変更。特に1QはAT生産台数がボトムと厳しく、営業利益予想は前年同期比4割減益。2Q以降も中国民族系の販売基調が足元のままだと台数未達リスクが生じてくると指摘した。

★9:01  ピアズ-買い気配スタート/東証マザーズ上場 寄り前5000円
 通信端末の販売現場に対するコンサルティングなど行うピアズ<7066.T>はきょう、東京証券取引所のマザーズ市場に上場した。公開価格3620円の買い気配で始まり、差し引き約11万株の買い越し。直前の寄り前気配は5000円程度だった。
 主幹事はSMBC日興証券で、公開株数は44万4400株。キャリアショップを中心とした販売チャネルに対する研修コンサルティング、セールスプロモーションなどを行っている。

★9:01  イワキ-買い気配 上期営業益を上方修正 高薬価品の製造量増加が寄与
 イワキ<8095.T>が買い気配。同社は19日に、19.11期上期(12-5月)の連結営業利益予想を従来の8.6億円から12.5億円(前年同期比45.9%増)に引き上げると発表した。医薬FC事業において高薬価品の製造量増加、自社原料、電子・機能性材料や主力商品の販売伸長が寄与する。

★9:01  セグエグループ-買い気配 6月26日付けで東証1部に市場変更
 セグエグループ<3968.T>が買い気配。同社は19日、東京証券取引所の承認を受け、6月26日付けで、現行の東証2部から同1部へ市場変更になると発表した。


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