前場コメント No.4 明星工業、スタンレー電気、UACJ、ミクニ、大同メタルなど

2019/06/20(木) 11:30
★9:04  明星工業-買い気配 100万株・8億円の自己株取得枠を設定 割合は1.91%
 明星工業<1976.T>が買い気配。同社は19日、100万株・8億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は6月20日~2020年1月31日。なお、上限100万株を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.91%となる。

★9:04  スタンレー電気-ドイツ証が目標株価引き下げ コスト効率がより重要に
 スタンレー電気<6923.T>が小高い。ドイツ証券では、コスト効率がより重要にとコメント。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は4100円→3500円と引き下げた。
 セクター内において、市場は小糸製作所(7276)よりも同社を選好すると考えられる。理由は(1)垂直統合がより進んでいること、ならびに製造プロセスの重点ポイントが異なる点がより大幅なコスト低減につながる、(2)株主還元が小糸製作所を上回っている。
 同社の一貫した株主還元は、かつて株価が割安だった時期に予想を上回った。ASPの上昇ペースが鈍化し、研究開発費が増加している環境にあっても、同社はコスト効率をテコに安定的な成長が見込めるとした。

★9:04  UACJ-急騰 子会社のUACJ銅管を売却 譲渡額240億円
 UACJ<5741.T>が急騰。同社は19日、連結子会社のUACJ銅管の株式を豊川ホールディングス(本社:東京都港区)に譲渡すると発表した。
 豊川ホールディングスは、アスパラントグループが運営するAG2号投資事業有限責任組合およびAG2号b投資事業有限責任組合、並びに大和PIパートナーズが発行済株式の全てを所有している。
 同社が豊川ホールディングスにUACJ銅管の株式を譲渡することにより、アスパラントグループおよび大和PIパートナーズが有する経営資源、ノウハウ、ネットワークや資金リソースを活用し、独立した企業グループとして機動的な経営を行うことで、UACJ銅管の持続的な成長とさらなる企業価値向上に資するとともに、同社の経営資源の集中にも合致すると判断したとしている。
 譲渡額は240億円。譲渡実行日は9月30日を予定している。

★9:05  ミクニ-東海東京が目標株価引き下げ インド四輪車向け事業の回復が期待される
 ミクニ<7247.T>が小高い。東海東京調査センターでは、インド四輪車向け事業の回復が期待されるとし、レーティング「Outperform」を継続した。目標株価は660円→600円と引き下げた。
 ミクニの株価調整が厳しい。業績が前19.3期4Qに失速したこともあるが、東証1部市場改革の議論に伴う影響を受けたとも考えられる。だが、今後の中期的な業績見通しや株価バリュエーションの低さをみると、株価水準は過剰に悪材料を織り込んでいると判断。ミクニにとって海外市場への拡大余地は、燃料噴射装置や各種ポンプ部品などのライバル大手サプライヤーに比べて、二輪車および四輪車向け部品販売にて大きい。主な顧客である、スズキ、マツダ、SUBARUなどの増産計画も注目され、海外、特に新興国のメーカーへの拡販が期待できる。
 インド市場の回復を契機にスズキ株(7269)に「Outperform」を付与しており、同事業からのメリットを受けるミクニ株にも同様なスタンスであるとした。

★9:05  大同メタル-東海東京が目標株価引き下げ 下半期の業績見通しの見極めがまだ
 大同メタル工業<7245.T>が小高い。東海東京調査センターでは、下半期の業績見通しの見極めがまだとコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は740円→680円と引き下げた。
 同社は、今20.3期通期ガイダンスを未確定として公表を控えた。発表された上期計画では、売上高にて前年比1.5%減、営業利益が同17.8%減。国内の自動車エンジン用すべり軸受販売や買収した飯野グループの業績は堅調、船舶向け軸受需要も回復中であるが、中国や韓国、欧州などの海外における需要減退が悪影響を及ぼす。経営陣には下半期の業績見通しに不透明感が強く、警戒している様子。東海東京では今20.3期売上高1060億円(前年比1.6%減)、営業利益63億円(同9.3%減)と予想。


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