〔Market Flash〕米国の利下げは20年終盤からと想定~三菱UFJMS

2019/06/21(金) 12:45
【12:45】米国の利下げは20年終盤からと想定~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、6月開催のFOMCを受けてリポートしている。利下げは見送りで、声明文では持続的成長、力強い労働市場、2%付近のインフレ率をメーンシナリオとしつつも、米中対立激化もあり、不透明感の高まりが明記された。また、低インフレリスクも踏まえ「今後の情報の見通しへの含意を注視し、成長持続のため適切に行動」とし、「忍耐」から決別した。ただ、個別データやマインドの短期変動に過剰反応すべきでないとの理由で、次回の利下げ示唆には至らなかった。19年のドット中央値は据え置きも、利下げ8名、据え置き8名と見方は拮抗(きっこう)した。三菱UFJMSでは、対中関税第4弾の当面回避とコアインフレ加速を前提に、利下げは20年終盤からと想定している。 【11:10】DRAMは短期的に下落の可能性が高まる~みずほ  みずほ証券ではDRAM市況に関して、ファーウェイの駆け込み需要があるものの、回復はさらに遅れると予想している。(1)ファーウェイ需要が19年下期に急減する可能性、(2)中国スマートフォンのメモリー搭載容量増加が減速、(3)マイクロン・テクノロジーの価格攻勢―の3点をその要因として挙げている。みずほではDRAM市況の回復時期を、従来の見解より後ろ倒しの20年2Qと考えている。 【10:20】モバイルゲーム業界のPCオンラインゲーム化~野村  野村証券ではモバイルゲーム業界のテーマとして、(1)PCオンライン型の運営の競争優位性、(2)PCオンライン型の運営ノウハウを蓄積しつつあるモバイルゲーム専業会社のグローバルIPタイトル開発、運営受託先としての価値、(3)PC版とスマートデバイス版の相乗効果―に注目している。モバイルゲームのPCオンラインゲーム化に伴い、各社の新作タイトル数は絞り込みと作りこみが強化され、運営クオリティの高い大型タイトルへのユーザー回帰が進むとみている。野村では、競争が激化して飽和状態に入りつつある市場においては、人的リソースを分散させて新規タイトルを矢継ぎ早に配信し続けるよりも、既存タイトルの運営に集中するPCオンライン型の運営スタイルの方が、開発負担が軽く効率的で、競争優位性が高いと考えている。 【9:45】鉄鋼・非鉄は投資戦略の使い分けがカギに~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では鉄鋼・非鉄セクターに関して、19年下期の戦略は、短期的な「投資戦術」と中長期を見越した「投資戦略」の使い分けがカギになると考えている。株式市場では「電炉優位」がコンセンサスとなっているが、目先を乗り切る「投資戦術」としては有効であると指摘。ただし、短期的な戦術であり、イメージとしては20.3期1Q決算発表前後までという位置付けとコメントしている。同観点からの注目銘柄には東京製鉄(5423)を挙げている。一方で、中長期における「投資戦略」としては、「構造問題のないバリュー銘柄」を拾うべきと考えている。この戦略の注目銘柄には、大同特殊鋼(5471)、日立金属(5486)、三井金属(5706)、住友鉱山(5713)を挙げている。 【8:45】寄り前気配は山合銀、リンナイ、東邦HD、リンテックが高い気配値  主力株の寄り前気配では、山合銀(8381)+14.18%、リンナイ(5947)+10.12%、東邦HD(8129) +9.20%、リンテック(7966) +7.43%、DOWA(5714) +6.48%、大気社(1979) +5.05%、阪和興(8078) +4.93%、百五銀(8368) +4.82%、T&DHD(8795) +4.63%、アイシン精(7259) +4.32%などが高い気配値。  一方、TBSHD(9401) -8.99%、キッセイ薬(4547) -6.01%、三井不(8801) -5.93%、クボタ(6326) -5.38%、東宝(9602) -5.25%、日触媒(4114) -5.22%、ナブテスコ(6268) -5.04%、ネクソン(3659) -5.04%、NRI(4307) -4.87%、東洋水産(2875) -4.52%などが安い気配値となっている。
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