前場コメント No.10 テクノホライゾン、キッセイ薬品、日東紡、中央化学、東海理化など

2019/06/24(月) 11:30
★9:37  テクノホライゾン-急騰 検査装置設計・製作のエムディテクノスを買収
 テクノホライゾン・ホールディングス<6629.T>が急騰。同社は21日、子会社のタイテック(本社:愛知県名古屋市)が、エムディテクノス(本社:愛媛県西条市)の全株式を取得したと発表した。
 エムディテクノス社はメカトロニクス技術を駆使した各種製造装置や画像処理技術を駆使した各種検査装置などを設計・製作に強みを持つ。当該技術をグループ内に取り込むことでシナジー効果を高めるとしている。

★9:45  キッセイ薬品-みずほが目標株価引き下げ パテントクリフで当面業績は厳しい
 キッセイ薬品工業<4547.T>が3日ぶり反発。みずほ証券では、パテントクリフで当面業績は厳しいが、業績回復を担う開発品は充実しているとみて、投資判断「中立」を継続した。目標株価は3200円→2900円と引き下げた。
 5月の決算説明会で開示された開発プロジェクトの申請目標を参考に、新薬の上市時期・立ち上がりを見直しことが、目標株価引き下げの主な要因。2019年度下期に予定されている自社創製品リンザゴリクス(子宮筋腫)の海外P3試験、および国内導入品アバコパンの(抗好中球細胞質抗体[ANCA]関連血管炎[AAV])の国際共同P3試験のトップライン結果発表が重要なイベントになるとした。

★9:46  日東紡-反発 台湾Baotek社の連結子会社化を完了
 日東紡<3110.T>が反発。同社は21日、台湾のBaotek Industrial Materialsの連結子会社化が完了したと発表した。
 同日開催されたBaotek社の定時株主総会において、同社が推薦した董事候補者7名すべてが選任され、Baotek社の董事会を構成する12名の董事の過半数を占めたとしている。

★9:47  初値決定-ブランテクノは2.8倍の4825円
 東京証券取引所のマザーズ市場に新規上場したブランディングテクノロジー <7067.T>の初値は、公開価格1740円の2.8倍となる4825円で付いた。初値出来高は27万6700株で、売買代金は約13.4億円。公開株式数にベンチャーキャピタル持ち分を足した数に対する売却率は106.2%だった。

★9:50  中央化学-ストップ高買い気配 セブンイレブンがバイオプラ素材におにぎり包装切り替えで思惑
 中央化学<7895.T>がストップ高買い気配。24日付けの日本経済新聞朝刊が、セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>傘下でコンビニエンスストア最大手のセブン-イレブン・ジャパンが7月中をメドに、おにぎり全品の包装を植物由来の原料を配合したバイオマスプラスチック素材に切り替えると報じたことが手がかり。
 同社は、植物由来のバイオマスプラスチック・ポリ乳酸を原料にした食品包装容器などを製造している。今回のセブン-イレブン・ジャパンの取り組みは他社へも拡大する可能性があり、同社の業績拡大期待から買いが入っているもよう。

★9:56  東海理化-東海東京が目標株価引き下げ 収益性改善への対策を急ぐ
 東海理化電機製作所<6995.T>が3日ぶり反発。東海東京調査センターでは、収益性改善への対策を急いでいると注目。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は1830円→1660円と引き下げた。
 トヨタ以外の自動車メーカーとのビジネスを拡大させて、結果的にトヨタ関連売上構成比(19.3期74%)を下げていく方針は継続中で、トヨタ以外売上高を、前19.3期1300億円から2030年に約2000億円へ積み上げる意向。けん引役として期待されるのが、スズキのインド事業の拡大や構造改革を公表したホンダの新世代モデルへの関与、そして中国ローカルメーカーへの拡販。将来、クルマの電動化やコネクテッドカーなどの普及を考えると、東海理化のスイッチやミラー、ステアリングなど主な製品へのニーズは広がると見込まれる。だが、新製品開発や人材確保、海外供給拠点の整備などの固定費負担増加により収益性向上に向けた課題は多いと指摘。


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