前場コメント No.12 スクウェアエニックス、味の素、イメージ情報開発、住友化学、NTNなど

2019/06/24(月) 11:31
★10:07  スクウェアエニックス-ジェフリーズが目標株価引き下げ 主要ゲームをローンチ予定
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>が続落。ジェフリーズ証券では、ここ12カ月間で主要ゲームをローンチ予定と注目し、投資判断「BUY」を継続した。目標株価は5000円→4130円と引き下げた。
 株価はE3発表会を受けて下落基調。ジェフリーズでは特に悪材料はなかったと考え「噂で買って、事実で売る」ようなトレンドだったとみているとした。
 来期は複数の主要ゲームタイトルがローンチされる予定(モバイル向けDQ Walk、FF7、コンソール向けAvengersなど)。来21.3期営業利益計画400億円~500億円は達成できるか確信できず、この高利益水準の今後の継続性も不透明感ありと指摘。今20.3期~来21.3期の業績予想を修正し、目標株価を引き下げるとした。

★10:09  味の素-野村が目標株価引き上げ 海外食品の貢献で20.3期計画は達成可能
 味の素<2802.T>が3日続落。野村証券では、海外食品の貢献で、今20.3期計画は達成可能と判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価は2150円→2200円と引き上げた。
 増収率が回復してきた海外食品とOEM(相手先ブランドでの製造)品の販売増が見込まれる動物栄養を中心に、事業利益予想を上方修正。今20.3期は海外食品がけん引し、事業利益計画を達成すると予想。来21.3期以降はアセットライト戦略の具体化により利益水準が変動する可能性があるとみられるが、戦略の方向性は妥当と判断。

★10:10  イメージ情報開発-4日ぶり反落 証券取引等監視委員会から課徴金納付命令
 イメージ情報開発<3803.T>が4日ぶり反落。同社は21日、証券取引等監視委員会から内閣総理大臣および金融庁長官に対して、金融庁設置法第20条第1項の規定に基づき、同社に対する600万円の課徴金納付命令を発出するよう勧告を行った旨の公表がなされたと発表した。
 同社は証券取引等監視委員会から勧告が行われたことを真摯に受け止め、金融庁から正式な通知を受領次第、特段の事情がない限り納付すべき課徴金の額を認める方針としている。

★10:14  住友化学-みずほが目標株価引き下げ 業績拡大の端境期を考慮しても株価に割安感
 住友化学<4005.T>がもみ合い。みずほ証券では、業績拡大の端境期を考慮しても、株価の割安感は大きいとみて、投資判断「買い」を継続した。目標株価は750円→710円と引き下げた。
 今20.3期も前19.3期に続いて成長の端境期と予想するとしたが、現在の株価(6月20日終値 484円)はみずほの今20.3期予想に基づくPERおよび配当利回りで各々8.0倍および4.6%に相当する水準であり、短期業績モメンタムの悪化を織り込み済みと判断。
 同社の健康・農業関連事業(農薬の拡大などに期待)の競争力や成長性に対する高評価に変更はないとし、エネルギー・機能材料(LiB用セパレータなどの拡大に期待)の収益拡大も期待できる。財務体質改善も16.3期に完了と評価、今後5年程度の期間における減配リスクは低いと判断。長期的には、有機EL材料や半導体材料などの拡大ポテンシャル、ルラシドン塩酸塩(LATUDA)の後発品上市リスクにも注意すべきとした。

★10:18  NTN-底堅い 引き続き配当が株価をサポート 「中立」継続
 NTN<6472.T>が底堅い。ゴールドマン・サックス証券では、引き続き配当が株価をサポートすると想定し、投資判断「中立」を継続した。目標株価は350円→300円と引き下げた。
 ここ数年、業績はコンセンサス予想や会社計画を下回る状態が続いていることから、NTN株に対しての期待値はすでに低位にあると考えられる。
 業績低迷が続く中、業績動向以上に市場が重要視しているのが次の3点とした。(1)会社側がコミットと掲げている1株あたり15円配当がいつまで維持されるのか、(2)追加的な減損発表や人員整理を含めたリストラが発表されか否か、そして(3)同社が依然として果敢に進めている投資案件群が中断/延期されるか否か。


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